火星大気大循環とダストストームの発生・発達機構に関する数値的研究
火星大気大循環とダストストームの発生・発達機構に関する数値的研究
批准号:
04J08851
负责人:
高橋 芳幸
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2006
中文摘要
本年度は,昨年度まで用いてきたよりもさらに高い世界的にも例が無い解像度(格子点間隔約0.38°)で火星大気大循環モデルを用いた計算を実施した.これにより昨年度までには表現できなかったより小さなスケールの擾乱を表現することができるようになり,ダストストームの発生・発達に関わっていると考えられる中小規模擾乱について,その形態と発生原因をこれまでよりも詳しく調べることが可能となった.計算結果から4hPa気圧面の渦度分布を調べた所,昨年度まで用いてきた中程度の解像度(格子点間隔約1.5°)の計算では見られなかった2種類の中小規模擾乱が確認された.1つは,低緯度域において午後の時間帯に発生する100-150km程度の水平スケールを持つ多数の渦群であり,1つは,タルシス高地の西斜面における,幅100-150km,長さ1500km程度に及ぶ線状渦領域(水平風のシアー)である.低緯度域に見られた多数の渦群は,午後の時間帯に形成され夜間に散逸し,その形成領域は日周運動に同期して西向きに移動する.これらの渦群は,今回用いた高い水平解像度で表現された,局所的な熱対流に起因するものであろうと考えられる.また,タルシス高地の西斜面に見られた水平風シアーは,1火星日周期で午前中の時間帯に発生し,西に向かって斜面を下っていく.この現象の生成過程としては,日変化する加熱に伴う高地の西斜面で生じる斜面風や,高地で発生した重力波が考えられる.本研究によって,これまでに見られなかった小規模擾乱の構造と性質が明らかになった.しかし,今回行った計算では,これらの擾乱はダストを巻き上げる上でさほど重要ではないように見える.この原因としては,解像度の不足のために擾乱に伴う風速,温度の変動幅が過小評価されている可能性が考えられる.上記の研究結果は既に学会で発表しており、学会誌に発表するために準備中である.
英文摘要
本年度は,昨年度まで用いてきたよりもさらに高い世界的にも例が無い解像度(格子点間隔約0.38°)で火星大気大循環モデルを用いた計算を実施した.これにより昨年度までには表現できなかったより小さなスケールの擾乱を表現することができるようになり,ダストストームの発生・発達に関わっていると考えられる中小規模擾乱について,その形態と発生原因をこれまでよりも詳しく調べることが可能となった.計算結果から4hPa気圧面の渦度分布を調べた所,昨年度まで用いてきた中程度の解像度(格子点間隔約1.5°)の計算では見られなかった2種類の中小規模擾乱が確認された.1つは,低緯度域において午後の時間帯に発生する100-150km程度の水平スケールを持つ多数の渦群であり,1つは,タルシス高地の西斜面における,幅100-150km,長さ1500km程度に及ぶ線状渦領域(水平風のシアー)である.低緯度域に見られた多数の渦群は,午後の時間帯に形成され夜間に散逸し,その形成領域は日周運動に同期して西向きに移動する.これらの渦群は,今回用いた高い水平解像度で表現された,局所的な熱対流に起因するものであろうと考えられる.また,タルシス高地の西斜面に見られた水平風シアーは,1火星日周期で午前中の時間帯に発生し,西に向かって斜面を下っていく.この現象の生成過程としては,日変化する加熱に伴う高地の西斜面で生じる斜面風や,高地で発生した重力波が考えられる.本研究によって,これまでに見られなかった小規模擾乱の構造と性質が明らかになった.しかし,今回行った計算では,これらの擾乱はダストを巻き上げる上でさほど重要ではないように見える.この原因としては,解像度の不足のために擾乱に伴う風速,温度の変動幅が過小評価されている可能性が考えられる.上記の研究結果は既に学会で発表しており、学会誌に発表するために準備中である.
期刊论文(6)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
大気大循環モデルによる火星気候の再現実験-現状とダストの扱いにおける課題-
使用大气环流模型再现火星气候的实验 -尘埃处理的现状和挑战-
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
遊星人(日本惑星科学会誌) 13
影响因子:
--
作者:
[高橋芳幸, 小高正嗣]
通讯作者:
小高正嗣
DOI:
10.1029/2005je002543
发表时间:
2006
期刊:
Journal of Geophysical Research
影响因子:
--
作者:
[Y. Takahashi;H. Fujiwara;H. Fukunishi]
通讯作者:
Y. Takahashi;H. Fujiwara;H. Fukunishi
惑星気象学の近年の展開
行星气象学的最新发展
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
天気 54
影响因子:
--
作者:
[足利昌俊, 平口鉄太郎, 佐倉緑, 青沼仁志, 太田順, 松田佳久]
通讯作者:
松田佳久
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Geophysical Research Letters 33
影响因子:
--
作者:
[足利昌俊, 平口鉄太郎, 佐倉緑, 青沼仁志, 太田順, 松田佳久, Y.O.Takahashi]
通讯作者:
Y.O.Takahashi
A resolution dependence of equatorial precipitation activities represented in a general circulation model
大气环流模型中赤道降水活动的分辨率依赖性
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
Theoretical and Applied Mechanics Japan 54
影响因子:
--
作者:
[Yamada, Y.]
通讯作者:
Y.
共 6 条
金星下層大気の熱構造の数値的探究
-
批准号:21K03644
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$2.33万
-
财政年份:2021
-
负责人:高橋 芳幸
-
依托单位:
計算機シミュレーションによる火星下層・超高層大気結合に関する研究
-
批准号:00J06302
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.92万
-
财政年份:2000
-
负责人:高橋 芳幸
-
依托单位:
糖およびアルコールによる哺乳動物胚の急速凍結保存に関する研究
-
批准号:60560328
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$0.64万
-
财政年份:1985
-
负责人:高橋 芳幸
-
依托单位:
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
基于数值模拟的火星二分线典型区域河流地貌演化和构造及气候活动历史分析
-
批准号:42571016
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:50.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:蔡顺
-
依托单位:
重力驱动的火星与地球三角洲沉积过程差异机制研究
-
批准号:42572144
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:52.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:孙中恒
-
依托单位:
蛇纹石化矿物对火星潜在生物有机分子谱学特征的影响研究
-
批准号:2025JJ60237
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:刘文平
-
依托单位:
火星黏土矿物抑制水冻结特性与介电响应机制研究
-
批准号:JCZRQN202501133
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:
-
依托单位:
火星世界模型下的多尺度多感官场景感知 及交互式探测方法研究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:徐宗懿
-
依托单位:
适用于火星星表环境与多形态负荷冷却的低温混合工质制冷机理研究
-
批准号:52506037
-
项目类别:青年科学基金项目(C类)
-
资助金额:30.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:王云霄
-
依托单位:
不确定性条件下火星进入轨迹在线优化与制导方法
-
批准号:2025JJ50018
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:江振宇
-
依托单位:
知识—数据—模型联合驱动的图文双模态火星地表语义分割研究
-
批准号:42508022
-
项目类别:青年科学基金项目(C类)
-
资助金额:30.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:刘海强
-
依托单位:
质子化过程对金星和火星大气氢逃逸的影响
-
批准号:42508010
-
项目类别:青年科学基金项目(C类)
-
资助金额:30.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:吴诗琦
-
依托单位:
火星和金星磁尾太阳风电场不对称性的研究
-
批准号:42578014
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:51.00万元
-
批准年份:2025
-
负责人:柴立晖
-
依托单位: