空範疇の言語理論における整合性と有用性に関する実証的研究
空範疇の言語理論における整合性と有用性に関する実証的研究
批准号:
15720116
负责人:
中川 直志
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005
中文摘要
空範疇は統語理論の説明力を高めてきた概念であるが、近年その存在自体の可否が再検証される事態となっている。本年度の研究ではtough構文における空演算子(以下OP)を取り上げ、その移動がもたらす理論的・経験的問題点を明らかにし、移動を用いない独自の分析を提案してきた。OP移動の論拠は、顕在的wh要素を含む構文とOP構文に見られる統語的平行性(OP島の効果、等)にある。しかし、Chomsky (1998,2001)の枠組み(以下MI/DbP)においては、OP島の効果はOP自体の存在ではなく、OPが持つ[+wh]素性によって引き起こされるとされた。この分析の帰結の一つは、OPの音韻的実在、すなわちOPの音韻素性の存在を仮定する必要がなくなったということである。そもそもOPが発音されないことを考慮すれば、この帰結は妥当なものと言えよう。ところが、この帰結はMI/DbPにおいて一つの理論的問題を引き起こす。というのは、MI/DbPにおいて移動は音韻素性を要求すると規定されているため、OPが音韻素性を持たないとすれば、OPの移動そのものが阻止されるからである。しかし、tough構文における不定詞節内の空所は長距離の認可が可能であり、OPの顕在的移動を示唆している。本研究においては、tough構文のOPについて以下の仮説を提案しその妥当性を主張している。(1)a.OPはそれと一致するvと主節のvが直接一致できる限りにおいて、元位置から移動しない。b.OPは主節のvが検索子(probe)となり主節主語および不定詞節のvと多重一致(Multiple Agree)することによって認可される。c.OPの長距離認可は主節のvとOPが基底生成される不定詞節のv、およびそれらの間に介在するCが互いに素性共有することによって仲介される。
英文摘要
空範疇は統語理論の説明力を高めてきた概念であるが、近年その存在自体の可否が再検証される事態となっている。本年度の研究ではtough構文における空演算子(以下OP)を取り上げ、その移動がもたらす理論的・経験的問題点を明らかにし、移動を用いない独自の分析を提案してきた。OP移動の論拠は、顕在的wh要素を含む構文とOP構文に見られる統語的平行性(OP島の効果、等)にある。しかし、Chomsky (1998,2001)の枠組み(以下MI/DbP)においては、OP島の効果はOP自体の存在ではなく、OPが持つ[+wh]素性によって引き起こされるとされた。この分析の帰結の一つは、OPの音韻的実在、すなわちOPの音韻素性の存在を仮定する必要がなくなったということである。そもそもOPが発音されないことを考慮すれば、この帰結は妥当なものと言えよう。ところが、この帰結はMI/DbPにおいて一つの理論的問題を引き起こす。というのは、MI/DbPにおいて移動は音韻素性を要求すると規定されているため、OPが音韻素性を持たないとすれば、OPの移動そのものが阻止されるからである。しかし、tough構文における不定詞節内の空所は長距離の認可が可能であり、OPの顕在的移動を示唆している。本研究においては、tough構文のOPについて以下の仮説を提案しその妥当性を主張している。(1)a.OPはそれと一致するvと主節のvが直接一致できる限りにおいて、元位置から移動しない。b.OPは主節のvが検索子(probe)となり主節主語および不定詞節のvと多重一致(Multiple Agree)することによって認可される。c.OPの長距離認可は主節のvとOPが基底生成される不定詞節のv、およびそれらの間に介在するCが互いに素性共有することによって仲介される。
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Naoshi Nakagawa: "Licensing of PRO and Feature Agreement"名古屋産業大学論集. 4. 191-200 (2004)
Naoshi Nakakawa:“PRO 许可和功能协议”名古屋产业大学学报。4. 191-200 (2004)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
言葉と文学そして教育-米倉綽教授定年退職記念論文集 (未定)
影响因子:
--
作者:
[Nakagawa, Naoshi]
通讯作者:
Naoshi
空演算子の非移動分析とTough構文
空运算符和 Tough 语法的不动分析
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
名古屋産業大学論集 7(未定)
影响因子:
--
作者:
[中川直志]
通讯作者:
中川直志
素性照合から見たPROと空演算子の分布についての一考察
特征匹配视角下PRO和空算子的分布研究
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
JELS 22
影响因子:
--
作者:
[Nakagawa, Naoshi, 中川直志]
通讯作者:
中川直志
Promiseタイプ動詞の補部におけるPROの主語コントロールについて
关于 Promise 型动词补语中的 PRO 主语控制
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
名舌屋産業大学論集 6
影响因子:
--
作者:
[Nakagawa, Naoshi, 中川直志, 中川直志]
通讯作者:
中川直志
通時的発達過程にある構文についての理論的・実証的研究
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批准号:24K03972
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$1.75万
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财政年份:2024
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负责人:中川 直志
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依托单位:
Tough構文の共時的・通時的研究
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批准号:13710285
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2001
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负责人:中川 直志
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依托单位:
海外基金