民事訴訟法における「時問」的価値の分析とそれに基づく解釈論・制度論の再構成

民事诉讼法中“时间”价值探析及基于此的解释与制度理论重构

• 批准号: 15730054
• 负责人: 勅使川原 和彦
• 金额: $ 1.09万
• 依托单位: Waseda University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2005
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15730054/
• 关键词: 民事訴訟; 時間; EU; 定期金賠償

司法制度と「時間」の感覚の実際に関しての研究素材となる、司法制度改革審議会の委託調査で行った『民事訴訟利用者調査』に関する2次分析研究会(代表・佐藤岩夫東京大学教授)に参画し、成果は、佐藤=菅原=山本編『利用者から見た民事訴訟-司法制度改革審議会「民事訴訟利用者調査」の2次分析』(日本評論社、2006)に結実し、私も「事件特性からみた履行状況」について一文を寄せた。また、時間的利益を、民事訴訟法上の大原則である処分権主義がどれほど取り込めるか、という視点から、定期金賠償の訴訟法上の問題を分析した論文「定期金賠償請求訴訟と処分権主義-民事訴訟における時間的価値の捕捉可能性の検討-」を早稲田法学81巻4号(2006)に掲載が決定している。同論文では、定期金給付をめぐるすべての裁判例の動向を、平成8年民訴法改正の前と後とで整理・検討し、時間的に起こりうる当事者の現実的利益の変動を、法制度的に捕捉しているドイツ法に示唆を得ながら考察した。抽象的には既発生だが損害の具体化が将来になる類型の損害では、その時間的懸隔の間の変動要因から、定期金賠償が損害把握としては合理的である。しかし定期金賠償では、その履行も時間的経過によって確保できないリスクを負い、履行確保リスクの面では、一時金賠償に劣る。そこで、この種の損害につき、「現在額への引き直し」フィクションを受け入れて一時金給付の救済を求めるのか、履行確保リスクを甘受した上で定期金給付の救済を求めるかは、現実に救済を受けるべき賠償請求権者の処分に委ねられているとみるべきである。そうした意味での当事者の処分権は、時間的経過を要因とする損害把握の合理性と履行確保リスクの増大という時間的価値の把握を内容とするが、そうした把握により、原告の定期金給付の申立てまたは一時金給付の申立て各々に裁判所は拘束されるべきである、という結論に達した。

Research materials on the "time" of the judicial system and the "investigation of civil litigation users" commissioned by the Judicial System Reform Review Committee (Representative: Iwao Sato, Professor, University of Tokyo)"Second analysis of the investigation of users of civil litigation"(Nihon Rakuza, 2006), edited by Sato = Sugawara = Yamamoto. The interest of time, the principle of punishment in civil procedure law, the analysis of problems in procedure law of periodical compensation paper "The lawsuit of periodical compensation claim and the principle of punishment-The possibility of capturing the value of time in civil procedure" published in Zaida Law No. 81 (2006) In the same paper, the trend of the judgment of the fixed payment, the adjustment of the Civil Procedure Law in Heisei 8 years, the discussion of the time, the change of the interests of the parties concerned, the capture of the legal system and the investigation of the legal system. The abstract is not only the occurrence of damage, but also the concretization of damage in the future. The type of damage is not only the suspension of time, but also the main cause of damage. The periodic compensation is not reasonable. The time limit for the payment of fixed compensation shall not exceed the time limit for the payment of fixed compensation. For example, if you want to pay compensation, you should pay compensation according to the time limit. The plaintiff's application for the payment of a fixed amount of money is subject to the judgment of the court, and the judgment is subject to the judgment of the court.

项目成果

利用者から見た民事訴訟-司法制度改革審議会「民事訴訟利用者調査の2次分析」

用户视角的民事诉讼 - 司法制度改革局《民事诉讼用户调查二次分析》

• 发表时间: 2006
• 作者: 佐藤岩夫;菅原郁夫;山本和彦編
• 通讯作者: 山本和彦編

定期金賠償請求訴訟と処分権主義-民事訴訟における時間的価値の捕捉可能性の検討-

定期付款补偿诉讼与处分权原则——考察民事诉讼中获取时间价值的可能性——

• 发表时间: 2006
• 期刊: 早稲田法学 81巻4号
• 作者: 勅使川原和彦

国境を越えた民事訴訟システムと「時間」的価値-EU裁判制度の経験と模索から-

跨境民事诉讼制度与“时间”的价值——来自欧盟法院制度的经验与探索——

• 发表时间: 2004
• 期刊: 早稲田法学 79巻3号
• 作者: 勅使川原和彦;勅使川原和彦
• 通讯作者: 勅使川原和彦

国際訴訟法における新たな展開(ダグマー・ケスター=ヴァルチェン)

国际程序法的新发展（Dagmar Köster-Walchen）

• 发表时间: 2004
• 期刊: 比較法学 38巻1号
• 作者: 勅使川原和彦;勅使川原和彦;川出 敏裕;勅使川原和彦(訳)
• 通讯作者: 勅使川原和彦(訳)