義歯装着者が噛むのに適したチューインガムの理工学的性質とテクスチャー
義歯装着者が噛むのに適したチューインガムの理工学的性質とテクスチャー
批准号:
16791185
负责人:
高橋 保樹
金额:
$2.11万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2005
中文摘要
一般に、チューインガムはガムベースに天然基材を用いており義歯に付着しやすく、義歯装着者では噛むのに困難である。また、現在市販されているガムベースに合成基材を用いた義歯に付着しにくいチューインガムは、全部床義歯装着者において固すぎるという感想が得られている。そこで、この義歯に付着しにくいガムベースを基準として、可塑剤の比率を高め、チューインガムを調製、試作した。試作したチューインガムの硬さ、伸び、粘弾性についてレオメータを用いて測定を行ったところ、可塑剤の比率を高めるにしたがって、針入応力は小さくなり、はじめのガムベースの半分ほどの硬さにすることができた。一方、伸びは大きくなり、粘弾性は瞬間弾性変形、純粘性流動変形がともに低下した。また、5分間健常有歯列者に噛ませたあとのチューインガムの付着性を、義歯の構成要素となる材料のうち加熱重合型床用レジン、常温重合レジン、鋳造用金銀パラジウム合金、レジン歯、硬質レジン歯、陶歯の各々についてレオメータを用いて測定したところ、レジン系の材料で高い付着力を示した。かつ、可塑剤の比率が高まると、いずれの材料についてもチューインガムの付着力が大きくなった。よって、可塑剤の比率を高めることにより、ガムベースの硬さを小さくすることで咀嚼能力が低い義歯装着者においても噛みやすくなるが、柔らかくしすぎると、義歯に対する付着性が高まり反対に噛みにくくなることが予想される。従来のガムベースより柔らかくそれでいて義歯に付着しにくい硬さを、実際に義歯装着者にチューインガムを噛ませることにより検討する必要がある。
英文摘要
一般に、チューインガムはガムベースに天然基材を用いており義歯に付着しやすく、義歯装着者では噛むのに困難である。また、現在市販されているガムベースに合成基材を用いた義歯に付着しにくいチューインガムは、全部床義歯装着者において固すぎるという感想が得られている。そこで、この義歯に付着しにくいガムベースを基準として、可塑剤の比率を高め、チューインガムを調製、試作した。試作したチューインガムの硬さ、伸び、粘弾性についてレオメータを用いて測定を行ったところ、可塑剤の比率を高めるにしたがって、針入応力は小さくなり、はじめのガムベースの半分ほどの硬さにすることができた。一方、伸びは大きくなり、粘弾性は瞬間弾性変形、純粘性流動変形がともに低下した。また、5分間健常有歯列者に噛ませたあとのチューインガムの付着性を、義歯の構成要素となる材料のうち加熱重合型床用レジン、常温重合レジン、鋳造用金銀パラジウム合金、レジン歯、硬質レジン歯、陶歯の各々についてレオメータを用いて測定したところ、レジン系の材料で高い付着力を示した。かつ、可塑剤の比率が高まると、いずれの材料についてもチューインガムの付着力が大きくなった。よって、可塑剤の比率を高めることにより、ガムベースの硬さを小さくすることで咀嚼能力が低い義歯装着者においても噛みやすくなるが、柔らかくしすぎると、義歯に対する付着性が高まり反対に噛みにくくなることが予想される。従来のガムベースより柔らかくそれでいて義歯に付着しにくい硬さを、実際に義歯装着者にチューインガムを噛ませることにより検討する必要がある。
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