MRSAのバイオフィルム形成関連遺伝子群の多型性と治療抵抗性との関連
MRSAのバイオフィルム形成関連遺伝子群の多型性と治療抵抗性との関連
批准号:
17790679
负责人:
石川 崇彦
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2007
中文摘要
昨年に引き続きica遺伝子群とその調節遺伝子であるagr遺伝子の解析を行った。1986年から2004年までの19年間に当科および救命センターの血液から分離されたMRSA株とMSSA株を研究対象とした。ica遺伝子群についてはicaA, D遺伝子陽性のものがMRSA株では96.4%/92.7%(icaA/icaD)、MSSA株では94.5%/90.9%(icaA/icaD)とそれぞれ高い陽性率を示した。またMRSA株とMSSA株をあわせて検討したところicaA、icaD遺伝子共に陰性の株が4株あり、うち1株でバイオフイルム形成能の低下を認めたが、その他の3株、icaA/、icaD遺伝子いずれか陰性の株および両遺伝子陽性の株ではバイオフイルム形成能に明らかな差は認めなかった。agr遺伝子型についてはMRSA株では1型が62.7%と最多であり、一方MSSA株ではI型が50.9%と最多であり両株間で異なる傾向を認めた。バイオフィルム形成能につきMRSA株とMSSA株を比較した結果有意差はなかったがMSSA株がMRSA株より高い傾向を認めた。またMRSA株ではII型の株で有意にバイオフィルム形成能が低い傾向を認めたがMSSA株ではar遺伝子型にかかわらずほぼ同等であった。またバンコマイシン感受性とバイオフィルム形成能との関連を検討した結果MRSA株ではバイオフィルム形成能は高感受性株で低く低感受性株で高い傾向を認めた。しかしagr遺伝子型別毎に分けてそれぞれバンコマイシン感受性とバイオフイルム形成能との関連性を検討した結果、両者の間には一定の関連は認められなかった。またバイオフィルム形成能と患者の予後との関連性を検討した結果、バイオフィルム形成能、各agr遺伝子型ともに予後との間には明らかな関係を認めなかった。
英文摘要
昨年に引き続きica遺伝子群とその調節遺伝子であるagr遺伝子の解析を行った。1986年から2004年までの19年間に当科および救命センターの血液から分離されたMRSA株とMSSA株を研究対象とした。ica遺伝子群についてはicaA, D遺伝子陽性のものがMRSA株では96.4%/92.7%(icaA/icaD)、MSSA株では94.5%/90.9%(icaA/icaD)とそれぞれ高い陽性率を示した。またMRSA株とMSSA株をあわせて検討したところicaA、icaD遺伝子共に陰性の株が4株あり、うち1株でバイオフイルム形成能の低下を認めたが、その他の3株、icaA/、icaD遺伝子いずれか陰性の株および両遺伝子陽性の株ではバイオフイルム形成能に明らかな差は認めなかった。agr遺伝子型についてはMRSA株では1型が62.7%と最多であり、一方MSSA株ではI型が50.9%と最多であり両株間で異なる傾向を認めた。バイオフィルム形成能につきMRSA株とMSSA株を比較した結果有意差はなかったがMSSA株がMRSA株より高い傾向を認めた。またMRSA株ではII型の株で有意にバイオフィルム形成能が低い傾向を認めたがMSSA株ではar遺伝子型にかかわらずほぼ同等であった。またバンコマイシン感受性とバイオフィルム形成能との関連を検討した結果MRSA株ではバイオフィルム形成能は高感受性株で低く低感受性株で高い傾向を認めた。しかしagr遺伝子型別毎に分けてそれぞれバンコマイシン感受性とバイオフイルム形成能との関連性を検討した結果、両者の間には一定の関連は認められなかった。またバイオフィルム形成能と患者の予後との関連性を検討した結果、バイオフィルム形成能、各agr遺伝子型ともに予後との間には明らかな関係を認めなかった。
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