虚血性心疾患に対する運動療法が心血管骨格筋に与える直接作用の分子生物学的機序解析
虚血性心疾患に対する運動療法が心血管骨格筋に与える直接作用の分子生物学的機序解析
批准号:
17700435
负责人:
小川 美歌
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
今回の研究では、マウス心筋梗塞モデルを用いて、ATPのdephosphohydrogenaseであるCD39/ENTPD-1分子の、梗塞後運動療法による賦活およびその機序を検討することを主眼とした。C57/BL6を遺伝的バックグラウンドとしてバッククロスを済ませた遺伝子操作マウスは、野生型に比較して、個体間での攻撃性が高く、繁殖が非常に拙劣であるため、床敷管理、収納個体数管理、交配および同雌雄離別時期などについて、コロニー維持のため引き続き細心の注意をおよび作業を要した。梗塞容積か50%を越える重症心不全群では、野生型であっても運動負荷までは困難であるため、昨年度の結果をふまえ、循環動態や炎症性サイトカイン動態に影響を及ぼすぎりぎりの傷害モデルとして、総左室壁容積の40-50%内の梗塞作成につとめた。急性期石筋梗塞モデルにおいては、野生型と比較し、遺伝子ノックアウトマウスにおけるMatrix Metalloprotease 9(MMP9:コラーゲン分解酵素)の発現および活性化が明らかに抑制されており、CD39/ENTPDase-1分子の、MMP9を介した急性期左室リモデリングへの明らかな作用が確認され、結果としての生命予後に明らかな有意差が生じた。続いて、慢性時における運動療法の負荷にて、生理・生化学的なパラメーターの分析により、CD39/ENTPD-1の与えている効果を、野生型と遺伝子ノックアウトマウスとの比較により描出するべくこころみたが、今までの段階では明らかなものが得られていない。MMP9については、運動強度により、骨格筋における発現変化が異なることが報告されている。そのため、CD39による急性期のMMP9発現/活性化が抑制されている本モデルにおける修飾差異同定のためには、運動強度の設定変更が必要とされている可能性も考えられた。
英文摘要
今回の研究では、マウス心筋梗塞モデルを用いて、ATPのdephosphohydrogenaseであるCD39/ENTPD-1分子の、梗塞後運動療法による賦活およびその機序を検討することを主眼とした。C57/BL6を遺伝的バックグラウンドとしてバッククロスを済ませた遺伝子操作マウスは、野生型に比較して、個体間での攻撃性が高く、繁殖が非常に拙劣であるため、床敷管理、収納個体数管理、交配および同雌雄離別時期などについて、コロニー維持のため引き続き細心の注意をおよび作業を要した。梗塞容積か50%を越える重症心不全群では、野生型であっても運動負荷までは困難であるため、昨年度の結果をふまえ、循環動態や炎症性サイトカイン動態に影響を及ぼすぎりぎりの傷害モデルとして、総左室壁容積の40-50%内の梗塞作成につとめた。急性期石筋梗塞モデルにおいては、野生型と比較し、遺伝子ノックアウトマウスにおけるMatrix Metalloprotease 9(MMP9:コラーゲン分解酵素)の発現および活性化が明らかに抑制されており、CD39/ENTPDase-1分子の、MMP9を介した急性期左室リモデリングへの明らかな作用が確認され、結果としての生命予後に明らかな有意差が生じた。続いて、慢性時における運動療法の負荷にて、生理・生化学的なパラメーターの分析により、CD39/ENTPD-1の与えている効果を、野生型と遺伝子ノックアウトマウスとの比較により描出するべくこころみたが、今までの段階では明らかなものが得られていない。MMP9については、運動強度により、骨格筋における発現変化が異なることが報告されている。そのため、CD39による急性期のMMP9発現/活性化が抑制されている本モデルにおける修飾差異同定のためには、運動強度の設定変更が必要とされている可能性も考えられた。
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