微生物を用いた放射性ヨウ素の土壌吸着モニタリングシステムの構築
微生物を用いた放射性ヨウ素の土壌吸着モニタリングシステムの構築
批准号:
17710043
负责人:
天知 誠吾
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2007
中文摘要
前年度までの結果より、ヨウ素(I^-)の土壌吸着はオートクレーブ滅菌、嫌気処理、還元剤、KCNやNaN_3など酸化還元酵素の一般的な阻害剤により強く阻害されることがわかった。一方、カタラーゼや抗生物質によってはあまり影響を受けなかった。従って、ヨウ素の土壌吸着には微生物由来の酵素、特に酸素を電子受容体とするオキシダーゼが関与すると考えた。ヨウ素の酸化能を有するオキシダーゼについてはこれまでほとんど報告例がないが、前年度までの研究により、海洋細菌Q1株の生産するヨウ素オキシダーゼにラッカーゼ活性(ABTS酸化活性)が存在することを明らかにした。そこで次に、土壌のヨウ素吸着速度と土壌中ラッカーゼ活性との間に相関性があるかを検討した。2種類の土壌中のラッカーゼ活性は、ヨウ素吸着と同様、滅菌や嫌気処理、還元剤、阻害剤により強く阻害された。また、このときのヨウ素吸着速度と土壌中ラッカーゼ活性の間には高い相関性が確認された(R^2=0.82)。さらに、黒ボク土、褐色森林土、暗赤色土、砂丘未熟土、砂など種々の土壌においても、ラッカーゼ活性が強いほど吸着速度が速い傾向が認められた。以上の結果より、ヨウ素の土壌吸着は、微生物によるヨウ素の吸着・蓄積ではなく、土壌微生物が生産するラッカーゼによりヨウ素が酸化され、酸化されたヨウ素(I_2またはHIO)が土壌中の有機物(例えばフミン質中の炭素-炭素二重結合)と反応し有機ヨウ素化合物となって固定化に至るものと考えられた。ヨウ素酸(IO_3^-)の場合は、異化的ヨウ素酸還元細菌のような微生物によりI^-に還元された後、同様の作用で固定化されるのかもしれない。土壌中ラッカーゼ活性は比色法により容易に測定可能なため、本研究結果を基に土壌のヨウ素吸着能を評価する簡便・迅速なシステムの構築が十分可能と考えられる。
英文摘要
前年度までの結果より、ヨウ素(I^-)の土壌吸着はオートクレーブ滅菌、嫌気処理、還元剤、KCNやNaN_3など酸化還元酵素の一般的な阻害剤により強く阻害されることがわかった。一方、カタラーゼや抗生物質によってはあまり影響を受けなかった。従って、ヨウ素の土壌吸着には微生物由来の酵素、特に酸素を電子受容体とするオキシダーゼが関与すると考えた。ヨウ素の酸化能を有するオキシダーゼについてはこれまでほとんど報告例がないが、前年度までの研究により、海洋細菌Q1株の生産するヨウ素オキシダーゼにラッカーゼ活性(ABTS酸化活性)が存在することを明らかにした。そこで次に、土壌のヨウ素吸着速度と土壌中ラッカーゼ活性との間に相関性があるかを検討した。2種類の土壌中のラッカーゼ活性は、ヨウ素吸着と同様、滅菌や嫌気処理、還元剤、阻害剤により強く阻害された。また、このときのヨウ素吸着速度と土壌中ラッカーゼ活性の間には高い相関性が確認された(R^2=0.82)。さらに、黒ボク土、褐色森林土、暗赤色土、砂丘未熟土、砂など種々の土壌においても、ラッカーゼ活性が強いほど吸着速度が速い傾向が認められた。以上の結果より、ヨウ素の土壌吸着は、微生物によるヨウ素の吸着・蓄積ではなく、土壌微生物が生産するラッカーゼによりヨウ素が酸化され、酸化されたヨウ素(I_2またはHIO)が土壌中の有機物(例えばフミン質中の炭素-炭素二重結合)と反応し有機ヨウ素化合物となって固定化に至るものと考えられた。ヨウ素酸(IO_3^-)の場合は、異化的ヨウ素酸還元細菌のような微生物によりI^-に還元された後、同様の作用で固定化されるのかもしれない。土壌中ラッカーゼ活性は比色法により容易に測定可能なため、本研究結果を基に土壌のヨウ素吸着能を評価する簡便・迅速なシステムの構築が十分可能と考えられる。
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ヨウ素の土壌吸着に及ぼす微生物酵素の影響
微生物酶对土壤吸附碘的影响
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T.Ban-nai, Y.Muramatsu, S.Amachi, S.Amachi et al., S.Amachi et al., S.Amachi et al., 及川純一]
通讯作者:
及川純一
Microbial influences on the mobility and transformation of radioactive iodine in the environment
微生物对环境中放射性碘迁移和转化的影响
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
J.Nuclear and Radiochemical Sciences 6
影响因子:
--
作者:
[S.Amachi, T.Fujii, H.Shinoyama and Y.Muramatsu]
通讯作者:
H.Shinoyama and Y.Muramatsu
Application of autoradiography and a radiotracer method for the isolation of iodine-accumulating bacteria
放射自显影和放射性示踪方法在聚碘细菌分离中的应用
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
J. Radioana. l and Nuclear Chemistry 206
影响因子:
--
作者:
[S., Amachi, Y., Muramatsu, H., Shinoyama, T., Fujii]
通讯作者:
Fujii
DOI:
10.1007/s00248-004-0056-0
发表时间:
2005-05-01
期刊:
MICROBIAL ECOLOGY
影响因子:
3.6
作者:
[Amachi, S, Muramatsu, Y, Fujii, T]
通讯作者:
Fujii, T
DOI:
10.1128/aem.00241-07
发表时间:
2007-09-01
期刊:
APPLIED AND ENVIRONMENTAL MICROBIOLOGY
影响因子:
4.4
作者:
[Amachi, Seigo, Kawaguchi, Nahito, Fujii, Takaaki]
通讯作者:
Fujii, Takaaki
共 7 条
ヒ素を還元する発酵細菌:地下水ヒ素汚染の知られざる原因微生物の発見
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批准号:23K26813
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$6.99万
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财政年份:2024
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负责人:天知 誠吾
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依托单位:
ヒ素を還元する発酵細菌:地下水ヒ素汚染の知られざる原因微生物の発見
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批准号:23H02120
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.81万
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财政年份:2023
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负责人:天知 誠吾
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依托单位:
嫌気性細菌の中鎖脂肪酸生産能を利用した革新的土壌消毒法の開発
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批准号:23K17378
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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资助金额:$16.22万
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财政年份:2023
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负责人:天知 誠吾
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依托单位:
国内基金
海外基金
食细菌线虫多样性对土壌碳氮矿化功能的驱动作用与机制
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批准号:42467037
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项目类别:地区科学基金项目
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资助金额:30万元
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批准年份:2024
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负责人:胡宁
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依托单位:
顾及复杂地形和植被的山地土壌水分主动微波遥感反演方法研究
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批准号:42401464
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:30万元
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批准年份:2024
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负责人:樊东
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依托单位:
稀有微生物在生姜抑病型土壌中的免疫机制研究
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批准号:32402677
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:--
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批准年份:2024
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负责人:乔策策
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依托单位: