哺乳類における音声学習の神経機構:齧歯類を用いた研究
哺乳類における音声学習の神経機構:齧歯類を用いた研究
批准号:
18800086
负责人:
時本 楠緒子
金额:
$1.56万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
ヒト言語への前適応となる重要な下位機能として自発的な発声制御、シンボル操作、外部物体の階層的操作などがあげられる。本研究では、社会性蓄齧歯類デグー(Oetodon degn)が、ヒトに特異的な音声言語コミュニケーションのモデル動物として適していることを示すため、階層的操作と発声制御について神経行動学的に検討することを目的とする。ほとんどの動物は自発的に発声を制御することができないが(状況依存的発声)、デグーは発声制御訓練により、自発的な発声を行うことが確認されている。そこでデグーの発声制御に関わる神経回路を解明するため、以下の実験を行った。まず発声行動の解析を行った結果、20種類の状況依存的音声が確認された。発声の大部分は単音から成るが、オスの求愛歌とメスのmaternal call は複数の音要素から成り、個体により音の並べ方が異なることがわかった。このような個体差は、自発的な発声制御の可能性を示している。また道具使用訓練中に観察された自発的な発声は、デグーの日常的な発声レパートリーにはない音声であることが確認された。次に、麻酔下のデグー脳を電気刺激することにより、自発的な発声制御経路の同定を試みた。結果、発声中枢である中脳水道灰白質(PAG)の刺激では日常的に使用される音要素の大部分を誘発することができた。また自発的発声ができない種と異なり、複数の音声が誘発される部位が多くあることを確認した。PAGを制御する大脳辺縁系の帯状回ではネガティブな単音発声を誘発できたが、運動野での発声誘発はできなかった。いずれの領域でも、求愛歌のように複数の音要素の組み合わせから成る音声は誘発されなかった。以上の結果から、デグーの発声の大部分は状況依存的発声であるが,求愛歌など一部の音声は,それとは異なる制御を受けているなど、部分的に自発的な発声制御能力を持つことが示唆された。
英文摘要
ヒト言語への前適応となる重要な下位機能として自発的な発声制御、シンボル操作、外部物体の階層的操作などがあげられる。本研究では、社会性蓄齧歯類デグー(Oetodon degn)が、ヒトに特異的な音声言語コミュニケーションのモデル動物として適していることを示すため、階層的操作と発声制御について神経行動学的に検討することを目的とする。ほとんどの動物は自発的に発声を制御することができないが(状況依存的発声)、デグーは発声制御訓練により、自発的な発声を行うことが確認されている。そこでデグーの発声制御に関わる神経回路を解明するため、以下の実験を行った。まず発声行動の解析を行った結果、20種類の状況依存的音声が確認された。発声の大部分は単音から成るが、オスの求愛歌とメスのmaternal call は複数の音要素から成り、個体により音の並べ方が異なることがわかった。このような個体差は、自発的な発声制御の可能性を示している。また道具使用訓練中に観察された自発的な発声は、デグーの日常的な発声レパートリーにはない音声であることが確認された。次に、麻酔下のデグー脳を電気刺激することにより、自発的な発声制御経路の同定を試みた。結果、発声中枢である中脳水道灰白質(PAG)の刺激では日常的に使用される音要素の大部分を誘発することができた。また自発的発声ができない種と異なり、複数の音声が誘発される部位が多くあることを確認した。PAGを制御する大脳辺縁系の帯状回ではネガティブな単音発声を誘発できたが、運動野での発声誘発はできなかった。いずれの領域でも、求愛歌のように複数の音要素の組み合わせから成る音声は誘発されなかった。以上の結果から、デグーの発声の大部分は状況依存的発声であるが,求愛歌など一部の音声は,それとは異なる制御を受けているなど、部分的に自発的な発声制御能力を持つことが示唆された。
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齧歯類の道具使用-デグーは道具の機能を理解しているか-
啮齿动物的工具使用:八齿鼠了解工具的功能吗?
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tokimoto N., Kumazawa N., Hihara H., Okanoya K., Iriki A., 時本 楠緒子・熊澤 紀子・日原 さやか・岡ノ谷 一夫・入來 篤史]
通讯作者:
時本 楠緒子・熊澤 紀子・日原 さやか・岡ノ谷 一夫・入來 篤史
齧歯目デグーの道具使用:熊手操作の獲得
啮齿动物八齿鼠的工具使用:耙子操作的习得
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[時本 楠緒子, 他]
通讯作者:
他
Acoustic communication in the social rodent degu (octodon degu): Vocal repertoire and vocal control.
社会啮齿动物八齿鼠(octodon degu)的声音交流:声音曲目和声音控制。
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Naoko Tokimoto, Kazuo Okanoya, Atsushi Iriki]
通讯作者:
Atsushi Iriki
The tool-use by a rodent degu (Oetodon degu)
啮齿动物八齿鼠 (Oetodon degu) 的工具使用
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tokimoto N., Kumazawa N., Hihara H., Okanoya K., Iriki A.]
通讯作者:
Iriki A.
言語科学の百科事典
语言科学百科全书
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
影响因子:
--
作者:
[鈴木良二他編, 小林春美他分担執筆]
通讯作者:
小林春美他分担執筆
共 10 条
A psychophysiological examination of time perception: difference and interaction A- and B-series time concept.
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批准号:22K03197
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$1.58万
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财政年份:2022
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负责人:時本 楠緒子
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依托单位: