1/4フィルド電荷移動錯体系における超高速光誘起相転移発現機構の探求
1/4フィルド電荷移動錯体系における超高速光誘起相転移発現機構の探求
批准号:
06J05622
负责人:
CHOLLET Matthieu
金额:
$1.22万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
温度可変条件で、70psの時間分解構造解析が可能となる分子動画装置を開発した。回折法による単結晶構造解析から、XASによる遷移金属系電子状態の観測まで、多彩なX線観測法が可能な装置とする為、各種装置配置等に工夫を行った。そして本装置のデモンストレーション実験として、遷移金属有機配位子系溶液の時間分解XAFS実験を行い、配位子系の動的構造変化を捉えることに成功し、結果を論文に報告した。さらに本装置を用いての、動的精密構造解析へ向けた第二歩として、(EDO-TTF)_2PF_6結晶の定常状態の構造精密解析を試みた。得られたEDO-TTF分子の構造はひとつの分子が平面的(Flat)であるのに対し、他の分子は室温相の構造からより湾曲(Bent)している。Bent分子が0価で、Flat分子は+1価に対応しており、この価数分配を仮定するとEDO-TTF分子は積層方向に0,+1,+1,0と価数配列した4量体を形成している。これは過去に報告された結果と一致する。さらに、構造解析結果を元にマキシマムエントロピー法による電子密度解析(MEM解析法)を行った。この結果、低温相におけるS原子間の電子密度の重なりが高温相で出現する等、過去の粉末構造解析を基盤とする電子密度解析とほぼ一貫する結果が得られた。これらの結果から、励起光侵入長とX線侵入長のマッチングがとれる薄膜結晶が作製されれば、動的電子密度解析も可能となると期待される。このために、現在合成家と密接に協力しながら、試料の作製の為の努力を継続中である。
英文摘要
温度可変条件で、70psの時間分解構造解析が可能となる分子動画装置を開発した。回折法による単結晶構造解析から、XASによる遷移金属系電子状態の観測まで、多彩なX線観測法が可能な装置とする為、各種装置配置等に工夫を行った。そして本装置のデモンストレーション実験として、遷移金属有機配位子系溶液の時間分解XAFS実験を行い、配位子系の動的構造変化を捉えることに成功し、結果を論文に報告した。さらに本装置を用いての、動的精密構造解析へ向けた第二歩として、(EDO-TTF)_2PF_6結晶の定常状態の構造精密解析を試みた。得られたEDO-TTF分子の構造はひとつの分子が平面的(Flat)であるのに対し、他の分子は室温相の構造からより湾曲(Bent)している。Bent分子が0価で、Flat分子は+1価に対応しており、この価数分配を仮定するとEDO-TTF分子は積層方向に0,+1,+1,0と価数配列した4量体を形成している。これは過去に報告された結果と一致する。さらに、構造解析結果を元にマキシマムエントロピー法による電子密度解析(MEM解析法)を行った。この結果、低温相におけるS原子間の電子密度の重なりが高温相で出現する等、過去の粉末構造解析を基盤とする電子密度解析とほぼ一貫する結果が得られた。これらの結果から、励起光侵入長とX線侵入長のマッチングがとれる薄膜結晶が作製されれば、動的電子密度解析も可能となると期待される。このために、現在合成家と密接に協力しながら、試料の作製の為の努力を継続中である。
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会议论文
"Gigantic and Ultrafast Photoresponse in Molecular Charge Ordering System", in "Multifunctional Conducting Molecular Materials"
“分子电荷有序系统中的巨大和超快光响应”,载于“多功能导电分子材料”
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[M.Chollet, S.Koshihar, L.Guerin, T.Ishikawa, K.Matsuda, T.Hasegawa, H.Yamochi, G.Saito, R.Tazaki, S.Adachi]
通讯作者:
S.Adachi
DOI:
10.1107/s0909049507025496
发表时间:
2007-07-01
期刊:
JOURNAL OF SYNCHROTRON RADIATION
影响因子:
2.5
作者:
[Nozawa, Shunsuke, Adachi, Shin-ichi, Koshihara, Shin-ya]
通讯作者:
Koshihara, Shin-ya
100-ps time-resolved X-ray experiments with daily single bunch mode:Current status of beam line NW14A at the Photon Factory Advanced Ring
每日单束模式的 100 ps 时间分辨 X 射线实验:光子工厂高级环束线 NW14A 的现状
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[S. Adachi, S. Nozawa, R. Tazaki, T. Sato, A. Tomita, M. Chollet, L. Guerin, K. Ichiyanagi, H. Ichikawa, M. Daimon, H. Sawa, H. Kawata, S. Koshihara]
通讯作者:
S. Koshihara