精神病の日本近代-法の埒外に置かれる病者の概念化・処遇と治病をめぐる歴史的研究-
精神病の日本近代-法の埒外に置かれる病者の概念化・処遇と治病をめぐる歴史的研究-
批准号:
06J09902
负责人:
日比野 晶子 (兵頭 晶子)
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2008
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本研究では、かつて狐が憑くなど<もの憑き>の概念で理解されていた状態が、日本近代において精神病という概念に置き換えられていく過程で、病者の処遇や治病にどのような変容が起こったのかを歴史的に検討した。本年度は最終年度として、これまでの成果を単著として刊行し、その延長上に近現代の「心理療法」の問題性について考察した論文を公表した。<もの憑き>は、神々や生き霊・死霊だけでなく、牛馬や五毅などの動植物も含め、自らを取り巻く全てのおりようとの<繋がり>に異変が起きた時に生じる事態であり、そのバランスを調整することで病気も治ると信じられていた。日本近代精神病学は、このような<繋がり>において理解されていた状態を、病者「個人」の遺伝や生活歴といった「素因」に基づいて必然的に発病する「精神病」なのだと再定義し、臨床化していった。こうした<存在>の病としての再定義は、「素因」の発生源とされる病者と家族に重い影を投げかけた。さらに私宅監置の制度化も加わり、精神病は文字通り「家」の問題として可視化され、かつては<繋がり>の異変の修復に参加していた近隣の人々からも、「危険」を忌避されるようになっていった。のみならず、病者が落ち着いている状態でも「潜在的危険性」を警戒すべきだと喧伝されたことから、罪を犯して世間を騒がせた精神病者は死ぬまで精神病院に監禁され、その一日も早い死が待ち望まれるようになる。このような、「個人」という<存在>と精神病に基づく「危険」を同一的に重ね合わせる発想は、今日の医療観察法にも、形を変えて引き継がれていると思われる。そして、潜在意識に隠された「個人」の「経歴(ヒストリ)」を読み解くことで症状を解決しようとする心理療法も、同じ轍を共有しており、人間が独りで生きている訳ではないという当たり前の事実を狭めてしまう可能性を持つと考える。
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〈繋がり〉を断たれた自己を病むということ -日本近代における精神病概念の確立過程-
被切断“联系”的自我意味着什么——现代日本精神疾病概念的确立过程——
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Y. Fuseya, M. Ogata, 伏屋 雄紀, 兵頭晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子]
通讯作者:
兵頭 晶子
時代がつくる「狂気」-精神医療と社会-
时代创造的“疯狂”——精神医学与社会——
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Y. Fuseya, M. Ogata, 伏屋 雄紀, 兵頭晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, Akiko Hyoda, 兵頭晶子, 芹沢 一也]
通讯作者:
芹沢 一也
<繋がり>を断たれた自己を病むということ--心理療法の前哨
因自我孤立而生病——心理治疗的先驱
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
文化/批評(国際日本学研究会編) 創刊号
影响因子:
--
作者:
[Y. Fuseya, M. Ogata, 伏屋 雄紀, 兵頭晶子]
通讯作者:
兵頭晶子
水治療と近代精神病学-あるいは、民間療法施設の近代-
水疗和现代精神病理学 - 或现代民间治疗设施 -
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
精神医学研究 11巻2号
影响因子:
--
作者:
[Y. Fuseya, M. Ogata, 伏屋 雄紀, 兵頭晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子]
通讯作者:
兵頭 晶子
Forensic Psychiatry in Modern Japan
现代日本的法医精神病学
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Y. Fuseya, M. Ogata, 伏屋 雄紀, 兵頭晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, 兵頭 晶子, Akiko Hyoda]
通讯作者:
Akiko Hyoda
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