ダイニンにおける長大なコイルドコイル構造を介した情報伝達機構
ダイニンにおける長大なコイルドコイル構造を介した情報伝達機構
批准号:
06J11587
负责人:
今村 謙士
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2008
中文摘要
本年度は、ダイニンによって引き起こされる微小管滑り運動において、ストークが果たす役割について研究を行った。細胞質ダイニンを用いて微小管滑り運動を観察すると、微小管はガラス上に固定されたダイニンの上を直線的に移動する。しかし、一部の軸糸ダイニンを用いると、微小管が進行方向に対して右ねじ様の回転をしながら移動することが知られており、これはそれらのダイニンが微小管に対して力を発生する際にストークのコイルドコイルあるいはストークヘッドがねじれるような動きをするためであると考えられる。軸糸ダイニンとはすなわち、真核細胞の鞭毛を動かすモータータンパク質であるから、このような機構は長年の研究課題となっている鞭毛の屈曲の仕組みを知る上で極めて重要である。ところが、細胞質ダイニンについては既にこの実験に十分な量のタンパク質の精製が可能な発現系が完成しているのにもかかわらず、軸糸ダイニンの発現系では十分な発現量が実現しておらず、回転運動の機構を詳細に解析することが困難な状況にある。そこで、細胞質ダイニンのストークのコイルドコイルまたはストークヘッドのみを軸糸ダイニンと置き換えたコンストラクトを作製して細胞質ダイニンの発現系で発現し、この機構の解明に取り組んだ。この結果、微小管の回転はコイルドコイルによって引き起こされることが明らかになった。また、ヒトにおいても細胞質ダイニンは微小管を回転させず、軸糸ダイニンは回転させることを示した。以上の結果から、ダイニンの運動におけるストークの役割について新しい知見を得るとともに、軸糸ダイニンによるトルクの発生がヒトから単細胞生物に至る広範囲の種に共通した性質であり、生理的にも重要な意義を持つであろうことを示すことができた。
英文摘要
本年度は、ダイニンによって引き起こされる微小管滑り運動において、ストークが果たす役割について研究を行った。細胞質ダイニンを用いて微小管滑り運動を観察すると、微小管はガラス上に固定されたダイニンの上を直線的に移動する。しかし、一部の軸糸ダイニンを用いると、微小管が進行方向に対して右ねじ様の回転をしながら移動することが知られており、これはそれらのダイニンが微小管に対して力を発生する際にストークのコイルドコイルあるいはストークヘッドがねじれるような動きをするためであると考えられる。軸糸ダイニンとはすなわち、真核細胞の鞭毛を動かすモータータンパク質であるから、このような機構は長年の研究課題となっている鞭毛の屈曲の仕組みを知る上で極めて重要である。ところが、細胞質ダイニンについては既にこの実験に十分な量のタンパク質の精製が可能な発現系が完成しているのにもかかわらず、軸糸ダイニンの発現系では十分な発現量が実現しておらず、回転運動の機構を詳細に解析することが困難な状況にある。そこで、細胞質ダイニンのストークのコイルドコイルまたはストークヘッドのみを軸糸ダイニンと置き換えたコンストラクトを作製して細胞質ダイニンの発現系で発現し、この機構の解明に取り組んだ。この結果、微小管の回転はコイルドコイルによって引き起こされることが明らかになった。また、ヒトにおいても細胞質ダイニンは微小管を回転させず、軸糸ダイニンは回転させることを示した。以上の結果から、ダイニンの運動におけるストークの役割について新しい知見を得るとともに、軸糸ダイニンによるトルクの発生がヒトから単細胞生物に至る広範囲の種に共通した性質であり、生理的にも重要な意義を持つであろうことを示すことができた。
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DOI:
10.1038/nsmb.1555
发表时间:
2009-03
期刊:
Nature structural & molecular biology
影响因子:
16.8
作者:
[]
通讯作者:
The coordination of cyclic microtubule association/dissociation and tail swing of cytoplasmic dynein
DOI:
10.1073/pnas.0702370104
发表时间:
2007-10-09
期刊:
PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA
影响因子:
11.1
作者:
[Imamula, Kenji, Kon, Takahide, Sutoh, Kazuo]
通讯作者:
Sutoh, Kazuo
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hiroyuki Miyamura, Ryosuke Matsubara, Shu Kobayashi, Kenji Imamula]
通讯作者:
Kenji Imamula
モーターナノシステムによる細胞内情報制御
使用运动纳米系统进行细胞内信息控制
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[昆 隆英, 今村 謙士, 大倉 玲子, 須藤 恵子, 須藤 和夫]
通讯作者:
須藤 和夫
ストークコイルドコイルが内腕ダイニンによるトルクの発生を引き起こす
斯托克线圈通过内臂动力蛋白产生扭矩
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Imamula K., Kon T., Ohkura R., SutohK., Hiroyuki Miyamura, Hiroyuki Miyamura, 今村謙士]
通讯作者:
今村謙士
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