ボツリヌストキシンによる動脈グラフト攣縮予防と拡張効果に関する実験的検討
ボツリヌストキシンによる動脈グラフト攣縮予防と拡張効果に関する実験的検討
批准号:
18790989
负责人:
今泉 松久
金额:
$2.24万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
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英文摘要
【目的】冠動脈バイパス術での動脈グラフト攣縮による周術期心筋梗塞は重天な合併症の一つである。一方、骨格筋弛緩剤としてのボツリヌストキシンは3ヶ月の確実な筋弛緩効果を有しており、今回動脈グラフトに対して攣縮防止効果を有するか否かを検討した。【対象と方法】動脈グラフトとして6週雄ラットの腹部大動脈リング(幅約2mm)を用いた。Physiolosical saline solution(PSS)独30分間浸漬群(C群n=6)、PSS+ボツリヌストキシンC30分間浸漬群(B1群:10U/mln=6,B2群:5Ulmln=6,B3群:1Ulmln=6)とした。浸漬後に1mNの水平方向の静止張力負荷の下、KCl(60mmol/L)を動脈リングに滴下し収縮する検体をノルアドレナリン(2μmol/L)滴下実験に使用した。C群とB各群間でKClおよびノルアドレナリンに対する最大収縮力をそれぞれ(K)、(N)とし、その比(N/K)を比較検討した。【結果】(K)はC群6.7±2.2mNに比しB1群4.7±1.4mN(N.S.),B2群3.6±1.6mN(p<0.05),B3群4.7±1.2mN(N.S)であった。(N)はC群8.3±3.2mNに比しB1群3.7±1.6mN(p<0.01)、B2群29±1.6mN(p<0.01)、B3群5.7±1.7mN(N.S.)であった。(N/K)はC群1.22±0.26に対しB1群0.78±0.22mN(p<0.01)、B2群0.83±0.17mN(p<p.01)、B3群1.20±0.28mN(N.S.)で、(K)(N)(N/K)ともBl、B2群で有意に低値であった。【結語】ボツリヌストキシンCは濃度依存性にノルアドレナリンによるラット腹部大動脈リングの攣縮を抑制した。KCLの攣縮はあまり阻害しないことから、動脈の攣縮機能を温存した抑制剤として有効である可能性が示唆された。今後はin-vivoでの実験をすすめ、血管攣縮予防におけるボツリヌストキシンCの有用性を検索する予定である。
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