インプラント埋入時に損傷した下歯槽神経を骨髄間質細胞を用いて再生する試み
インプラント埋入時に損傷した下歯槽神経を骨髄間質細胞を用いて再生する試み
批准号:
18791433
负责人:
山下 健二
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
本研究では,インプラント埋入時の下歯槽神経の損傷に対して,自己の細胞を用いた神経再生療法の有用性の検討を目的としている。用いる細胞としては,ヒトの場合において比較的安全,容易に採取できる骨髄間質細胞に着目することにした。本研究では,ラット下歯槽神経損傷モデルを用いる予定であるため,本年度はラット骨髄から骨髄間質細胞を分離し,培養系を確立した。また,これらの細胞を直接移植するよりも,神経栄養物質を分泌するシュワン細胞にあらかじめ分化させておいた細胞を移植したほうが,より下歯槽神経の再生に有利に働くことが予想される。従って,成体ラットから分離した骨髄間質細胞を,in vitroでシュワン細胞へ分化誘導させる技術を確立するために,骨髄間質細胞を継代培養の後,β-メルカプトエタノール,レチノイン酸,forskolin, basic-FGF,などの分化因子を加え分化誘導を行ったが,現時点では期待する程度にまで分化を誘導できておらず,更なる検討を加えている。また,神経細胞の成長・分化に影響をおよぼす因子を検討する目的で,ラットおよびマウス骨髄間質細胞を神経系に分化誘導し,足場としてcollagen I, collagen IV, fibronectin, laminin, poly-D-lisineのコーディングプレート上で細胞を分化誘導した。その結果,lamininおよびpoly-D-lisineを用いた際に,形態的な神経細胞への分化促進が観察された。これらの知見を参考にして,骨髄間質細胞を用いて,特異的にシュワン細胞へ分化誘導させる技術を確立していく予定である。
英文摘要
本研究では,インプラント埋入時の下歯槽神経の損傷に対して,自己の細胞を用いた神経再生療法の有用性の検討を目的としている。用いる細胞としては,ヒトの場合において比較的安全,容易に採取できる骨髄間質細胞に着目することにした。本研究では,ラット下歯槽神経損傷モデルを用いる予定であるため,本年度はラット骨髄から骨髄間質細胞を分離し,培養系を確立した。また,これらの細胞を直接移植するよりも,神経栄養物質を分泌するシュワン細胞にあらかじめ分化させておいた細胞を移植したほうが,より下歯槽神経の再生に有利に働くことが予想される。従って,成体ラットから分離した骨髄間質細胞を,in vitroでシュワン細胞へ分化誘導させる技術を確立するために,骨髄間質細胞を継代培養の後,β-メルカプトエタノール,レチノイン酸,forskolin, basic-FGF,などの分化因子を加え分化誘導を行ったが,現時点では期待する程度にまで分化を誘導できておらず,更なる検討を加えている。また,神経細胞の成長・分化に影響をおよぼす因子を検討する目的で,ラットおよびマウス骨髄間質細胞を神経系に分化誘導し,足場としてcollagen I, collagen IV, fibronectin, laminin, poly-D-lisineのコーディングプレート上で細胞を分化誘導した。その結果,lamininおよびpoly-D-lisineを用いた際に,形態的な神経細胞への分化促進が観察された。これらの知見を参考にして,骨髄間質細胞を用いて,特異的にシュワン細胞へ分化誘導させる技術を確立していく予定である。
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