冬季海面水温偏差の「遠隔再出現」機構とその気候変動における役割の研究
冬季海面水温偏差の「遠隔再出現」機構とその気候変動における役割の研究
批准号:
07J00977
负责人:
杉本 周作
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2008
中文摘要
本研究の主題は,冬季海面水温偏差の「遠隔再出現」現象を軸に,北太平洋における大気海洋系の長周期変動(約10年周期変動)メカニズムを明らかにすることである.これを実現するためには,北太平洋中央部に位置する「アリューシャン低気圧」の活動度を理解することが必須である.そこで,本年度は,近年整備された観測資料を活用し,アリューシャン低気圧変動の実態を解明することを目指した.冬季北太平洋中央部領域で,海面気圧が最小値をとる箇所をアリューシャン低気圧の中心位置と定義し,その強度と位置(緯度・経度)に関する時間変動を調べた.結果,アリューシャン低気圧は,2つの時間変動スケールを内包していることを初めて見出した.すなわち,20年周期をもつ強度と経度方向の変動,および,10年周期をもつ緯度方向の変動である.アリューシャン低気圧の20年周期変動は,大気テレコネクションパターンの一つであるPacific/North American(PNA)パターンと,一方,10年周期変動は,West Pacific(WP)パターンと関係があることを明らかにした.20年の変動周期は,過去の研究でも指摘されているが,10年周期変動の存在を示したのは本研究が初めてである.そこで,このアリューシャン低気圧の10年周期変動が,海洋表層場に与える影響について調べた.その結果,アリューシャン低気圧変動によって励起された海洋ロスビー波が,黒潮流量,および,黒潮続流域の海面水温変動を決定していることが明らかになった.本成果は,大気海洋相互作用系の長周期変動の理解,および実態解明に資するものである.
英文摘要
本研究の主題は,冬季海面水温偏差の「遠隔再出現」現象を軸に,北太平洋における大気海洋系の長周期変動(約10年周期変動)メカニズムを明らかにすることである.これを実現するためには,北太平洋中央部に位置する「アリューシャン低気圧」の活動度を理解することが必須である.そこで,本年度は,近年整備された観測資料を活用し,アリューシャン低気圧変動の実態を解明することを目指した.冬季北太平洋中央部領域で,海面気圧が最小値をとる箇所をアリューシャン低気圧の中心位置と定義し,その強度と位置(緯度・経度)に関する時間変動を調べた.結果,アリューシャン低気圧は,2つの時間変動スケールを内包していることを初めて見出した.すなわち,20年周期をもつ強度と経度方向の変動,および,10年周期をもつ緯度方向の変動である.アリューシャン低気圧の20年周期変動は,大気テレコネクションパターンの一つであるPacific/North American(PNA)パターンと,一方,10年周期変動は,West Pacific(WP)パターンと関係があることを明らかにした.20年の変動周期は,過去の研究でも指摘されているが,10年周期変動の存在を示したのは本研究が初めてである.そこで,このアリューシャン低気圧の10年周期変動が,海洋表層場に与える影響について調べた.その結果,アリューシャン低気圧変動によって励起された海洋ロスビー波が,黒潮流量,および,黒潮続流域の海面水温変動を決定していることが明らかになった.本成果は,大気海洋相互作用系の長周期変動の理解,および実態解明に資するものである.
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エル・ニーニョ時の西太平洋暖水域の熱輸送量変動
厄尔尼诺现象期间西太平洋温暖水域的热传输波动
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sugimoto, Shusaku, 杉本周作, 佐藤岳仁]
通讯作者:
佐藤岳仁
北太平洋亜熱帯ジャイア北西部領域の海洋変動とその要因
北太平洋西北副热带环流区海洋变化及其影响因素
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sugimoto, Shusaku, 杉本周作]
通讯作者:
杉本周作
North-south shift of northern boundary of North Pacific Intermediate water on 26.8 σ_θ surface
26.8σ_θ表面北太平洋中层水北界的南北偏移
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sugimoto, Shusaku]
通讯作者:
Shusaku
Reemergence of winter SST anomalies and spring chlorophyll-a concentration in the central North Pacific
北太平洋中部冬季海温异常和春季叶绿素a浓度重新出现
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[西田充朗, 杉本周作, 花輪公雄, Shusaku Sugimoto and Kimio Hanawa, Kimio Hanawa and Shusaku Sugimoto]
通讯作者:
Kimio Hanawa and Shusaku Sugimoto
南半球の大気テレコネクションパターンの同定
南半球大气遥相关模式的识别
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[西田充朗, 杉本周作, 花輪公雄]
通讯作者:
花輪公雄
共 10 条
Change in Kuroshio under global warming: Assessment of its impact on sea surface temperature and extreme weather events around Japan
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批准号:22K03714
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:杉本 周作
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依托单位: