高機能植物への応用を目指した植物ホウ素トランスポーターBOR1の構造・機能解析
高機能植物への応用を目指した植物ホウ素トランスポーターBOR1の構造・機能解析
批准号:
07J07094
负责人:
笠井 光治
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2009
中文摘要
1.BOR4タンパク質の大量精製系の確立および結晶化条件のスクリーニングBOR4-TEVプロテアーゼ切断認識配列-GFP-6xHisをGAL1プロモーター制御下で発現する出芽酵母からn-dodecyl-ss-D-maltoside(DDM)により可溶化したHis-Tagタンパク質をコバルトレジンにより精製した。TEVプロテアーゼによりGFP-6xHisを除去した。培養時間の選定、各ステップで使用するバッファーの組成を検討することで、12Lの培養液から約0.5mgの精製BOR4を抽出できるようになった。CPM assay[Alexandrov et al.Structure, 16:351-359(2008)]により精製BOR4の熱安定性を調べた。40℃においてBOR4が完全に変性するまでの半減期は44.3分であった。結晶化に有利な分子量の小さな界面活性剤であるn-nonyl-ss-D-glucoside(NG)またはn-octyl-ss-D-glucoside(OG)を添加すると半減期はそれぞれ21.3分および19.9分に減少した。DDMのNG、ONへの置き換えは困難であると思われる。さらに精製BOR4を用いてMemGold kit(Molecular Dimensions社)による結晶化条件のスクリーニングを行った。4℃および20℃においてそれぞれ96条件ずつのスクリーニングに供しているが結晶は得られていない。2.ホウ素濃度依存的なユビキチン化によるBOR1の分解制御野生型BOR1-GFP及び分解が起きない変異型BOR1(K590A)-GFPを発現するシロイヌナズナの根からマイクロソーム画分を調製し、抗GFP抗体による免疫沈降,抗ユビキチン抗体によるウエスタン解析を行い、B過剰環境に応答して一つもしくは二つのユビキチンがBOR1-GFPに結合すうことを明らかにした。一方、BOR1(K590A)-GFPではユビキチン化は検出されなかった。これらの結果から、K590残基のB濃度応答したユビキチン化が、B過利条件でBOR1を分解に向かわせる主要なシグナルであることが明らかになった。K590のユビキチン化の役割を詳細に調べるために、メンブレントラフィック阻害剤であるブレフェルジンAがBOR1-GFPとBOR1(K590A)-GFPのトラフィッキングに及ぼす影響を調べた。BFA処理によりBOR1(K590A)-GFPがBOR1-GFP同様にエンドソーム凝集体に観察されることから、K590のB濃度依存的ユビキチン化はBOR1の細胞膜からのエンドサイトーシスではなく、初期エンドソーム以降の輸送段階を制御することが示唆された。
英文摘要
1.BOR4タンパク質の大量精製系の確立および結晶化条件のスクリーニングBOR4-TEVプロテアーゼ切断認識配列-GFP-6xHisをGAL1プロモーター制御下で発現する出芽酵母からn-dodecyl-ss-D-maltoside(DDM)により可溶化したHis-Tagタンパク質をコバルトレジンにより精製した。TEVプロテアーゼによりGFP-6xHisを除去した。培養時間の選定、各ステップで使用するバッファーの組成を検討することで、12Lの培養液から約0.5mgの精製BOR4を抽出できるようになった。CPM assay[Alexandrov et al.Structure, 16:351-359(2008)]により精製BOR4の熱安定性を調べた。40℃においてBOR4が完全に変性するまでの半減期は44.3分であった。結晶化に有利な分子量の小さな界面活性剤であるn-nonyl-ss-D-glucoside(NG)またはn-octyl-ss-D-glucoside(OG)を添加すると半減期はそれぞれ21.3分および19.9分に減少した。DDMのNG、ONへの置き換えは困難であると思われる。さらに精製BOR4を用いてMemGold kit(Molecular Dimensions社)による結晶化条件のスクリーニングを行った。4℃および20℃においてそれぞれ96条件ずつのスクリーニングに供しているが結晶は得られていない。2.ホウ素濃度依存的なユビキチン化によるBOR1の分解制御野生型BOR1-GFP及び分解が起きない変異型BOR1(K590A)-GFPを発現するシロイヌナズナの根からマイクロソーム画分を調製し、抗GFP抗体による免疫沈降,抗ユビキチン抗体によるウエスタン解析を行い、B過剰環境に応答して一つもしくは二つのユビキチンがBOR1-GFPに結合すうことを明らかにした。一方、BOR1(K590A)-GFPではユビキチン化は検出されなかった。これらの結果から、K590残基のB濃度応答したユビキチン化が、B過利条件でBOR1を分解に向かわせる主要なシグナルであることが明らかになった。K590のユビキチン化の役割を詳細に調べるために、メンブレントラフィック阻害剤であるブレフェルジンAがBOR1-GFPとBOR1(K590A)-GFPのトラフィッキングに及ぼす影響を調べた。BFA処理によりBOR1(K590A)-GFPがBOR1-GFP同様にエンドソーム凝集体に観察されることから、K590のB濃度依存的ユビキチン化はBOR1の細胞膜からのエンドサイトーシスではなく、初期エンドソーム以降の輸送段階を制御することが示唆された。
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シロイヌナズナのホウ酸トランスポーターBOR1のホウ素依存的分解に関与するリジン残基の同定
拟南芥硼酸转运蛋白 BOR1 硼依赖性降解中涉及的赖氨酸残基的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[笠井光治, 高野順平, 豊田敦至, 三輪京子, 藤原徹]
通讯作者:
藤原徹
ホウ素濃度依存的なユビキチン化によるシロイヌナズナのホウ酸トランスポーターBOR1の分解制御
硼浓度依赖性泛素化调节拟南芥硼酸转运蛋白 BOR1 的降解
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[笠井光治, 高野順平, 豊田敦至, 三輪京子, 藤原徹]
通讯作者:
藤原徹
シロイヌナズナのホウ酸トランスポーターBOR1のエンドサイトーシス・分解に関与するリジン残基の同定
拟南芥硼酸转运蛋白 BOR1 内吞作用和降解中涉及的赖氨酸残基的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[笠井光治, 高野順平, 豊田敦至, 三輪京子, 藤原徹, 笠井光治]
通讯作者:
笠井光治
プロテオリポソームを用いたシロイヌナズナのモリブデン酸トランスポーターの機能解析
使用蛋白脂质体对拟南芥钼酸盐转运蛋白进行功能分析
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[笠井光治, 高野順平, 豊田敦至, 三輪京子, 藤原徹, 笠井光治]
通讯作者:
笠井光治
シロイヌナズナのホウ酸トランスポーターBOR1のホウ酸濃度依存的エンドサイトーシス・分解にはセリン・スレオニンリッチ領域を含むC末端領域が関与する
C 末端区域含有富含丝氨酸-苏氨酸的区域,参与硼酸浓度依赖性内吞作用和拟南芥硼酸转运蛋白 BOR1 的降解。
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[笠井光治, 高野順平, 豊田敦至, 藤原徹]
通讯作者:
藤原徹
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