口腔癌における転写関連遺伝子群HDAC6 familyの総合的機能解析
口腔癌における転写関連遺伝子群HDAC6 familyの総合的機能解析
批准号:
18689047
负责人:
小野 可苗
金额:
$18.39万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
本研究の目的は、HDAC familyとその関連遺伝子群に関して、口腔癌における分子腫瘍マーカーや分子標的治療法の標的になりえるかどうかを検討することであった。口腔癌、正常口腔粘膜組織に関してAffymetrix社製GeneChipを使用して、ヒト全遺伝子の発現状態を調べ、マイクロアレイ解析した。そのデータ・べースの中から、HDAC familyの発現状態を抽出したところ、HDAC familyのうち、サブタイプであるHDAC6遺伝子の発現変動が大きいことが示された。そこで、Real time PCR法を用いて、HDAC familyの各サブタイプの発現量を実際の臨床サンプル5種類で調べ、マイクロアレイの結果が正しいことを確認した。次に、HDAC6遺伝子はαチュブリンを脱アセチル化し、細胞の運動性を増加することが知られているため、癌の転移や浸潤への関与が推測されるため、実際の口腔癌100症例に関し、real time PCR法、Western blotting法、免疫組織染色法でmRNAレベルとタンパクレベルのHDAC6遺伝子の発現状態を調べた。その結果、mRNAの発現亢進は76%に、タンパクの発現亢進は54%に検出され、多くの口腔癌においてHDAC6遺伝子の発現亢進が起きていることが確認できた。さらに、この結果と臨床諸指標とを比較検討したところ、stage I,II群とstage III,IV群間に優位な相違を認め、HDAC6遺伝子は腫瘍の進展と関連があることが判明した。他のHDAC family遺伝子に関しても同様に臨床サンプルで検討を加えたが、安定して臨床諸指標と明らかな相関を示す遺伝子を同定できなかった。以上の結果から、HDAC familyのうちのHDAC6遺伝子は口腔癌における腫瘍進展のマーカーとして診断に有用であることが示唆された。
英文摘要
本研究の目的は、HDAC familyとその関連遺伝子群に関して、口腔癌における分子腫瘍マーカーや分子標的治療法の標的になりえるかどうかを検討することであった。口腔癌、正常口腔粘膜組織に関してAffymetrix社製GeneChipを使用して、ヒト全遺伝子の発現状態を調べ、マイクロアレイ解析した。そのデータ・べースの中から、HDAC familyの発現状態を抽出したところ、HDAC familyのうち、サブタイプであるHDAC6遺伝子の発現変動が大きいことが示された。そこで、Real time PCR法を用いて、HDAC familyの各サブタイプの発現量を実際の臨床サンプル5種類で調べ、マイクロアレイの結果が正しいことを確認した。次に、HDAC6遺伝子はαチュブリンを脱アセチル化し、細胞の運動性を増加することが知られているため、癌の転移や浸潤への関与が推測されるため、実際の口腔癌100症例に関し、real time PCR法、Western blotting法、免疫組織染色法でmRNAレベルとタンパクレベルのHDAC6遺伝子の発現状態を調べた。その結果、mRNAの発現亢進は76%に、タンパクの発現亢進は54%に検出され、多くの口腔癌においてHDAC6遺伝子の発現亢進が起きていることが確認できた。さらに、この結果と臨床諸指標とを比較検討したところ、stage I,II群とstage III,IV群間に優位な相違を認め、HDAC6遺伝子は腫瘍の進展と関連があることが判明した。他のHDAC family遺伝子に関しても同様に臨床サンプルで検討を加えたが、安定して臨床諸指標と明らかな相関を示す遺伝子を同定できなかった。以上の結果から、HDAC familyのうちのHDAC6遺伝子は口腔癌における腫瘍進展のマーカーとして診断に有用であることが示唆された。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.3892/ijo.29.1.117
发表时间:
2006-07
期刊:
International journal of oncology
影响因子:
5.2
作者:
[Takumi Sakuma;K. Uzawa;Takeshi Onda;M. Shiiba;H. Yokoe;T. Shibahara;H. Tanzawa]
通讯作者:
Takumi Sakuma;K. Uzawa;Takeshi Onda;M. Shiiba;H. Yokoe;T. Shibahara;H. Tanzawa
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