中国西域およびアジア東辺地域出土馬具の比較研究
中国西域およびアジア東辺地域出土馬具の比較研究
批准号:
18720216
负责人:
中條 英樹
金额:
$1.47万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
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英文摘要
本年度は、主に東アジア出土馬具の構造比較のため、昨年度に引き続き中国・韓国・日本列島各地にて資料調査をおこなった。中国の調査では、南方地域出土馬具の調査をおこなったことで、南方地域出土馬具が北方系と考えて間違いない点を確認できた(この馬具を出土した南越王墓は被葬者の没年が判明しているため、馬具編年の歴年代決定の際にも重要となる)。一方、韓国の調査においては半島南西部百済地域において新出の馬具を調査することができた。未だ多くの意見の相違が見られる百済地域と日本列島出土資料の併行関係を考える上で非常に参考になった。さらに、近年伽耶・新羅地域で資料が増加しつつある三韓時代の馬具数点を製作技術的視点から調査することができた。この時期の馬具資料は中国北方に展開していた匈奴や夫余といった遊牧騎馬民族と関連があるとされる資料であり、広く東アジアの騎馬文化を考える上で重要な資料である。この時期の馬具を製作技術的視点から観察する必要性は、昨年度執筆した論文で指摘したが、さらに数点の資料を観察・実測できたことも大きな成果である。日本の各地域の調査でも、大阪・東海地方において馬具(特に鞍金具や轡・鐙)の構造把握を中心におこなった。その他、中国西域地方および内蒙古や東北地方の馬具集成を継続しておこなった。昨年度一部の成果は上記の論文にて公表したが、今後は現状での集成を終えた上で、公表する予定である。以上の中国・韓国・日本の資料は相互に関連性をもっており、本年度の成果として特に強調したい点は、構造把握を基礎におくことで、馬具の編年体系、歴年代観を再検討することが可能となったことである。この点に関しては、さらにいくつかの資料を用いた上で、論文として公表したいと考えている。
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