科学,技術,イノベーションの相互作用における計測評価技術の意義
科学,技術,イノベーションの相互作用における計測評価技術の意義
批准号:
18730257
负责人:
堀川 裕司
金额:
$1.9万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
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英文摘要
本研究の目的は新しいイノベーションが生み出される上で,科学がどのような役割を果たしているのかを明らかにすることである.科学が生み出す成果は,論文や特許といった明示的な知識であるという認識が共有されている。しかしながら,新しい技術を生み出す上で,明示的な科学的知識は確かに重要な役割を果たしているが,それ以上に重要な役割を果たしているのが,自然現象を計測・評価することに関する暗黙的な知識である.論文や特許に明示的な知識として描き出されない,自然現象を計測するためのノウハウや,現象についての解釈が,新しい技術を生み出す上で非常に重要な役割を果たしている.技術の世界で必ずしも利用されてこなかった現象を利用する際,科学的な暗黙知があるがゆえに,こうした現象を計測したり,観察したりすることができ,それによって技術者たちの試行錯誤'が誘発され,新しい技術が生み出されていくのである.研究実績として,科学と技術の相互作用について,既存研究のレビューを広範に行った論文1本を『日本経営学会誌』に投稿し,現在査読経過中である.またMIRAIプロジェクトにおいて,ポーラスLow-k薄膜という技術革新が生み出されるプロセスを描きだし,そのプロセスにおいて,科学が生み出した暗黙的な知識が非常に重要な役割を果たしたことを明らかにした論文一本を『組織科学』に投稿し,現在査読経過中である.これらの研究はイノベーションが生み出される上で,これまで必ずしも注目されてこなかった科学の暗黙的知識が果たす重要な役割を明らかにしたという意味において,大きな貢献があると考えられる.また科学の成果を新しい技術につなげる上での政策上のインプリケーションを提示することができたという意味においても重要な意義のある研究であると考えられる.
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