トリパノソーマの翻訳後修飾におけるユビキチン類似タンパク質(SUMO)の重要性
トリパノソーマの翻訳後修飾におけるユビキチン類似タンパク質(SUMO)の重要性
批准号:
18890188
负责人:
案浦 健
金额:
$1.82万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
寄生原虫は、発育段階の変化に応じて短時間で形態を変え寄生を成立させるが、その発現制御の分子メカニズムは未だごく一部しか解明されていない。ユビキチンやSUMOは、様々な標的タンパク質に結合し、その機能や発現量を変化させる翻訳後修飾分子である。シャーガス病の病原体であるTrypanosoma cruzlでは、ヒト細胞内型原虫においてユビキチン-プロテアソーム系による鞭毛タンパク質の分解が必須であることが報告されているが、ユビキチンと拮抗的にも作用するSUMOに関する報告は全くない。そこで本研究はT.cruziのSUMO修飾に着目し、発育段階における関与など、特異的な制御機構を明らかにする事を目的として研究を行った。今年度は1)抗T.cruziSUMO抗体を用いて、各発育段階におけるSUMO結合タンパク質の発現パターンの比較と細胞内局在性を観察した。昨年度作製した抗T.cruziSUMO特異抗体を用いて、ウエスタン法によりZc田勿のSUMO結合タンパク質を検出した。その結果、各発育段階においてバンドパターンが異なることから、SUMOの標的タンパク質は発育段階間で変動することが示唆された。また同抗体を用いた蛍光抗体法により細胞内局在性を観察したところ、全ての発育段階において、核と鞭毛付近に強い蛍光が観察された。2)特異的SUMO切断酵素(SENP)過剰発現T.cruz株の作製を行なった。ゲノム情報より得たSEND貴伝子より特異プライマーを作製し、PCRにより増幅後、過剰発現ベクターpTREXに挿入し、昆虫体内型原虫に導入した。ノザン法およびウエスタン法により、SENPの過剰発現が確認された株では、予想に反して致死的な表現型は示さなかった。このことからT.cruziSENPに特異な制御メカニズムの存在が示唆され、現在詳細な解析によりその分子メカニズムの解明を行っている。
英文摘要
寄生原虫は、発育段階の変化に応じて短時間で形態を変え寄生を成立させるが、その発現制御の分子メカニズムは未だごく一部しか解明されていない。ユビキチンやSUMOは、様々な標的タンパク質に結合し、その機能や発現量を変化させる翻訳後修飾分子である。シャーガス病の病原体であるTrypanosoma cruzlでは、ヒト細胞内型原虫においてユビキチン-プロテアソーム系による鞭毛タンパク質の分解が必須であることが報告されているが、ユビキチンと拮抗的にも作用するSUMOに関する報告は全くない。そこで本研究はT.cruziのSUMO修飾に着目し、発育段階における関与など、特異的な制御機構を明らかにする事を目的として研究を行った。今年度は1)抗T.cruziSUMO抗体を用いて、各発育段階におけるSUMO結合タンパク質の発現パターンの比較と細胞内局在性を観察した。昨年度作製した抗T.cruziSUMO特異抗体を用いて、ウエスタン法によりZc田勿のSUMO結合タンパク質を検出した。その結果、各発育段階においてバンドパターンが異なることから、SUMOの標的タンパク質は発育段階間で変動することが示唆された。また同抗体を用いた蛍光抗体法により細胞内局在性を観察したところ、全ての発育段階において、核と鞭毛付近に強い蛍光が観察された。2)特異的SUMO切断酵素(SENP)過剰発現T.cruz株の作製を行なった。ゲノム情報より得たSEND貴伝子より特異プライマーを作製し、PCRにより増幅後、過剰発現ベクターpTREXに挿入し、昆虫体内型原虫に導入した。ノザン法およびウエスタン法により、SENPの過剰発現が確認された株では、予想に反して致死的な表現型は示さなかった。このことからT.cruziSENPに特異な制御メカニズムの存在が示唆され、現在詳細な解析によりその分子メカニズムの解明を行っている。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1016/j.bbrc.2007.04.102
发表时间:
2007-06-22
期刊:
BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS
影响因子:
3.1
作者:
[Annoura, Takeshi, Sariego, Idalia, Aoki, Takashi]
通讯作者:
Aoki, Takashi
Evolutionary analysis of synteny and gene fusion for pyrimidine biosynthetic enzymes in Euglenozoa : An extraordinary gap between kinetoplastids and diplonemids
眼虫中嘧啶生物合成酶的同线性和基因融合的进化分析:动质体和双克隆之间的巨大差距
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
Protist 159(3)
影响因子:
--
作者:
[Makiuchi T, Annoura T, Hashimoto T, Murata E, Aoki T, Nara T]
通讯作者:
Nara T
DOI:
10.1016/j.gene.2007.02.009
发表时间:
2007-06-01
期刊:
GENE
影响因子:
3.5
作者:
[Makiuchi, Takashi, Nara, Takeshi, Aoki, Takashi]
通讯作者:
Aoki, Takashi
Surveillance of Zoonotic Potential of Simian Malaria for Innovative Vaccine Development in Thailand
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批准号:23KK0142
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项目类别:Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)
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资助金额:$13.31万
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财政年份:2023
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负责人:案浦 健
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依托单位:
核・オルガネラ制御を中心とした肝内型マラリア原虫の休眠・増殖分子基盤の解明
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批准号:21K06999
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2021
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负责人:案浦 健
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依托单位:
トリパノソーマの翻訳後修飾:原虫の発育型転換および増殖におけるSUMOの役割
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批准号:20790327
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2008
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负责人:案浦 健
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依托单位: