急性肝炎における肝臓内CD4+T細胞の動態の観察とその制御メカニズムの解明
急性肝炎における肝臓内CD4+T細胞の動態の観察とその制御メカニズムの解明
批准号:
16K09356
负责人:
藤田 伴子
金额:
$2.91万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-01 至 2017-03-31
中文摘要
急性肝炎における肝臓内CD3陽性CD4陽性細胞の動態が、プロスタグランジンD受容体DP1刺激によりどのように制御されすのかを、マウスConcanavalinA肝炎モデルを用いて検討した。(1)溶媒投与群、(2) BW245C群、(3)ConcanavalinAと溶媒投与群、(4) ConcanavalinAとBW245C群、の四群でCD3陽性CD4陽性細胞の肝臓内での分布を,抗CD3抗体と抗CD4抗体の二重免疫染色により比較した。その結果、溶媒投与群とBW245C投与群の肝臓ではT細胞は肝実質にごく少数認めたのみであったが、ConcanavalinAと溶媒投与群では肝実質内に多数のCD3陽性CD4陽性細胞が浸潤していた。ConcanavalinAとBW245C群では、CD3陽性CD4陽性細胞の肝実質への浸潤はごく少数にとどまり、門脈周囲に多数の細胞集簇を形成しており、ConcanavalinAの存在下では肝実質への細胞浸潤がBW245Cで抑制されることを確認した。次に、肝臓内CD3陽性CD4陽性細胞の遊走の制御にかかわるケモカインを探索するため、RT-PCRによりケモカイン群の遺伝子発現を測定した。その結果、T細胞(CD3陽性)の遊走を惹起するCXCL10 mRNAの発現がConcanavalinAと溶媒投与群で上昇し、BW245Cの存在下では抑制されていることが分かった。以上より、BW245CによるCD3陽性CD4陽性細胞の肝実質への遊走抑制は、CXCL10の発現抑制に起因するものである可能性が示唆された。
英文摘要
急性肝炎における肝臓内CD3陽性CD4陽性細胞の動態が、プロスタグランジンD受容体DP1刺激によりどのように制御されすのかを、マウスConcanavalinA肝炎モデルを用いて検討した。(1)溶媒投与群、(2) BW245C群、(3)ConcanavalinAと溶媒投与群、(4) ConcanavalinAとBW245C群、の四群でCD3陽性CD4陽性細胞の肝臓内での分布を,抗CD3抗体と抗CD4抗体の二重免疫染色により比較した。その結果、溶媒投与群とBW245C投与群の肝臓ではT細胞は肝実質にごく少数認めたのみであったが、ConcanavalinAと溶媒投与群では肝実質内に多数のCD3陽性CD4陽性細胞が浸潤していた。ConcanavalinAとBW245C群では、CD3陽性CD4陽性細胞の肝実質への浸潤はごく少数にとどまり、門脈周囲に多数の細胞集簇を形成しており、ConcanavalinAの存在下では肝実質への細胞浸潤がBW245Cで抑制されることを確認した。次に、肝臓内CD3陽性CD4陽性細胞の遊走の制御にかかわるケモカインを探索するため、RT-PCRによりケモカイン群の遺伝子発現を測定した。その結果、T細胞(CD3陽性)の遊走を惹起するCXCL10 mRNAの発現がConcanavalinAと溶媒投与群で上昇し、BW245Cの存在下では抑制されていることが分かった。以上より、BW245CによるCD3陽性CD4陽性細胞の肝実質への遊走抑制は、CXCL10の発現抑制に起因するものである可能性が示唆された。
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