3次元原子間力顕微鏡による原子スケールでの局所水和構造状熊の解析方法の確立
3次元原子間力顕微鏡による原子スケールでの局所水和構造状熊の解析方法の確立
批准号:
23760028
负责人:
小林 成貴
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 --
中文摘要
近年開発された3次元原子間力顕微鏡(3D-SFM)による原子スケールでの局所水和構造計測とそのメカニズムを明らかにするために、今年度は以下のことに取り組んだ。1)3D-SFM測定を行うために、本研究の観察対象であるフッ化カルシウム(CaF_2)(111)表面を原子スケールで長時間安定に観察できる溶液条件について検討した。超純水中ではCaF_2(111)表面の結晶モデルとよく一致した原子像が得られた。しかし、時間の経過とともに、CaF_2の溶解によって生じるカルシウムイオンと超純水中の水酸化物イオンが水酸化カルシウムとなって表面に大量に付着するために、3D-SFM測定を行うには難しい溶液条件ではないことが分かった。そこで、表面の溶解を抑えるために、過飽和溶液中で観察を行った。過飽和溶液中では、原子像を観察することはできた。しかし、溶液中の多量のカルシウムイオンやフッ素イオンが探針に吸着して、イメージング中にコントラストがたびたび急変するという現象が見られたことから、過飽和溶液も、3D-SFM測定に適した条件ではないということが分かった。次に、水酸化カルシウムの生成を抑えるために、過飽和溶液のpHを下げてイメージングを行った。その結果、溶解のない安定なテラスは見られたが、フッ化カルシウムが再結晶したものが付着したせいか、原子スケールではラフな表面であった。以上のことから、CaF_2(111)表面での3D-SFM測定に最適な溶液条件は非常なシビアなものであるという結論に至った。2)そこで、CaF_2の代わりに、炭酸カルシウム(CaCO_3)(101-4)表面の3D-SFM測定を行った。 CaCO_3(101-4)表面は、超純水中で1時間以上安定に原子像を取得することができることが分かった。そこで、この表面で3D-SFM測定を行った。その結果、第3水和層まで観察することに成功し、各水和層の水分子のサイトが理論結果とよく一致していることが分かった。これらの結果から、3D-SFMによる局所水和構造計測が非常に信頼性のある手法であることを実証した。
英文摘要
近年開発された3次元原子間力顕微鏡(3D-SFM)による原子スケールでの局所水和構造計測とそのメカニズムを明らかにするために、今年度は以下のことに取り組んだ。1)3D-SFM測定を行うために、本研究の観察対象であるフッ化カルシウム(CaF_2)(111)表面を原子スケールで長時間安定に観察できる溶液条件について検討した。超純水中ではCaF_2(111)表面の結晶モデルとよく一致した原子像が得られた。しかし、時間の経過とともに、CaF_2の溶解によって生じるカルシウムイオンと超純水中の水酸化物イオンが水酸化カルシウムとなって表面に大量に付着するために、3D-SFM測定を行うには難しい溶液条件ではないことが分かった。そこで、表面の溶解を抑えるために、過飽和溶液中で観察を行った。過飽和溶液中では、原子像を観察することはできた。しかし、溶液中の多量のカルシウムイオンやフッ素イオンが探針に吸着して、イメージング中にコントラストがたびたび急変するという現象が見られたことから、過飽和溶液も、3D-SFM測定に適した条件ではないということが分かった。次に、水酸化カルシウムの生成を抑えるために、過飽和溶液のpHを下げてイメージングを行った。その結果、溶解のない安定なテラスは見られたが、フッ化カルシウムが再結晶したものが付着したせいか、原子スケールではラフな表面であった。以上のことから、CaF_2(111)表面での3D-SFM測定に最適な溶液条件は非常なシビアなものであるという結論に至った。2)そこで、CaF_2の代わりに、炭酸カルシウム(CaCO_3)(101-4)表面の3D-SFM測定を行った。 CaCO_3(101-4)表面は、超純水中で1時間以上安定に原子像を取得することができることが分かった。そこで、この表面で3D-SFM測定を行った。その結果、第3水和層まで観察することに成功し、各水和層の水分子のサイトが理論結果とよく一致していることが分かった。これらの結果から、3D-SFMによる局所水和構造計測が非常に信頼性のある手法であることを実証した。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Subnanometer-scale imaging of CaF2(111) surfaces by FM-AFM in various solutions
通过 FM-AFM 在各种溶液中对 CaF2(111) 表面进行亚纳米级成像
DOI:
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发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takehiro Kawauchi, Mariko Kawauchi, Tsutomu Takeichi, Atsushi Kitaura, Jiro Kumaki, Hiroki Iida, Eiji Yashima, 河内岳大・河内麻理子・小玉裕也・竹市力, 大西啓太・河内麻理子・河内岳大・竹市力, 高文柱, 高文柱, 高文柱, 高文柱, Naritaka Kobayashi]
通讯作者:
Naritaka Kobayashi
周波数変調原子間力顕微鏡によるCaF_2(111)表面の液中原子分解能観察
调频原子力显微镜对液体中CaF_2(111)表面的原子分辨率观察
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takehiro Kawauchi, Mariko Kawauchi, Tsutomu Takeichi, Atsushi Kitaura, Jiro Kumaki, Hiroki Iida, Eiji Yashima, 河内岳大・河内麻理子・小玉裕也・竹市力, 大西啓太・河内麻理子・河内岳大・竹市力, 高文柱, 高文柱, 高文柱, 高文柱, Naritaka Kobayashi, 板倉史郎]
通讯作者:
板倉史郎
Development of AFM technique for atomic-scale imaging of physical properties of hydration structure
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批准号:22K04929
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2022
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负责人:小林 成貴
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依托单位:
固液界面現象の解明に資する原子間力顕微鏡による液中ナノレベル電位分布計測法の開発
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批准号:12J10544
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.54万
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财政年份:2012
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负责人:小林 成貴
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依托单位:
原子間力顕微鏡を用いた溶液中生体分子の物性マッピング手法の開発
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批准号:08J00246
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.77万
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财政年份:2008
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负责人:小林 成貴
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依托单位:
海外基金