グレゴリオス・パラマスとビザンツ思想。ヘシュカズムのロシアへの流れと展開
グレゴリオス・パラマスとビザンツ思想。ヘシュカズムのロシアへの流れと展開
批准号:
09J07876
负责人:
袴田 玲
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2011
中文摘要
本年度も昨年度に引きつづき、14世紀ビザンツの神学者グレゴリオス・パラマスの思想をその主著『聖なるしかたで修行するヘシュカストの弁護』および『講話集』の読解を基軸に研究を進めた。特に、これまで研究を進めてきた彼の人間観・神観を仲介する概念として、彼のエウカリスティア(聖体拝領)論に着目し、キリスト教の本質に迫る研究となりえた。2011年9月からは指導委託のかたちでフランスはパリの大学L'Institut Catholiqueに滞在し、トマス・アクゥイナスの大家Gilles BERCEVILLE教授との共同研究を通じて、聖体拝領や身体観をめぐるカトリック側と東方キリスト教側の理解を比較研究し、東方キリスト教における人間および神観念の特色を浮き彫りにした。さらに、L'Ecole Pratique des Hautes EtudesのVassa Kontouman率いる研究グループに参加し、パラマスが生きたアトスの修道院世界・修道思想代表する詞華集『フィロカリア』を中心に考察した。その中で『フィロカリア』編纂が要請された時代背景、およびその編纂意図について研究を進め、当時オスマン帝国下にあって腐敗していた正教会の高位聖職者たちへの不満と、一般信徒の信仰実践の衰退および西欧の人文主義の影響を受けた知識人らのキリスト教離れへの危惧とを背景とした、正教会内部の霊性復興運動の内実を解明した。これらの研究は2011年6月に教父研究会にて発表され、同会会誌『パトリスティカ』および同会会誌欧文号Patristicaにて、日・英語の両言語で論文としても発表された。また、東方キリスト教に深く影響を与えた新プラトン主義についての研究も深めており、今年度は神秘体験を語るパラマスとプロティノスの言表を比較考察し、『新プラトン主義を学ぶ人のために』(世界思想社、現在印刷中)内に論文が掲載される運びとなった。
英文摘要
本年度も昨年度に引きつづき、14世紀ビザンツの神学者グレゴリオス・パラマスの思想をその主著『聖なるしかたで修行するヘシュカストの弁護』および『講話集』の読解を基軸に研究を進めた。特に、これまで研究を進めてきた彼の人間観・神観を仲介する概念として、彼のエウカリスティア(聖体拝領)論に着目し、キリスト教の本質に迫る研究となりえた。2011年9月からは指導委託のかたちでフランスはパリの大学L'Institut Catholiqueに滞在し、トマス・アクゥイナスの大家Gilles BERCEVILLE教授との共同研究を通じて、聖体拝領や身体観をめぐるカトリック側と東方キリスト教側の理解を比較研究し、東方キリスト教における人間および神観念の特色を浮き彫りにした。さらに、L'Ecole Pratique des Hautes EtudesのVassa Kontouman率いる研究グループに参加し、パラマスが生きたアトスの修道院世界・修道思想代表する詞華集『フィロカリア』を中心に考察した。その中で『フィロカリア』編纂が要請された時代背景、およびその編纂意図について研究を進め、当時オスマン帝国下にあって腐敗していた正教会の高位聖職者たちへの不満と、一般信徒の信仰実践の衰退および西欧の人文主義の影響を受けた知識人らのキリスト教離れへの危惧とを背景とした、正教会内部の霊性復興運動の内実を解明した。これらの研究は2011年6月に教父研究会にて発表され、同会会誌『パトリスティカ』および同会会誌欧文号Patristicaにて、日・英語の両言語で論文としても発表された。また、東方キリスト教に深く影響を与えた新プラトン主義についての研究も深めており、今年度は神秘体験を語るパラマスとプロティノスの言表を比較考察し、『新プラトン主義を学ぶ人のために』(世界思想社、現在印刷中)内に論文が掲載される運びとなった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
イアンブリコス『普遍数学論(ピュタゴラス派集成第三論攷)』(I)
Iamblichus,通用数学(毕达哥拉斯集 3)(I)
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
新プラトン主義研究
影响因子:
--
作者:
[飯田圭介, 寺正行, 新家一男, 長澤和夫, 袴田玲, 袴田玲(共訳)]
通讯作者:
袴田玲(共訳)
『フィロカリア』成立の背景
“Philokalia”成立背景
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
パトリスティカ-教父研究-
影响因子:
--
作者:
[飯田圭介, 寺正行, 新家一男, 長澤和夫, 袴田玲]
通讯作者:
袴田玲
ヘーシュカスム論争考察-「不断に祈れ(ーテサ5:17)の解釈をめぐって-
考虑 Heshkasm 争议 - 关于“不住地祷告(-帖撒罗尼迦书 5:17)”的解释
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
カトリック研究 第79号(掲載確定)
影响因子:
--
作者:
[飯田圭介, 寺正行, 新家一男, 長澤和夫, 袴田玲, 袴田玲(共訳), 有薗真代, 袴田玲]
通讯作者:
袴田玲
神の光を見ることをめぐって-グレゴリオス・パラマスの擬ディオニュシオス解釈
论看见上帝之光——格雷戈里·帕拉马斯对伪狄奥尼修斯的解读
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[飯田圭介, 寺正行, 新家一男, 長澤和夫, 袴田玲, 袴田玲(共訳), 有薗真代, 袴田玲, 有薗真代, 袴田玲]
通讯作者:
袴田玲
新プラトン主義を学ぶ人のために
对于那些研究新柏拉图主义的人
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[嶋田敏, 姜聖淑, 山本祐輔, 原良憲, KANG SUNGSOOK, 姜聖淑, 姜聖淑, World Tourism Organization(UNWTO)( Sungsook Kang for the authorship of the Japanese case study), 中畑正志, 中畑正志, Masashi Nakahata, 中畑正志, 中畑正志, 中畑正志, 中畑正志, 中畑正志, 中畑正志, 中畑正志, 中畑正志(共著), 中畑正志]
通讯作者:
中畑正志
ビザンツ帝国末期における聖母(生神女)マリア崇敬とその社会的背景
-
批准号:23K12024
-
项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
-
资助金额:$3.0万
-
财政年份:2023
-
负责人:袴田 玲
-
依托单位:
東方キリスト教における「説教」の研究:聖と俗の架橋としての「説教」
-
批准号:18K12206
-
项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
-
资助金额:$2.66万
-
财政年份:2018
-
负责人:袴田 玲
-
依托单位:
東方キリスト教における死生観-死とその解釈を通じたヘシュカスム的人間理解-
-
批准号:14J05365
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$3.33万
-
财政年份:2014
-
负责人:袴田 玲
-
依托单位: