17世紀ドイツの政治社会―軍事という視点から
17世紀ドイツの政治社会―軍事という視点から
批准号:
09J09698
负责人:
斉藤 恵太
金额:
$0.45万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 --
中文摘要
筆者の研究は、17世紀のドイツにおいて軍隊が制度として国家に取り込まれていった過程を解明することを目的としている。それにあたって筆者は以下の二点を重視してきた。第一に、17世紀ドイツの政治社会に大きな影響を及ぼした三十年戦争期(1618-1648年)の軍隊のあり方について実証研究を進めること。第二に、三十年戦争研究そのものの歴史的変遷と傾向を明らかにすることである。これらの問題はこれまで我が国でほとんど解明されてこなかったため、筆者の研究は日本における先駆的意義を持つといえる。阪口修平編『軍隊』(ミネルヴァ書房、2009年刊)に収録された二つの小論(コラム)は、筆者が特別研究員の資格を得る以前から既に準備を進めてきたものだが、上記の問題関心を端的にまとめ、公表したものである。まず「傭兵隊長ヴェルトの失敗」(70~71頁)では、もともと人的つながりに依拠した武装集団に過ぎなかった軍隊が、国家によって取り込まれ、制度化されていく過程を、一人の傭兵隊長の経歴に着目することで明らかにした。その際、ただ制度的発展を追うのではなく、それをドイツの政治秩序のあり方と関連づけて論じたところに意義がある。また「近代ドイツのヴァレンシュタイン問題」(268~269頁)では、19世紀の歴史家たちが、三十年戦争期の将軍ヴァレンシュタインを論じるにあたって、目下の国民国家論争からどのように影響されていたのかを明らかにした。その意味で、歴史家の視点もまた時代に規定されていることを、具体的事例に基づいて明らかにしたところに意義がある。
英文摘要
筆者の研究は、17世紀のドイツにおいて軍隊が制度として国家に取り込まれていった過程を解明することを目的としている。それにあたって筆者は以下の二点を重視してきた。第一に、17世紀ドイツの政治社会に大きな影響を及ぼした三十年戦争期(1618-1648年)の軍隊のあり方について実証研究を進めること。第二に、三十年戦争研究そのものの歴史的変遷と傾向を明らかにすることである。これらの問題はこれまで我が国でほとんど解明されてこなかったため、筆者の研究は日本における先駆的意義を持つといえる。阪口修平編『軍隊』(ミネルヴァ書房、2009年刊)に収録された二つの小論(コラム)は、筆者が特別研究員の資格を得る以前から既に準備を進めてきたものだが、上記の問題関心を端的にまとめ、公表したものである。まず「傭兵隊長ヴェルトの失敗」(70~71頁)では、もともと人的つながりに依拠した武装集団に過ぎなかった軍隊が、国家によって取り込まれ、制度化されていく過程を、一人の傭兵隊長の経歴に着目することで明らかにした。その際、ただ制度的発展を追うのではなく、それをドイツの政治秩序のあり方と関連づけて論じたところに意義がある。また「近代ドイツのヴァレンシュタイン問題」(268~269頁)では、19世紀の歴史家たちが、三十年戦争期の将軍ヴァレンシュタインを論じるにあたって、目下の国民国家論争からどのように影響されていたのかを明らかにした。その意味で、歴史家の視点もまた時代に規定されていることを、具体的事例に基づいて明らかにしたところに意義がある。
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会议论文
近世ヨーロッパの複合国家と三十年戦争ー国制と国際関係の総合的・動態的考察
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批准号:24K04304
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.83万
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财政年份:2024
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负责人:斉藤 恵太
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依托单位:
海外基金