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貝類の遺伝的多様性保全:DNAツールの開発とその応用

貝類の遺伝的多様性保全:DNAツールの開発とその応用
贝类遗传多样性的保护:DNA工具的开发及其应用
批准号:
10F00512
负责人:
黒川 忠英 (2012)
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
アカガイScapharca broughtoniiは、東アジア地域、特に日本、中国および韓国において、水産業上重要な貝類の一種である。そのため、本課題では本種の遺伝的多様性保全の研究を進めてきた。本年度は、本種のミトコンドリアDNA(mtDNA)の塩基配列の未読領域の全塩基配列をプライマーウォーキング法などにより決定することができた。この未読領域には、いくつかのタンデムリピート配列、一塩基多型、ミニサテライトなどが存在することが分かった。本種のmtDNAは動物としては巨大で、その全長は47から50kbpであることが明らかになった。これは、個体によってタンデムリピート配列の数が異なるためで、これらの特徴的配列は、DNAマーカーとしての利用性を秘めている。これらのmtDNA配列の多型を利用して、国内の主要な産地(仙台湾、陸奥湾、七尾湾(石川)、香川県)のアカガイおよび海外産アカガイ(韓国、中国、ロシア)を解析した結果、以下のことがわかった。国内の天然アカガイ漁獲量の9割以上を占める仙台湾産では、他の海域には見られない固有のハプロタイプのみで構成されていた。一方、陸奥湾、七尾湾、香川産のものでは、メジャー(95%以上)なハプロタイプが共通していた。また、韓国産の約半数もこのハプロタイプであった。しかし、韓国産の残りのハプロタイプは韓国固有のものであった。したがって、これら共通のハプロタイプを持つアカガイの由来が過去の移植などの人為的影響を反映したものかが注目される。中国とロシア産には共通したハプロタイプが見られたが、韓国、日本では見られないハプロタイプであった。本成果は、地域の遺伝的多様性保全に貢献するだけでなく、高級な仙台湾産アカガイ(通称閖上のアカガイ)の産地偽装の抑止にも利用可能な知見と考えられる。
英文摘要
アカガイScapharca broughtoniiは、東アジア地域、特に日本、中国および韓国において、水産業上重要な貝類の一種である。そのため、本課題では本種の遺伝的多様性保全の研究を進めてきた。本年度は、本種のミトコンドリアDNA(mtDNA)の塩基配列の未読領域の全塩基配列をプライマーウォーキング法などにより決定することができた。この未読領域には、いくつかのタンデムリピート配列、一塩基多型、ミニサテライトなどが存在することが分かった。本種のmtDNAは動物としては巨大で、その全長は47から50kbpであることが明らかになった。これは、個体によってタンデムリピート配列の数が異なるためで、これらの特徴的配列は、DNAマーカーとしての利用性を秘めている。これらのmtDNA配列の多型を利用して、国内の主要な産地(仙台湾、陸奥湾、七尾湾(石川)、香川県)のアカガイおよび海外産アカガイ(韓国、中国、ロシア)を解析した結果、以下のことがわかった。国内の天然アカガイ漁獲量の9割以上を占める仙台湾産では、他の海域には見られない固有のハプロタイプのみで構成されていた。一方、陸奥湾、七尾湾、香川産のものでは、メジャー(95%以上)なハプロタイプが共通していた。また、韓国産の約半数もこのハプロタイプであった。しかし、韓国産の残りのハプロタイプは韓国固有のものであった。したがって、これら共通のハプロタイプを持つアカガイの由来が過去の移植などの人為的影響を反映したものかが注目される。中国とロシア産には共通したハプロタイプが見られたが、韓国、日本では見られないハプロタイプであった。本成果は、地域の遺伝的多様性保全に貢献するだけでなく、高級な仙台湾産アカガイ(通称閖上のアカガイ)の産地偽装の抑止にも利用可能な知見と考えられる。
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会议论文
東日本大震災前の仙台湾天然アカガイと人工種苗の遺伝的多様度について
东日本大地震前仙台天然红蛤和人工苗的遗传多样性
DOI: --
发表时间: 2012
期刊:
影响因子: --
作者: [黒川忠英, Liu Yun-Guo (水研セ東北水研), 関野正志(水研セ中央水研), 渡邊一仁(宮城水技セ), 田邉徹(宮城県庁)]
通讯作者: 田邉徹(宮城県庁)