インドおよびヒマラヤ高地の大気エアロゾルの化学組成と吸湿特性

印度和喜马拉雅高原大气气溶胶的化学成分和吸湿特性

• 批准号: 10F09039
• 负责人: 河村 公隆
• 金额: $ 1.22万
• 依托单位: Hokkaido University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2010
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2010 至 2011
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-10F09039/
• 关键词: 大気化学; ヒマラヤエアロゾル; 有機物; ジカルボン酸; バイオマス燃焼; 水溶性有機炭素; 有機炭素; シュウ酸

中央ヒマラヤに位置するNainital観測地点(インド、標高1958メートル)にて、大気エアロゾル試料を採取した。インドの人間活動の影響を調べるために、エアロゾル試料中の低分子ジカルボン酸、ケトカルボン酸、α-ジカルボニルなどをガスクロマトグラフィーによって測定した。また、有機炭素(OC)、元素状炭素(EC)についても、測定を行った。ジカルボン酸は、シュウ酸が最も高い濃度を示し、コハク酸、マロン酸がそれに次いで多かった。また、ケトカルボン酸では、グリオギザール酸が最も高い濃度を示した。α-ジカルボニルでは、グリオギザールがメチルグリオギザールよりも高い濃度で存在した。ジカルボン酸、ケトカルボン酸、α-ジカルボニルの平均濃度は、それぞれ、433±108ng m^<-3>,48±23ng m^<-3>,9±4ng m^<-3>であった。これらの濃度は、アジアの主要都市で報告されている値に比べてやや低いか同程度であった。ほとんどの化合物は、夏に高い濃度を示し、それらは冬に比べて数倍であった。特に、多環芳香族炭化水素の光化学酸化で生成するフタル酸濃度は、夏に大きく増加し、冬の濃度の7倍となった。ジカルボン酸のエアロゾル炭素への寄与は、冬で、1.7%(日中)、18%(夜間)であった。しかし、夏には、その値は大きく低下した。その理由は、ジカルボン酸以外の有機物が植生などから夏場に供給されたことを意味している。Nainitalにおける観測結果は、ヒマラヤ地方はインドの低地部における人間活動の影響を強く受けていること、夏場には、人為起源有機物の光化学的酸化によって低分子ジカルボン酸など水溶性有機物が大気輸送中に二次的に生成されていることを示している。

Central location

项目成果

Low molecular weight dicarboxylic acids, glyoxal and glyoxylic acid in the North Pacific aerosols and their stable carbon isotopic composition : Source and atmospheric processing

北太平洋气溶胶中的低分子量二羧酸、乙二醛和乙醛酸及其稳定碳同位素组成：来源和大气处理

• 发表时间: 2011
• 作者: P.Hegde;K.Kawamura;K.Kawamura;K.Kawamura
• 通讯作者: K.Kawamura

Long-term variations of molecular compositions of dicarboxylic acids, ketoacids and α-dicarbonyls in marine aerosols over the western North Pacific

北太平洋西部海洋气溶胶中二羧酸、酮酸和α-二羰基分子组成的长期变化

• 发表时间: 2010
• 作者: P.Q.Fu;K.Kawamura;C.M.Pavuluri;T.Swaminanthan;Gehui Wang;Pingqing Fu;Shankar Aggarwal;Kimitaka Kawamura;Kimitaka Kawamura (Invited)
• 通讯作者: Kimitaka Kawamura (Invited)

Seasonal variations of water-soluble organic carbon, dicarboxylic acids, ketoacids, and α-dicarbonyls in the central Himalayan aerosols

• DOI: 10.5194/acpd-12-935-2012
• 发表时间: 2012-01
• 期刊: Atmospheric Chemistry and Physics
• 影响因子: 6.3
• 作者: P. Hegde;K. Kawamura

Enhanced concentrations of citric acid in spring aerosols collected at Gosan background site in East Asia

东亚高山背景点收集的春季气溶胶中柠檬酸浓度升高

• 发表时间: 2011
• 期刊: Atmospheric Environment
• 影响因子: 5
• 作者: J.Jung;K.Kawamura
• 通讯作者: K.Kawamura

Seasonal and decadal distributions of low molecular weight dicarboxylic acids in the remote marine aerosols and their stable carbon isotopic composition

远洋气溶胶中低分子量二元酸的季节和年代际分布及其稳定碳同位素组成

• 发表时间: 2011
• 作者: P.Hegde;K.Kawamura;K.Kawamura
• 通讯作者: K.Kawamura