様々な海洋環境に対するオオミズナギドリの行動・形態的適応の解明
様々な海洋環境に対するオオミズナギドリの行動・形態的適応の解明
批准号:
10J01252
负责人:
山本 誉士
金额:
$0.9万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
様々な海洋環境におけるオオミズナギドリの採餌行動と体サイズの特徴を調べるため、本年度は岩手県三貫島と沖縄県仲ノ神島において野外調査を実施した。調査地では昨年度に装着した小型記録計(ジオロケータ)の回収を試み、そして親鳥と雛の外部形態を計測した。ジオロケータは照度を約1年間記録し、記録されたデータを解析することで大まかな緯度経度を推定することができる。これまでに得られたデータを解析した結果、太平洋側で繁殖する三貫島と伊豆諸島御蔵島のオオミズナギドリは抱卵期には共に三陸沖の海域で採餌していることが明らかになった。一方、日本海で繁殖する新潟県粟島のオオミズナギドリは、主に繁殖地周辺の日本海で採餌していた。繁殖地から採餌海域までの距離は三貫島と粟島に比べ、御蔵島では遠い。そのため、御蔵島の個体はその他の繁殖地の個体に比べて、採餌域まで到達するのにより長い時間を要する。その結果、御蔵島ではより長い間繁殖地で抱卵(絶食)していた。一方、粟島の個体は繁殖地から比較的近い場所で採餌していたにも関わらず、三貫島よりも長い間抱卵していた。三貫島の個体が採餌する三陸沖は世界でも有数の生産力の高い海域である。そのため、三貫島の個体の方が日本海で採餌する粟島の個体に比べて採餌効率が高かったことが予想される。また、体サイズと絶食可能期間には正の相関があることが知られている。そのため、オオミズナギドリにおける体サイズの違い(三貫島>粟島>御蔵島)は抱卵期の絶食耐性に起因すると予想した。しかし、予想と反して、絶食期間の短い三貫島の個体では体サイズが最も大きく、絶食期間の長い御蔵島では体サイズが小さかった。本研究の結果から、オオミズナギドリの体サイズの繁殖地間差は絶食とは関係しておらず、その他の要因(e.g.移動効率や採餌効率)と関係している可能性が示唆された。なお、仲ノ神島では装着個体を再捕獲することができず、データが得られなかった。
英文摘要
様々な海洋環境におけるオオミズナギドリの採餌行動と体サイズの特徴を調べるため、本年度は岩手県三貫島と沖縄県仲ノ神島において野外調査を実施した。調査地では昨年度に装着した小型記録計(ジオロケータ)の回収を試み、そして親鳥と雛の外部形態を計測した。ジオロケータは照度を約1年間記録し、記録されたデータを解析することで大まかな緯度経度を推定することができる。これまでに得られたデータを解析した結果、太平洋側で繁殖する三貫島と伊豆諸島御蔵島のオオミズナギドリは抱卵期には共に三陸沖の海域で採餌していることが明らかになった。一方、日本海で繁殖する新潟県粟島のオオミズナギドリは、主に繁殖地周辺の日本海で採餌していた。繁殖地から採餌海域までの距離は三貫島と粟島に比べ、御蔵島では遠い。そのため、御蔵島の個体はその他の繁殖地の個体に比べて、採餌域まで到達するのにより長い時間を要する。その結果、御蔵島ではより長い間繁殖地で抱卵(絶食)していた。一方、粟島の個体は繁殖地から比較的近い場所で採餌していたにも関わらず、三貫島よりも長い間抱卵していた。三貫島の個体が採餌する三陸沖は世界でも有数の生産力の高い海域である。そのため、三貫島の個体の方が日本海で採餌する粟島の個体に比べて採餌効率が高かったことが予想される。また、体サイズと絶食可能期間には正の相関があることが知られている。そのため、オオミズナギドリにおける体サイズの違い(三貫島>粟島>御蔵島)は抱卵期の絶食耐性に起因すると予想した。しかし、予想と反して、絶食期間の短い三貫島の個体では体サイズが最も大きく、絶食期間の長い御蔵島では体サイズが小さかった。本研究の結果から、オオミズナギドリの体サイズの繁殖地間差は絶食とは関係しておらず、その他の要因(e.g.移動効率や採餌効率)と関係している可能性が示唆された。なお、仲ノ神島では装着個体を再捕獲することができず、データが得られなかった。
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月の満ち欠けとオオミズナギドリの行動変化
月相和大海鸥行为的变化
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yamamoto T, Takahashi A, Oka N, Sato K, Yamamoto M, Trathan PN, 山本誉士]
通讯作者:
山本誉士
BBC online. "Seasonal produce : how shearwaters exploit the ocean's resources".2011年7月Available at
BBC 在线。“季节性农产品:海鸥如何利用海洋资源”。2011 年 7 月可在以下网址获取
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Inter-colony differences in the incubation pattern of streaked shearwaters in relation to the local marine environment
与当地海洋环境相关的条纹海鸥孵化模式的群体间差异
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
Waterbirds
影响因子:
0.3
作者:
[Yamamoto T, Takahashi A, Oka N, Shirai M, Yamamoto M, Katsumata N, Sato K, Watanabe S, Trathan P]
通讯作者:
Trathan P
ジオロケータを用いたオオミズナギドリの渡り行動の解明
使用地理定位器阐明虎头海鸥的迁徙行为
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山本誉士, 高橋晃周, 岡奈理子, 勝又信博, 白井正樹, 佐藤克文, 山本麻希, Trathan NP]
通讯作者:
Trathan NP
DOI:
10.1525/auk.2010.10029
发表时间:
2010-10-01
期刊:
AUK
影响因子:
2.8
作者:
[Yamamoto, Takashi, Takahashi, Akinori, Trathan, Philip N.]
通讯作者:
Trathan, Philip N.
共 9 条
鳥類にみられる無条件兄弟殺しの適応的意義の解明
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批准号:15J07507
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.83万
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财政年份:2015
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负责人:山本 誉士
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依托单位: