長鎖遊離脂肪酸をリガンドとする新規受容体GPR120の機能解析
長鎖遊離脂肪酸をリガンドとする新規受容体GPR120の機能解析
批准号:
10J01836
负责人:
宮内 諭
金额:
$0.45万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
遊離脂肪酸(FFA)はこれまで知られていたエネルギー源としての役割に加え、Gタンパク質型共役型受容体を介したシグナル伝達因子として新たな役割があることが近年報告されてきた。現在様々な脂肪酸受容体が同定され、全身の代謝維持に重要な働きを担っていることが解明されてはきたが、その全貌は明らかとなっていない。我々は脂肪酸受容体の中でもGPR120に着目した。GPR120はαリノレン酸やDHAといった長鎖遊離脂肪酸をリガンドとし、肺組織で最も強く発現しているにも拘わらずこれまでその働きは全く未知であった。そこで肺組織におけるGPR120の機能解析を目的とし研究を行った。まず肺組織内におけるGPR120の局所発現を同定するため、WTマウス及びGPR120 KOマウスの肺組織を用いて免疫染色を行った。その結果、GPR120はクララ細胞に特に強く発現していることが示された。クララ細胞は肺サーファクタントを分泌する細胞であることから次に、WTマウス及びGPR120 KOマウスにおいて肺サーファクタント合成量の変動量の解析を行った。その結果、GPR120 KOマウスはWTマウスに比較して、肺組織内サーファクタントプロテインA(SP-A)含有量が増大していることを見出した。このことから、GPR120は肺組織、特にクララ細胞においてSP-Aの発現量を調整していると考えられる。さらにGPR120とサーファクタント合成量の関係を詳細に調べるため、ヒトクララ細胞のモデル細胞であるNCI-H441細胞を用い、サーファクタント分泌実験を行った。その結果、NCI-H441細胞において、αリノレン酸などによるGPR120リガンド刺激はERKシグナルを活性化し、その下流であるSP-A mRNAの合成を負に制御していることを明らかとした。これらの結果より、GP120は肺胞内のSP-A合成量を調節することにより肺胞機能の維持に重要な働きを担っていることを解明した。肺サーファクタント量の異常は喘息など様々な呼吸器疾患に関与していることから、GPR120と肺サーファクタントとの関係を更に明らかとすることでこれらの病態の解明につながると期待される。
英文摘要
遊離脂肪酸(FFA)はこれまで知られていたエネルギー源としての役割に加え、Gタンパク質型共役型受容体を介したシグナル伝達因子として新たな役割があることが近年報告されてきた。現在様々な脂肪酸受容体が同定され、全身の代謝維持に重要な働きを担っていることが解明されてはきたが、その全貌は明らかとなっていない。我々は脂肪酸受容体の中でもGPR120に着目した。GPR120はαリノレン酸やDHAといった長鎖遊離脂肪酸をリガンドとし、肺組織で最も強く発現しているにも拘わらずこれまでその働きは全く未知であった。そこで肺組織におけるGPR120の機能解析を目的とし研究を行った。まず肺組織内におけるGPR120の局所発現を同定するため、WTマウス及びGPR120 KOマウスの肺組織を用いて免疫染色を行った。その結果、GPR120はクララ細胞に特に強く発現していることが示された。クララ細胞は肺サーファクタントを分泌する細胞であることから次に、WTマウス及びGPR120 KOマウスにおいて肺サーファクタント合成量の変動量の解析を行った。その結果、GPR120 KOマウスはWTマウスに比較して、肺組織内サーファクタントプロテインA(SP-A)含有量が増大していることを見出した。このことから、GPR120は肺組織、特にクララ細胞においてSP-Aの発現量を調整していると考えられる。さらにGPR120とサーファクタント合成量の関係を詳細に調べるため、ヒトクララ細胞のモデル細胞であるNCI-H441細胞を用い、サーファクタント分泌実験を行った。その結果、NCI-H441細胞において、αリノレン酸などによるGPR120リガンド刺激はERKシグナルを活性化し、その下流であるSP-A mRNAの合成を負に制御していることを明らかとした。これらの結果より、GP120は肺胞内のSP-A合成量を調節することにより肺胞機能の維持に重要な働きを担っていることを解明した。肺サーファクタント量の異常は喘息など様々な呼吸器疾患に関与していることから、GPR120と肺サーファクタントとの関係を更に明らかとすることでこれらの病態の解明につながると期待される。
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科研奖励(0)
会议论文
脂肪酸受容体:メタボリックシンドロームと循環器系疾患
脂肪酸受体:代谢综合征和心血管疾病
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
血管
影响因子:
--
作者:
[木村郁夫、井上大輔, 前田岳志, 宮内諭、市村敦彦, 平澤明, 辻本豪三]
通讯作者:
辻本豪三
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FGFR3-IgG经GPCR/cAMP通路诱导GFAP-A
时周围神经损伤的效应和炎症机制研究
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批准号:
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项目类别:省市级项目
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资助金额:10.0万元
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批准年份:2025
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负责人:龙友明
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依托单位:
GPCR靶向药物开发及其在非酒精性脂肪肝炎中的应用
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批准号:JCZRLH202501132
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2025
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负责人:
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依托单位:
基于磁共振方法的GPCR信号通路的蛋白质动态结构研究
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批准号:JCZRJQ202500179
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2025
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负责人:
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类器官结合CRISPR-Cas9筛选:探究GPCR调控滋养层分化及其对先兆子痫的影响研究
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批准号:
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资助金额:10.0万元
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批准年份:2025
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负责人:马丽娟
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依托单位:
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批准号:
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项目类别:省市级项目
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依托单位:
SCFAs/GPCR调控星形胶质细胞ISR通路在体外循环所致POCD中的作用及机制研究
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批准号:JCZRLH202501180
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2025
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负责人:
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依托单位:
BRET/Nanobit 技术探索 GPCR 偏向性信号通
路
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批准号:TGC24C050003
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2024
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依托单位:
粘附型 GPCR 分子 ADGRE2 通过
AP-1/DUSP1/DNAJB1 信号轴调控蛋白质稳态
来促进 AML 功能及机制研究
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批准号:Z24H080001
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2024
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批准号:
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项目类别:省市级项目
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负责人:
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依托单位: