ATP受容体によるミクログリアの機能調節機構に関する研究
ATP受容体によるミクログリアの機能調節機構に関する研究
批准号:
10J03077
负责人:
片岡 彩子
金额:
$0.45万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
本研究ではUDPによるミクログリアの貪食促進機構の解明を目標として、主に細胞培養系で実験を行った。今年度は、以下の項目を新たに見出した。(1)UDPにより、即時的、持続的なミクログリアの細胞運動性亢進が見られた。(2)UDPにより細胞内に添加したデキストランの取り込み(マクロピノサイトーシス)が増加した。(3)UDPによるマクロピノサイトーシスの促進はPKC阻害剤では抑制されなかったが、PKD阻害剤で抑制された。(4)UDPにより、PKDのリン酸化や細胞内局在変化が誘発された。(5)PKDのリン酸化や細胞内局在変化はPKC阻害剤により抑制された。(6)UDPのビーズの貪食促進作用はPKC阻害剤では抑制されず、PKD阻害剤で抑制された。以上の実験結果より、UDPが貪食促進作用だけでなくマクロピノサイトーシス(細胞外の液体の取り込み)も促進することが明らかとなった。また(3)の結果よりこの反応にはPKC非依存的なPKDの活性化が関与すると考えられた。(4)の結果より、今回初めてミクログリアでリン酸化酵素の一つであるPKDの活性化が確認された。しかしながら、このPKDのリン酸化や細胞内局在変化はPKC依存的であり、マクロピノサイトーシスには関係ないと考えられる。さらに、(6)から、過去に報告されていたUDPの貪食作用(Koizumi et al., Nature, 2007)にもPKC非依存的なPKDの活性化が関与する可能性が示唆された。以上を踏まえ、ミクログリアでのPKDの活性化とマクロピノサイトーシスへの関与について、論文を作成し、現在投稿準備中である。引用文献Koizumi, S., Shigemoto-Mogami, Y., Nasu-Tada, K, et al.(2007) UDP acting at P2Y6 receptors is a mediator of microglial Phagocytosis. Nature, 446, 1091-1095.
英文摘要
本研究ではUDPによるミクログリアの貪食促進機構の解明を目標として、主に細胞培養系で実験を行った。今年度は、以下の項目を新たに見出した。(1)UDPにより、即時的、持続的なミクログリアの細胞運動性亢進が見られた。(2)UDPにより細胞内に添加したデキストランの取り込み(マクロピノサイトーシス)が増加した。(3)UDPによるマクロピノサイトーシスの促進はPKC阻害剤では抑制されなかったが、PKD阻害剤で抑制された。(4)UDPにより、PKDのリン酸化や細胞内局在変化が誘発された。(5)PKDのリン酸化や細胞内局在変化はPKC阻害剤により抑制された。(6)UDPのビーズの貪食促進作用はPKC阻害剤では抑制されず、PKD阻害剤で抑制された。以上の実験結果より、UDPが貪食促進作用だけでなくマクロピノサイトーシス(細胞外の液体の取り込み)も促進することが明らかとなった。また(3)の結果よりこの反応にはPKC非依存的なPKDの活性化が関与すると考えられた。(4)の結果より、今回初めてミクログリアでリン酸化酵素の一つであるPKDの活性化が確認された。しかしながら、このPKDのリン酸化や細胞内局在変化はPKC依存的であり、マクロピノサイトーシスには関係ないと考えられる。さらに、(6)から、過去に報告されていたUDPの貪食作用(Koizumi et al., Nature, 2007)にもPKC非依存的なPKDの活性化が関与する可能性が示唆された。以上を踏まえ、ミクログリアでのPKDの活性化とマクロピノサイトーシスへの関与について、論文を作成し、現在投稿準備中である。引用文献Koizumi, S., Shigemoto-Mogami, Y., Nasu-Tada, K, et al.(2007) UDP acting at P2Y6 receptors is a mediator of microglial Phagocytosis. Nature, 446, 1091-1095.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Involvement of PKD in UDP-stimulated microglial phagocytosis
PKD 参与 UDP 刺激的小胶质细胞吞噬作用
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Misao Kuroki, Mariko Inoue, Yasuo Ariumi, Misao Kuroki, 黒木美沙緒, 黒木美沙緒, 黒木美沙緒, 片岡彩子]
通讯作者:
片岡彩子
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