顔輝の絵画表象に顕れる江西知識人の思想とその社会的意義
顔輝の絵画表象に顕れる江西知識人の思想とその社会的意義
批准号:
10J03970
负责人:
森橋 なつみ
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
3年間の研究期間をとおして、これまでほとんど実態を知ることができなかった顔輝について、いくつか新知見を得ることができた。最終年度にあたる24年度は、前年《蝦摸鉄拐図》(京都・知恩寺蔵)に画かれる一仙人を、南宋の内丹道士・白玉蟾と同定したことから、何故白玉蟾が画かれたのか、顔輝の郷里・盧陵(江西省吉安市)の情況に照らし、顔輝の作例の鑑賞層であった盧陵文人との関係から検討した。白玉蟾は南宋以来、江南において代表的な道士であり、その思想は禅と深く結びつき、士大夫の自己修養の実践に取り入れられた。また、白玉蟾の平生の風狂な姿は、仏教の散聖同様しばしば絵画化され、江西にも流布していたことが確認でき、本作に採用される背景がおおむね明らかとなった。なお、本年はかつての盧陵の地、江西省吉安市への実地調査を計画していたが、諸般の事情によりかなわなかった。ただし、これまで諸資料を着実に蓄積していたため研究課題を遂行するうえで大きな支障にはならなかった。顔輝の絵画は現存する《蝦摸鉄拐図》にかぎらず、道教・仏教・儒教において崇敬される人物を中心主題としたことが断片的ながら記録されており、後世、強調されるような独特な怪異性を内包していたことが伝えられる。3年間の研究期間を通して、従来、趣味性の強い怪異表現としてとらえられがちであったが、鑑賞層である江西士大夫の評価に照らすとき、この怪異性は漢民族王朝滅亡という激動の時代と知識人の「遺民」という心理に密接にかかわるものであることを明らかにした。なお、本研究に基づく研究成果の公表については、機会を見て近く達成してゆくつもりである。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
「顔輝筆《蝦蟆鉄拐図》(京都・知恩寺蔵)の成立をめぐって
《论甘晖《铁人法则》的确立(京都知恩寺藏)
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Suzuki, Daisuke, 森橋なつみ, 森橋なつみ]
通讯作者:
森橋なつみ
顔輝筆《蝦蟆鉄拐図》考
颜回《蝗虫铁笼图》的思考
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Suzuki, Daisuke, 森橋なつみ, 森橋なつみ, 森橋なつみ]
通讯作者:
森橋なつみ
顔輝の画いた仙人像-《蝦蟆鉄拐図》(京都・知恩寺蔵)の主題をめぐって
以康熙所画的隐士雕像为主题的《龙虾铁木图》(京都知恩寺藏)
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
九州藝術学会叢書『デ アルテ』
影响因子:
--
作者:
[Suzuki, Daisuke, 森橋なつみ]
通讯作者:
森橋なつみ
中国の王朝交替期における絵画動向をめぐって―宋代以後の遺民画家の作例を中心に
-
批准号:17K13362
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$2.58万
-
财政年份:2017
-
负责人:森橋 なつみ
-
依托单位: