系外資源流入と生態系エンジニアが引き起こすメタ群集のレジームシフト
系外資源流入と生態系エンジニアが引き起こすメタ群集のレジームシフト
批准号:
10J04267
负责人:
西嶋 翔太
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
生態系エンジニアがメタ群集のレジームシフトを引き起こすかを調べるために、2012年度は以下の2つを行った。まず、生態系エンジニアがギルド内被食者として、ギルド内捕食者と同所的に存在する場合を考えた。具体的には、ギルド内捕食者・ギルド内被食者・両者が共有する餌(共有餌)・ギルド内被食者のみが利用できる系外資源(代替餌)からなる数理モデルを構築し、ギルド内捕食者の消失が共有餌に与える影響が、代替餌によってどう変化するかを解析した。その結果、(1)代替餌の存在によって、ギルド内捕食者の消失が共有餌を増加させる状況が生じること、(2)代替餌の利用可能量が大きいと、ギルド内捕食者の消失によって共有餌が著しく減少することが示された。このモデル結果は野外観察されている様々なパターンを合理的に説明できる。次に、生態系エンジニアと餌資源のシンプルな数理モデルを構築し、生態系エンジニアの個体群動態が環境改変と資源消費によってどう影響されるかを解析した。その結果、(1)中程度の生産性で代替安定状態が生じること、(2)餌が系内資源の場合、エンジニアの個体群動態は振動しやすいが、物理環境の反応速度が遅いと振動が抑えられること、(3)餌が系外資源の場合、」エンジニアの個体群動態は安定しやすく、また大きく増加するパターンを示すことが明らかになった。この理論予測は生態系エンジニアの動態やインパクトを理解するためには、時空間的要素が重要となることを示している。以上の2つのテーマから、生態系エンジニアは系外資源に支えられることで局所レベルだけでなくメタ群集レベルでもレジームシフトを引き起こしうるが、ギルド内捕食者の存在はその可能性を弱めることが理論的に示唆された。また、野外データの解析は本研究課題の期間中には行えなかったが、ため池において水草の量や種構成が時間的に大きな変化が生じているかを今後調べる予定である。
英文摘要
生態系エンジニアがメタ群集のレジームシフトを引き起こすかを調べるために、2012年度は以下の2つを行った。まず、生態系エンジニアがギルド内被食者として、ギルド内捕食者と同所的に存在する場合を考えた。具体的には、ギルド内捕食者・ギルド内被食者・両者が共有する餌(共有餌)・ギルド内被食者のみが利用できる系外資源(代替餌)からなる数理モデルを構築し、ギルド内捕食者の消失が共有餌に与える影響が、代替餌によってどう変化するかを解析した。その結果、(1)代替餌の存在によって、ギルド内捕食者の消失が共有餌を増加させる状況が生じること、(2)代替餌の利用可能量が大きいと、ギルド内捕食者の消失によって共有餌が著しく減少することが示された。このモデル結果は野外観察されている様々なパターンを合理的に説明できる。次に、生態系エンジニアと餌資源のシンプルな数理モデルを構築し、生態系エンジニアの個体群動態が環境改変と資源消費によってどう影響されるかを解析した。その結果、(1)中程度の生産性で代替安定状態が生じること、(2)餌が系内資源の場合、エンジニアの個体群動態は振動しやすいが、物理環境の反応速度が遅いと振動が抑えられること、(3)餌が系外資源の場合、」エンジニアの個体群動態は安定しやすく、また大きく増加するパターンを示すことが明らかになった。この理論予測は生態系エンジニアの動態やインパクトを理解するためには、時空間的要素が重要となることを示している。以上の2つのテーマから、生態系エンジニアは系外資源に支えられることで局所レベルだけでなくメタ群集レベルでもレジームシフトを引き起こしうるが、ギルド内捕食者の存在はその可能性を弱めることが理論的に示唆された。また、野外データの解析は本研究課題の期間中には行えなかったが、ため池において水草の量や種構成が時間的に大きな変化が生じているかを今後調べる予定である。
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空間構造を考慮した環境保全型農業の影響評価 : 佐渡島における両生類の事例
考虑空间结构的环境友好型农业影响评价——以佐渡岛两栖动物为例
DOI:
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发表时间:
2012
期刊:
保全生態学研究
影响因子:
--
作者:
[宇留間悠香, 小林頼太, 西嶋翔太, 宮下直]
通讯作者:
宮下直
Restoration programs unifying the regulation of flow outside system and the removal of invasive species
统一系统外流量调节和入侵物种清除的恢复计划
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[西嶋翔太, 宮下直]
通讯作者:
宮下直
捕食者の生態系エンジニアリングを組み込んだ捕食者-被食者動態
捕食者-被捕食者动态结合捕食者生态系统工程
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[西嶋翔太, 瀧本岳, 宮下直]
通讯作者:
宮下直
Physical function of macrophytes for growth retardation of invasive crayfish through reduced feeding efficiency
大型植物的物理功能通过降低摄食效率来抑制入侵小龙虾的生长
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[S.Nishijima, T.Miyashita]
通讯作者:
T.Miyashita
Predicting and managing trophic cascade by removal of alien apex predators : the importance of alternative resources to mesopredators
通过消灭外来顶级捕食者来预测和管理营养级联:替代资源对中捕食者的重要性
DOI:
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发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[S.Nishijima, G.Takimoto, T.Miyashita]
通讯作者:
T.Miyashita
共 11 条
Unrevealing a coexistence mechanism and ecosystem evaluation of marine fishes using a metacommunity model and environmental DNA
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批准号:22K20672
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.83万
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财政年份:2022
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负责人:西嶋 翔太
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依托单位: