特筆すべき植物病害防除活性を有するバチラス属細菌の特性と防除機構の解明
特筆すべき植物病害防除活性を有するバチラス属細菌の特性と防除機構の解明
批准号:
10J05786
负责人:
古屋 誠一
金额:
$0.45万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 --
中文摘要
ブドウを含めた果実は「見た目」がそのまま商品価値に繋がるため、農薬散布回数は他の作物に比べ圧倒的に多い。そのような環境の中、「農薬は身体にも環境にも悪いもの」という一般消費者の認識の中から注目され始めたのが、微生物農薬である。これまでの研究により、ブドウの果皮から分離したBacillus subtilisの新規分離株であるKS1株は、市販微生物農薬と異なり、ブドウ晩腐病やブドウべと病に効果があることが示された。また、それらの病害菌に有効な抗生物質を生産することが示唆された。本年度は、KS1株の抗性物質の解明、安全性試験を行うとともに、大規模圃場散布試験を行なった。KS1株が生産する抗性物質として、環状ペプチド型抗生物質イツリンAを同定した。KS1株が培養液中に分泌するイツリンAの濃度は、ブドウ病害菌の菌糸生育を抑制する濃度よりはるかに高かった。大規模圃場散布試験により、定期的にKS1株をブドウに散布することで、ブドウべと病、灰色かび病および晩腐病を抑制することが示された。ブドウに使用可能な市販微生物農薬はすべて、晩腐病およびべと病には効果が無いとされる。特にべと病は多くの化学農薬やボルドー液による防除が一般的に行われるため、KS1株がそれらの代替品になり得る可能性が考えられた。ラットを用いた経口投与試験において、イツリンAを含有するKS1培養液は、病原性および毒性を有しないことが示唆された。試験を行った雌雄5匹のラットのうち、投与後14日目に雌1例(動物番号:50104)が死亡したが、剖検結果から、いずれの機関および組織にも異常が認められなかった。以上の安全性試験の結果から、KS1株は微生物農薬の資材として安全であることが示唆された。
英文摘要
ブドウを含めた果実は「見た目」がそのまま商品価値に繋がるため、農薬散布回数は他の作物に比べ圧倒的に多い。そのような環境の中、「農薬は身体にも環境にも悪いもの」という一般消費者の認識の中から注目され始めたのが、微生物農薬である。これまでの研究により、ブドウの果皮から分離したBacillus subtilisの新規分離株であるKS1株は、市販微生物農薬と異なり、ブドウ晩腐病やブドウべと病に効果があることが示された。また、それらの病害菌に有効な抗生物質を生産することが示唆された。本年度は、KS1株の抗性物質の解明、安全性試験を行うとともに、大規模圃場散布試験を行なった。KS1株が生産する抗性物質として、環状ペプチド型抗生物質イツリンAを同定した。KS1株が培養液中に分泌するイツリンAの濃度は、ブドウ病害菌の菌糸生育を抑制する濃度よりはるかに高かった。大規模圃場散布試験により、定期的にKS1株をブドウに散布することで、ブドウべと病、灰色かび病および晩腐病を抑制することが示された。ブドウに使用可能な市販微生物農薬はすべて、晩腐病およびべと病には効果が無いとされる。特にべと病は多くの化学農薬やボルドー液による防除が一般的に行われるため、KS1株がそれらの代替品になり得る可能性が考えられた。ラットを用いた経口投与試験において、イツリンAを含有するKS1培養液は、病原性および毒性を有しないことが示唆された。試験を行った雌雄5匹のラットのうち、投与後14日目に雌1例(動物番号:50104)が死亡したが、剖検結果から、いずれの機関および組織にも異常が認められなかった。以上の安全性試験の結果から、KS1株は微生物農薬の資材として安全であることが示唆された。
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会议论文
Analysis of microbial community in Japanese vineyard soils by culture-independent molecular approach.
通过独立于培养物的分子方法分析日本葡萄园土壤中的微生物群落。
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
International Journal of Wine Research
影响因子:
--
作者:
[Fujita, Furuya, et al.]
通讯作者:
et al.
Monitoring of QoI fungicide resistance in Plasmopara viticola populations in Japan.
日本葡萄单轴霉种群的 QoI 杀菌剂耐药性监测。
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Pest Management Science
影响因子:
4.1
作者:
[Furuya, et al.]
通讯作者:
et al.
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