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細胞外電場を介した非シナプス的相互作用による神経回路網の情報処理機構の解明

細胞外電場を介した非シナプス的相互作用による神経回路網の情報処理機構の解明
通过细胞外电场介导的非突触相互作用阐明神经网络的信息处理机制
批准号:
10J08010
负责人:
毛内 拡
金额:
$1.34万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
生体組織の誘電率が刺激電場の周波数に対して強い依存性を持っていること,すなわち誘電分散は古くから知られているが,神経科学分野では従来,脳組織の誘電率は小さく,無視して良いとされてきた.一方,Gabrielら(1996)は,10-100Hzの低周波領域における脳の灰白質の比誘電率は非常に高く107-108[・]となることを測定している.もしこの観測が正しいとすれば低周波領域においては脳組織を単なる抵抗とみなすことは適切ではない可能性がある.本研究では,脳組織において低周波領域で比誘電率が非常に大きくなる現象は,神経突起が電気的に長いことによるゆっくりとした分極によって生じると考えた.脳組織を単なる抵抗からなる細胞外媒質と受動的な神経突起ケーブルによってモデル化し(右図),組織の電気的な振る舞いを表す方程式を膜電位と細胞外電位についてそれぞれ立てた.得られた細胞外電位から1Hzから1MHzまでの交流の細胞外電場に対する組織全体での比誘電率の周波数変化を得た.様々な長さの脳組織について組織全体の導電率[S/m](抵抗性成分)と比誘電率[・](容量性成分),抵抗性電流と容量性電流の比をそれぞれ計算した.その結果,神経突起が短い組織については,総ての周波数領域で比誘電率は小さくなり,容量性電流の比は低周波領域においてほぼ0となった.一方神経突起が長い組織においては,低周波領域における比誘電率は108オーダーと非常に大きな値を取り,脳組織の抵抗性電流に対する容量性電流の比は0.25となった.この結果はGabriel et al.の報告と矛盾しない.以上の結果から神経組織では,神経突起が長いことによって低周波領域において比誘電率が高くなっている可能性が示唆され,脳組織を単なる抵抗として取り扱うべきではない可能性が示唆された.従来、脳組織の誘電率は無視して良いとされてきたが、本研究結果は脳組織の誘電率は無視すべきでなく、有意な寄与をしているということを示唆しており、今後の研究の足がかりとなる重要な研究である。
英文摘要
生体組織の誘電率が刺激電場の周波数に対して強い依存性を持っていること,すなわち誘電分散は古くから知られているが,神経科学分野では従来,脳組織の誘電率は小さく,無視して良いとされてきた.一方,Gabrielら(1996)は,10-100Hzの低周波領域における脳の灰白質の比誘電率は非常に高く107-108[・]となることを測定している.もしこの観測が正しいとすれば低周波領域においては脳組織を単なる抵抗とみなすことは適切ではない可能性がある.本研究では,脳組織において低周波領域で比誘電率が非常に大きくなる現象は,神経突起が電気的に長いことによるゆっくりとした分極によって生じると考えた.脳組織を単なる抵抗からなる細胞外媒質と受動的な神経突起ケーブルによってモデル化し(右図),組織の電気的な振る舞いを表す方程式を膜電位と細胞外電位についてそれぞれ立てた.得られた細胞外電位から1Hzから1MHzまでの交流の細胞外電場に対する組織全体での比誘電率の周波数変化を得た.様々な長さの脳組織について組織全体の導電率[S/m](抵抗性成分)と比誘電率[・](容量性成分),抵抗性電流と容量性電流の比をそれぞれ計算した.その結果,神経突起が短い組織については,総ての周波数領域で比誘電率は小さくなり,容量性電流の比は低周波領域においてほぼ0となった.一方神経突起が長い組織においては,低周波領域における比誘電率は108オーダーと非常に大きな値を取り,脳組織の抵抗性電流に対する容量性電流の比は0.25となった.この結果はGabriel et al.の報告と矛盾しない.以上の結果から神経組織では,神経突起が長いことによって低周波領域において比誘電率が高くなっている可能性が示唆され,脳組織を単なる抵抗として取り扱うべきではない可能性が示唆された.従来、脳組織の誘電率は無視して良いとされてきたが、本研究結果は脳組織の誘電率は無視すべきでなく、有意な寄与をしているということを示唆しており、今後の研究の足がかりとなる重要な研究である。
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专著(0)
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会议论文
DOI: --
发表时间: 2011
期刊: The Proceedings of the 21st Annual Conference of the Japanese Neural Network Society
影响因子: --
作者: [H.Monai, H.Miyakawa, T.Aonishi]
通讯作者: T.Aonishi
受動的なケーブルによる低周波誘電分散特性
无源电缆的低频介电色散特性
DOI: --
发表时间: 2011
期刊:
影响因子: --
作者: [毛内拡, 宮川博義, 青西亨]
通讯作者: 青西亨
シャント端を持つ受動的ケーブルモデルの解析解は中枢神経系における大きな細胞体-電位固定誤差を再現する
具有分流端的无源电缆模型的分析解决方案再现了中枢神经系统中的大细胞体电压钳位误差
DOI: --
发表时间: 2010
期刊:
影响因子: --
作者: [毛内拡, 宮川博義, 青西亨, 毛内拡・青西亨]
通讯作者: 毛内拡・青西亨
DOI: --
发表时间: 2011
期刊:
影响因子: --
作者: [H. Monai, H. Miyakawa, and T. Aonishi]
通讯作者: and T. Aonishi
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