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π共役系を有する大環状化合物の新規精密合成法の開拓

π共役系を有する大環状化合物の新規精密合成法の開拓
开发π共轭体系大环化合物的精确合成新方法
批准号:
10J08771
负责人:
井手 智仁
金额:
$0.9万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
本年度は,昨年度合成した第1世代大環状化合物をテンプレートとして用いた,より大きな環サイズを有する第2世代大環状化合物の合成を行った.第1世代大環状化合物は,6個のベンジルアルコール側鎖を有しており,これが第2世代大環状化合物の骨格ユニットを取り付ける足場となる.この側鎖をメシル化した後,第2世代の骨格ユニットである,2,6位にフェニレンエチニレン2量体側鎖を有するフェノールを,Williamsonエーテル合成によって導入した.この2段階の反応によって,36%の収率で第2世代大環状化合物の前駆体を得ることに成功した.この前駆体の閉環は,擬希釈条件下において,大過剰量の銅塩を用いたGlaserカップリングにより行った.その結果,収率14%で第2世代大環状化合物を得ることに成功し,新規精密合成法を立証できた.得られた第2世代大環状化合物は,テンプレート部分も含めて分子量11636に達する,単一構造を有する巨大な化合物である.また,2重の環構造と,第1世代大環状化合物合成に用いたヘキサフェニルベンゼンテンプレートをコアに有しており,複数のπ共役系がアルキル鎖・エーテル鎖で隔離された,特徴的な構造を有している.このため,それぞれのπ共役系間でのエネルギーや電荷の移動が期待される.そこで,コアの最大吸収波長を励起波長として蛍光スペクトル測定を行ったところ,コアのテンプレート・第1世代の環骨格からの蛍光は微弱に観察されるのみであり,最も外側の第2世代の環骨格の蛍光が主として観察された.これは,π共役系間における蛍光エネルギー移動が起きていることを示唆する結果である.以上のように,大環状化合物をテンプレートとしてさらに大きな大環状化合物を得るという,新規精密合成法を実証することができ,また,合成した2重大環状化合物において,コアから外周部への放射状の蛍光エネルギー移動を見出すことができた.
英文摘要
本年度は,昨年度合成した第1世代大環状化合物をテンプレートとして用いた,より大きな環サイズを有する第2世代大環状化合物の合成を行った.第1世代大環状化合物は,6個のベンジルアルコール側鎖を有しており,これが第2世代大環状化合物の骨格ユニットを取り付ける足場となる.この側鎖をメシル化した後,第2世代の骨格ユニットである,2,6位にフェニレンエチニレン2量体側鎖を有するフェノールを,Williamsonエーテル合成によって導入した.この2段階の反応によって,36%の収率で第2世代大環状化合物の前駆体を得ることに成功した.この前駆体の閉環は,擬希釈条件下において,大過剰量の銅塩を用いたGlaserカップリングにより行った.その結果,収率14%で第2世代大環状化合物を得ることに成功し,新規精密合成法を立証できた.得られた第2世代大環状化合物は,テンプレート部分も含めて分子量11636に達する,単一構造を有する巨大な化合物である.また,2重の環構造と,第1世代大環状化合物合成に用いたヘキサフェニルベンゼンテンプレートをコアに有しており,複数のπ共役系がアルキル鎖・エーテル鎖で隔離された,特徴的な構造を有している.このため,それぞれのπ共役系間でのエネルギーや電荷の移動が期待される.そこで,コアの最大吸収波長を励起波長として蛍光スペクトル測定を行ったところ,コアのテンプレート・第1世代の環骨格からの蛍光は微弱に観察されるのみであり,最も外側の第2世代の環骨格の蛍光が主として観察された.これは,π共役系間における蛍光エネルギー移動が起きていることを示唆する結果である.以上のように,大環状化合物をテンプレートとしてさらに大きな大環状化合物を得るという,新規精密合成法を実証することができ,また,合成した2重大環状化合物において,コアから外周部への放射状の蛍光エネルギー移動を見出すことができた.
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会议论文
DOI: 10.1021/jo201650t
发表时间: 2011
期刊: The Journal of Organic Chemistry
影响因子: --
作者: [Tomohito Ide, Daisuke Takeuchi, Kohtaro Osakada, Takashi Sato, Masayoshi Higuchi]
通讯作者: Masayoshi Higuchi
共有結合性テンプレートを用いたπ共役大環状分子の合成と発光特性
使用共价模板的π共轭大环化合物的合成和发光性质
DOI: --
发表时间: 2011
期刊:
影响因子: --
作者: [井手智仁, 竹内大介, 小坂田耕太郎]
通讯作者: 小坂田耕太郎
Tetrapalladium Complex with Bridging Germylene Ligands [Pd{Pd(dmpe)}_3(μ_3-GePh_2)_3]. Structural Change of the Planar Pd_4Ge_3 Core
平面 Pd_4Ge_3 核的具有桥联甲锗烯配体的四钯络合物 [Pd{Pd(dmpe)}_3(μ_3-GePh_2)_3]。
DOI: 10.1021/ja208565q
发表时间: 2011
期刊: Journal of American Chemical Society
影响因子: --
作者: [Makoto Tanabe, Naoko Ishikawa, Mai Chiba, Tomohito Ide, Kohtaro Osakada, Tomoaki Tanase]
通讯作者: Tomoaki Tanase
イミン部位を有する分子の金属イオンによるゲル化挙動
金属离子引起的具有亚胺部分的分子的凝胶化行为
DOI: --
发表时间: 2011
期刊:
影响因子: --
作者: [井手智仁, 竹内大介, 小坂田耕太郎]
通讯作者: 小坂田耕太郎
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