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中国南部における水上居民のエスニシティをめぐる文化人類学的研究

中国南方流动人口民族的文化人类学研究

基本信息

批准号：
10J09218
负责人：
長沼さやか
金额：
$ 1.79万
依托单位：
Tokyo University of Foreign Studies
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2010
资助国家：
日本
起止时间：
2010 至 2012
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-10J09218/
关键词：
水上居民エスニシティマイノリティ文化人類学中国

项目摘要

採用最終年度であった平成24年度は、前年度の長期フィールドワークで得た資料を分析し、学会報告や論文としてアウトプットすることに専念した。また、夏季(9月)と春季(3月)には、広東省珠江デルタの広州市と中山市を訪れ、関連資料を補足収集した。研究発表ではおもに、広西チワン族自治区において船上生活を続けている人々の暮らしについての報告と、現在ではほとんどの水上居民が農村に定住している広東の状況との比較をおこなった。そのうえで、両地域において現在も船上生活が残っているか否かの違いは、省や自治区ごとにおこなわれた政策の内容や実施状況、水上居民が営んでいた生業の別に加えて、水上居民と陸上居住者のあいだの境界の在り方の差異が関わっていると指摘した。漢人中心社会である広東においては、人々の間にしかるべき漢人としての生活がより強く意識されており、そうした概念から外れた暮らしをしている水上居民に対してははっきりとした境界が引かれていた。水上居民の側にも自己を漢人とする意識があるために定住化の意思が生じやすく、1980年代までにそのほとんどが農村地域に定住した。一方、チワン族などの少数民族が多く暮らす広西では、漢人意識が広東ほど強くなく、水上と陸上の境界が表出する機会が少なかったため、このような境界の在り方の違いが両者の今日的状況を分けたと分析した。以上の内容は、本研究の目的の一つである中国南部における水上居民の船上生活の現状と、定住化過程の解明に到達するための重要な成果である。

Use the final year to make a 24-year analysis of the long-term data of the previous year, and learn to report on the paper. In summer (September) and spring (March), Guangdong Province visited Guangzhou City and Zhongshan City and collected relevant data. A study was conducted to compare the living conditions of people living on ships in the autonomous regions of China and the rural areas. The contents and implementation of policies of the provinces, autonomous regions and municipalities are different. The residents on the water are different from the residents on the land. The differences in the realm of the residents on the water are different. The Han nationality's central society has a strong sense of consciousness, and the concept of water residents has a strong sense of space. Water residents 'awareness of their own lives was raised in the 1980s. A party, a nationality, a minority nationality, a minority nationality, The above contents are the first important achievement of this study. The status quo and settlement process of floating residents in southern China are discussed.