細胞骨格のプレハブ再構築仮説の実証
細胞骨格のプレハブ再構築仮説の実証
批准号:
21654058
负责人:
川端 和重
金额:
$1.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2010
中文摘要
細胞内における物質輸送は、細胞の巨視的な活動(形態形成や運動など)を考える上で重要な現象である。走査型プローブ顕微鏡(SPM)を用いて、生きた細胞を我々は、既存装置の約500倍の高速(測定時間:数sec/frame)で測定できる生体高速SPM測定法を開発した。この装置を用いて、生きた細胞の骨格形成のダイナミクスを測定し、単粒子追跡解析法によってその運動を解析した。その結果、細胞表面で数百nm径のアクチン繊維(F-actin)からなる硬い顆粒が多数生成し、ブラウン運動に似た拡散運動をした。モータータンパク質であるミオシンIIを阻害する薬剤(ブレビスタチン)の投与および温度のわずかな低下によって、顆粒の拡散速度が著しく低下した。よって、顆粒の運動は、アクチンネットワークがモータータンパクによってランダムに張力が働き、その結果、拡散が起こっているといえる。この機構が、細胞膜付近の小胞にも起こっているか否かを膜小胞について調べた。小胞に局在するRab5タンパク質を緑色蛍光タンパク質で標識しその運動を調べた結果、単純拡散様の性質は見られなかったものの、熱的な揺動力による細胞骨格線維の曲げ変形の理論と一致する性質を見出した。この性質は、細胞骨格を破壊する試薬を投与することにより大きく乱された。従って、膜小胞の動きには細胞骨格が寄与しているものの、細胞骨格線維の滑り運動ではなく曲げ変形の動力学が支配的に働いていると考えられる。細胞膜付近における小胞輸送には、細胞骨格の曲げ変形のダイナミクスが輸送過程を支配している。ここに活性化したミオシンIIが加わると、ミオシンIIが局所的にアクチン線維同士の架橋を破壊しながらアクチン線維を滑らせる。この滑り運動に基づいて新たに単純拡散様の輸送過程が発生し、2つの異なる輸送過程が細胞内で混在すると考えられる。
英文摘要
細胞内における物質輸送は、細胞の巨視的な活動(形態形成や運動など)を考える上で重要な現象である。走査型プローブ顕微鏡(SPM)を用いて、生きた細胞を我々は、既存装置の約500倍の高速(測定時間:数sec/frame)で測定できる生体高速SPM測定法を開発した。この装置を用いて、生きた細胞の骨格形成のダイナミクスを測定し、単粒子追跡解析法によってその運動を解析した。その結果、細胞表面で数百nm径のアクチン繊維(F-actin)からなる硬い顆粒が多数生成し、ブラウン運動に似た拡散運動をした。モータータンパク質であるミオシンIIを阻害する薬剤(ブレビスタチン)の投与および温度のわずかな低下によって、顆粒の拡散速度が著しく低下した。よって、顆粒の運動は、アクチンネットワークがモータータンパクによってランダムに張力が働き、その結果、拡散が起こっているといえる。この機構が、細胞膜付近の小胞にも起こっているか否かを膜小胞について調べた。小胞に局在するRab5タンパク質を緑色蛍光タンパク質で標識しその運動を調べた結果、単純拡散様の性質は見られなかったものの、熱的な揺動力による細胞骨格線維の曲げ変形の理論と一致する性質を見出した。この性質は、細胞骨格を破壊する試薬を投与することにより大きく乱された。従って、膜小胞の動きには細胞骨格が寄与しているものの、細胞骨格線維の滑り運動ではなく曲げ変形の動力学が支配的に働いていると考えられる。細胞膜付近における小胞輸送には、細胞骨格の曲げ変形のダイナミクスが輸送過程を支配している。ここに活性化したミオシンIIが加わると、ミオシンIIが局所的にアクチン線維同士の架橋を破壊しながらアクチン線維を滑らせる。この滑り運動に基づいて新たに単純拡散様の輸送過程が発生し、2つの異なる輸送過程が細胞内で混在すると考えられる。
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Nano-mechanical properties of living cells expressing constitutively active RhoA effectors
表达组成型活性 RhoA 效应子的活细胞的纳米机械特性
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Biochemical and Biophysical Research Communications
影响因子:
3.1
作者:
[Kazushi Tamura, Takeomi Mizutani, Hisashi Haga, Kazushige Kawabata]
通讯作者:
Kazushige Kawabata
周期外力に依存した細胞の生理的応答
细胞的生理反应依赖于循环外力
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T. Eguchi, Kazuhiro Hikami, 高橋英幸, 水谷武臣]
通讯作者:
水谷武臣
Propagation of Mechanical Strain Under External Stretch in Mammalian Cells
哺乳动物细胞中外部拉伸下机械应变的传播
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tohru Eguchi, Kazuhiro Hikami, T.Mizutani]
通讯作者:
T.Mizutani
Cellular responses to cyclic stretch depending on velocity of the stretch
细胞对循环拉伸的反应取决于拉伸的速度
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kenji Honma, Yoshiteru Matsumoto, T.Mizutani]
通讯作者:
T.Mizutani
Displacement of Actin Filament and Actin Binding Proteins under Local Deformation Processed by Digital Image Correlation Method in a Myoblast
通过数字图像相关方法处理成肌细胞中肌动蛋白丝和肌动蛋白结合蛋白在局部变形下的位移
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
Journal of Biomechanical Science and Engineering 4
影响因子:
--
作者:
[H Iwayama, K Nagaya, H Murakami, Y Ohmasa, M Yao, 守真太郎, Yoichiro Neo, T.Mizutani]
通讯作者:
T.Mizutani
共 16 条
細胞システムにおける「力学平衡」モデルの実証
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批准号:15650051
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.92万
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财政年份:2003
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负责人:川端 和重
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依托单位:
強弾性結晶内の孤立ドメイン境界が示す1次元運動における断続性の精密測定
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批准号:11874043
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.09万
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财政年份:1999
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负责人:川端 和重
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依托单位:
海外基金