「資源の呪い」から持続可能な発展への転換を促す外資自主規制の役割に関する研究
「資源の呪い」から持続可能な発展への転換を促す外資自主規制の役割に関する研究
批准号:
21710043
负责人:
栗田 英幸
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2011
中文摘要
本研究は、「資源の呪い」研究の定説である資源産業のマクロ経済不安定化要因説に対して、別の規定要因として資源開発の大規模人数の合意形成不可能性を付け加えようとするものである。本年度は、昨年度に実施した現地調査のうちオーストラリアでの3事例を当てはめ、これまでに整理したフィリピンの事例と比較を実施し、以下a)~d)と1)2)の計6点を明らかにした(栗田英幸他編『サブシステンスの平和学(仮題:脱稿済み)』法律文化社(2012年4月刊行予定))。a)合意形成の困難さは人数だけではなく歴史的、文化的な要因にも規定されることb)資源産業は政府利益と直結することから、資源開発は、円滑な合意形成政府の民主制度の執行者としての役割を阻害するc)資源先進国と呼ばれるオーストラリアではあるが、過去の資源開発の多くが民主制度の変質による産物である可能性があり、かつ現在も民主制度を阻害しているd)グローバル展開する資源産業において民主制度の機能は、国内の政治アクターのみならず、多国籍資源企業の自主規制への圧力アクターとのネットワークのあり方に強く規定される以上の点は、1)資源先進国として手本となっているオーストラリアといえども合意形成の困難性を十分に克服しているとはいえず、2)グローバル展開の進む資源産業に対して、国内の民主制度規定アクターのみで「資源の呪い」を十分に管理しえなくなっていることを示唆している。オーストラリアにおいて資源開発のあり方が民主制度の阻害要因となっていることこそ確認できるものの、アフリカ、中東、ラテンアメリカ、東南アジア資源国で見られるような社会的混乱や著しい人権侵害に見舞われているわけではない。この相違を作り出す要因を明らかにすることが今後の課題である。
英文摘要
本研究は、「資源の呪い」研究の定説である資源産業のマクロ経済不安定化要因説に対して、別の規定要因として資源開発の大規模人数の合意形成不可能性を付け加えようとするものである。本年度は、昨年度に実施した現地調査のうちオーストラリアでの3事例を当てはめ、これまでに整理したフィリピンの事例と比較を実施し、以下a)~d)と1)2)の計6点を明らかにした(栗田英幸他編『サブシステンスの平和学(仮題:脱稿済み)』法律文化社(2012年4月刊行予定))。a)合意形成の困難さは人数だけではなく歴史的、文化的な要因にも規定されることb)資源産業は政府利益と直結することから、資源開発は、円滑な合意形成政府の民主制度の執行者としての役割を阻害するc)資源先進国と呼ばれるオーストラリアではあるが、過去の資源開発の多くが民主制度の変質による産物である可能性があり、かつ現在も民主制度を阻害しているd)グローバル展開する資源産業において民主制度の機能は、国内の政治アクターのみならず、多国籍資源企業の自主規制への圧力アクターとのネットワークのあり方に強く規定される以上の点は、1)資源先進国として手本となっているオーストラリアといえども合意形成の困難性を十分に克服しているとはいえず、2)グローバル展開の進む資源産業に対して、国内の民主制度規定アクターのみで「資源の呪い」を十分に管理しえなくなっていることを示唆している。オーストラリアにおいて資源開発のあり方が民主制度の阻害要因となっていることこそ確認できるものの、アフリカ、中東、ラテンアメリカ、東南アジア資源国で見られるような社会的混乱や著しい人権侵害に見舞われているわけではない。この相違を作り出す要因を明らかにすることが今後の課題である。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
INFORMATIONS et commeutaires Le developpement en questions
影响因子:
--
作者:
[庄山紀久子, Suneetha M.Subramanian, Ademola Braimoh, Kurita Hideyuki]
通讯作者:
Kurita Hideyuki
援助・輸出ガイドラインの現状と課題
援助/出口指南的现状和问题
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[庄山紀久子, Suneetha M.Subramanian, Ademola Braimoh, Kurita Hideyuki, Shoyama K., 栗田英幸・波多江秀枝]
通讯作者:
栗田英幸・波多江秀枝
開発学は脱成長を構想できるのか?
发展研究可以预见去增长吗?
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
ピープルズ・プラン
影响因子:
--
作者:
[Subramanian M.S., Rahajoe S.J., Shoyama K., Lu X., Thapa S., Braimoh A.K., Shoyama K., 庄山紀久子, Shoyama K., 栗田英幸]
通讯作者:
栗田英幸