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術後痛を反映する脊髄マイクログリア特異的マーカーの同定および有用性の検討

術後痛を反映する脊髄マイクログリア特異的マーカーの同定および有用性の検討
鉴定反映术后疼痛的脊髓小胶质细胞特异性标记物并检查其有用性
批准号:
22791415
负责人:
伊藤 奈穂美
金额:
$1.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
近年慢性痛では中枢神経での変化が生じていることが明らかとなっておりグリア細胞のひとつであるmicrogliaは炎症や神経障害性疼痛における痛覚過敏に重要な役割を果たしていると考えられている。脊髄microgliaは活性化すると肥大、増殖し、受容体の発現やその機能を変化させ疼痛の形成に関与する。ラット術後痛モデルでのmicrogliaの役割を検討するため雄SDラットを用いてBrennanらの方法によって術後痛モデルを作成した。ラットは切開後約1時間より切開部周囲に感覚過敏を呈した。感覚過敏はvon Frey filamentsを用いたup-down methodによって逃避閾値を測定することで判定しnaive ratにおける効果と比較した。microdgliaのマーカーであるOX41の脊髄での発現の変化を免疫組織化学的に検討するため、脊髄L 4~5の標本を作製しDAB発色による免疫および蛍光二重染色を行った。minocyclineを3日および7日間1日2回連続投与したところ明らかな逃避閾値の上昇は認められなかった。免疫染色では足底切開により脊髄後角のmicrogliaの発現量増加が認められ、minocycline投与量依存性に活性化が抑制されていた。術後痛におけるminocyclineの効果は短時間に限られる傾向があり連続投与でより有効となる性質はないことが示された。しかし脊髄後角でのmicrogliaの発現量自体はminocycline投与により低下しており、この不一致は術後痛におけるmicrogliaの役割が限定されていることによると推測される。これらの結果からも術後痛モデルが神経障害性疼痛モデルと異なる性質を持つことが示され、microgliaの役割が限定的である可能性が考えられた。今後microgliaのマーカーとしてIba-1を使用し、その発現量の変化と行動実験で得られた逃避閾値の変化の相関について検討する。
英文摘要
近年慢性痛では中枢神経での変化が生じていることが明らかとなっておりグリア細胞のひとつであるmicrogliaは炎症や神経障害性疼痛における痛覚過敏に重要な役割を果たしていると考えられている。脊髄microgliaは活性化すると肥大、増殖し、受容体の発現やその機能を変化させ疼痛の形成に関与する。ラット術後痛モデルでのmicrogliaの役割を検討するため雄SDラットを用いてBrennanらの方法によって術後痛モデルを作成した。ラットは切開後約1時間より切開部周囲に感覚過敏を呈した。感覚過敏はvon Frey filamentsを用いたup-down methodによって逃避閾値を測定することで判定しnaive ratにおける効果と比較した。microdgliaのマーカーであるOX41の脊髄での発現の変化を免疫組織化学的に検討するため、脊髄L 4~5の標本を作製しDAB発色による免疫および蛍光二重染色を行った。minocyclineを3日および7日間1日2回連続投与したところ明らかな逃避閾値の上昇は認められなかった。免疫染色では足底切開により脊髄後角のmicrogliaの発現量増加が認められ、minocycline投与量依存性に活性化が抑制されていた。術後痛におけるminocyclineの効果は短時間に限られる傾向があり連続投与でより有効となる性質はないことが示された。しかし脊髄後角でのmicrogliaの発現量自体はminocycline投与により低下しており、この不一致は術後痛におけるmicrogliaの役割が限定されていることによると推測される。これらの結果からも術後痛モデルが神経障害性疼痛モデルと異なる性質を持つことが示され、microgliaの役割が限定的である可能性が考えられた。今後microgliaのマーカーとしてIba-1を使用し、その発現量の変化と行動実験で得られた逃避閾値の変化の相関について検討する。
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