リンパ球における新規リゾホスファチジルセリン受容体の機能解析
リンパ球における新規リゾホスファチジルセリン受容体の機能解析
批准号:
11J05024
负责人:
北村 一
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013-03-31
中文摘要
リゾホスファチジルセリン(LysoPS)はマスト細胞の脱顆粒促進活性、細胞遊走、T細胞の増殖抑制活性、神経細胞の突起伸展作用など様々な作用を有することから新規リゾリン脂質メディエーターとして注目されている。LysoPSの受容体は長い間不明であったが、2006年にオーファンGPCRであったGPR34がLysoPS受容体であると報告された。また、これまでに私はオーファンGPCRであったP2Y10がLysoPS応答性を示すこと、さらにこの受容体が免疫系の組織に高発現していることを見出していた。そこで本研究ではリンパ球に着目したP2Y10の細胞・個体レベルでの機能解明を行った。マウス脾細胞のT細胞をanti-CD3抗体で刺激活性化すると、刺激後48時間までにP2Y10の発現が顕著に上昇することを見出した。そこで、このanti-CD3抗体で刺激したマウス脾臓由来リンパ球をLysoPS存在下培養したところ、LysoPSの非存在下では形成される大きなリンパ球の凝集塊がLysoPSの存在下ではほとんど形成されないことを見いだした。この細胞凝集塊の形成はリンパ球の主要な接着因子であるLFA-1に依存的であることが知られていることから、LFA-1のリガンドであるICAM-1の可溶化体を固定化したプレート上でリンパ球を培養した結果、細胞の接着性がLysoPSの存在下顕著に阻害されていることがわかった。また、LysoPSはケモカイン(CCL21)で誘導される活性化リンパ球の細胞遊走を顕著に抑制した。従って、LysoPSは活性化リンパ球のLFA-1による細胞接着能を抑制し、リンパ球の細胞遊走やターゲット細胞との接着を負に調節していることが示唆された。
英文摘要
リゾホスファチジルセリン(LysoPS)はマスト細胞の脱顆粒促進活性、細胞遊走、T細胞の増殖抑制活性、神経細胞の突起伸展作用など様々な作用を有することから新規リゾリン脂質メディエーターとして注目されている。LysoPSの受容体は長い間不明であったが、2006年にオーファンGPCRであったGPR34がLysoPS受容体であると報告された。また、これまでに私はオーファンGPCRであったP2Y10がLysoPS応答性を示すこと、さらにこの受容体が免疫系の組織に高発現していることを見出していた。そこで本研究ではリンパ球に着目したP2Y10の細胞・個体レベルでの機能解明を行った。マウス脾細胞のT細胞をanti-CD3抗体で刺激活性化すると、刺激後48時間までにP2Y10の発現が顕著に上昇することを見出した。そこで、このanti-CD3抗体で刺激したマウス脾臓由来リンパ球をLysoPS存在下培養したところ、LysoPSの非存在下では形成される大きなリンパ球の凝集塊がLysoPSの存在下ではほとんど形成されないことを見いだした。この細胞凝集塊の形成はリンパ球の主要な接着因子であるLFA-1に依存的であることが知られていることから、LFA-1のリガンドであるICAM-1の可溶化体を固定化したプレート上でリンパ球を培養した結果、細胞の接着性がLysoPSの存在下顕著に阻害されていることがわかった。また、LysoPSはケモカイン(CCL21)で誘導される活性化リンパ球の細胞遊走を顕著に抑制した。従って、LysoPSは活性化リンパ球のLFA-1による細胞接着能を抑制し、リンパ球の細胞遊走やターゲット細胞との接着を負に調節していることが示唆された。
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会议论文
Effects of lysophophatidylserine on lymphocytes
溶血磷脂酰丝氨酸对淋巴细胞的影响
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hajime Kitamura, 他]
通讯作者:
他
DOI:
10.1093/jb/mvs011
发表时间:
2012-05-01
期刊:
JOURNAL OF BIOCHEMISTRY
影响因子:
2.7
作者:
[Kitamura, Hajime, Makide, Kumiko, Aoki, Junken]
通讯作者:
Aoki, Junken
リゾホスファチジルセリンの細胞接着抑制作用
溶血磷脂酰丝氨酸的细胞粘附抑制作用
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[北村一, 他]
通讯作者:
他
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