魚類の鰓における血漿カリウムイオン調節機構
魚類の鰓における血漿カリウムイオン調節機構
批准号:
11J02539
负责人:
古川 史也
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2012
中文摘要
これまで、海水に馴致したティラピアにおいてK+の調節メカニズムを明らかにしてきた。一方、鯉だけでなく腎臓も体液調節に重要な働きを行う淡水中では、血漿K+の調節がどのように行われているかが不明であった。本年度は淡水中でのK+の調節機構と、K+の調節に重要な働きを行うROMKaの発現調節機構に着目し研究を進めた。淡水馴致ティラピアにおいて鯉によるK+排出の可能性と腎臓の寄与を検討するため、淡水馴致ティラピアを通常淡水と高K+淡水に1週間馴致し、鯉と腎臓におけるROMKaをはじめとした各種イオン輸送体のmRNA発現量を測定した。その結果、鯉でのROMKa発現量が約5倍に増加しており、鯉のROMKaが淡水中でもK+の排出に重要であると考えられた。また、鯉の免疫染色の結果、通常淡水群ではROMKaのシグナルが僅かであったが、高K+馴致群でROMKaの免疫反応が顕著に現れ、さらにROMKaがType-III塩類細胞の頂端膜に局在することが明らかとなった。次に、未だ不明である魚類のROMK発現調節機構を明らかにすることを目的とし、コルチゾルがROMKa mRNAの発現調節に関与するのかを、鯉の単離培養実験により検討した。その結果、淡水馴致ティラピアの鯉のみがコルチゾルに応答してROMKa mRNA発現量を上昇させた。一方、海水馴致ティラピアではコルチゾル単体の効果が見られなかったため、血漿K+濃度の上昇そのものが鯉ROMKaの発現に及ぼす影響を調べた。海水馴致ティラピア鯉の単離培養実験系を用いて、鯉のROMKa発現に及ぼす培養液K+濃度の影響を調べた。その結果、高K+培養液で培養した鯉でROMKa mRNAの有意な上昇が見られた。これらの結果から、淡水中ではコルチゾルが、一方で海水中では血漿K+濃度が、ティラピアの鯉ROMKaの発現を制御していることが示唆された。
英文摘要
これまで、海水に馴致したティラピアにおいてK+の調節メカニズムを明らかにしてきた。一方、鯉だけでなく腎臓も体液調節に重要な働きを行う淡水中では、血漿K+の調節がどのように行われているかが不明であった。本年度は淡水中でのK+の調節機構と、K+の調節に重要な働きを行うROMKaの発現調節機構に着目し研究を進めた。淡水馴致ティラピアにおいて鯉によるK+排出の可能性と腎臓の寄与を検討するため、淡水馴致ティラピアを通常淡水と高K+淡水に1週間馴致し、鯉と腎臓におけるROMKaをはじめとした各種イオン輸送体のmRNA発現量を測定した。その結果、鯉でのROMKa発現量が約5倍に増加しており、鯉のROMKaが淡水中でもK+の排出に重要であると考えられた。また、鯉の免疫染色の結果、通常淡水群ではROMKaのシグナルが僅かであったが、高K+馴致群でROMKaの免疫反応が顕著に現れ、さらにROMKaがType-III塩類細胞の頂端膜に局在することが明らかとなった。次に、未だ不明である魚類のROMK発現調節機構を明らかにすることを目的とし、コルチゾルがROMKa mRNAの発現調節に関与するのかを、鯉の単離培養実験により検討した。その結果、淡水馴致ティラピアの鯉のみがコルチゾルに応答してROMKa mRNA発現量を上昇させた。一方、海水馴致ティラピアではコルチゾル単体の効果が見られなかったため、血漿K+濃度の上昇そのものが鯉ROMKaの発現に及ぼす影響を調べた。海水馴致ティラピア鯉の単離培養実験系を用いて、鯉のROMKa発現に及ぼす培養液K+濃度の影響を調べた。その結果、高K+培養液で培養した鯉でROMKa mRNAの有意な上昇が見られた。これらの結果から、淡水中ではコルチゾルが、一方で海水中では血漿K+濃度が、ティラピアの鯉ROMKaの発現を制御していることが示唆された。
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Excretion of cesium through potassuim transport pathway in the gills of a marine teleost
海洋硬骨鱼鳃中通过钾转运途径排泄铯
DOI:
10.1007/978-4-431-54328-2_11
发表时间:
2013
期刊:
Agricultural Implications of the Fukushima Nuclear Accident
影响因子:
--
作者:
[Kaneko T, Furukawa F, Watanabe S.]
通讯作者:
Watanabe S.
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Furukawa F, Watanabe S, Kaneko T.]
通讯作者:
Kaneko T.
ティラピア鰓におけるK^+排出機構の解明とRb^+,Cs^+排出の検討
罗非鱼鳃K^+排泄机制的阐明及Rb^+、Cs^+排泄的检测
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Furukawa F, Watanabe S, Kaneko T., 谷口 怜, 古川史也]
通讯作者:
古川史也
DOI:
10.1152/ajpregu.00628.2011
发表时间:
2012-03-01
期刊:
AMERICAN JOURNAL OF PHYSIOLOGY-REGULATORY INTEGRATIVE AND COMPARATIVE PHYSIOLOGY
影响因子:
2.8
作者:
[Furukawa, Fumiya, Watanabe, Soichi, Kaneko, Toyoji]
通讯作者:
Kaneko, Toyoji
魚類の卵形成過程における代謝メカニズムの解明と卵質の人為的操作
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批准号:23K23691
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$6.32万
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财政年份:2024
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负责人:古川 史也
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依托单位:
魚類の卵形成過程における代謝メカニズムの解明と卵質の人為的操作
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批准号:22H02426
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$10.48万
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财政年份:2022
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负责人:古川 史也
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依托单位:
脊椎動物の胚における卵黄代謝機構の進化
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批准号:21K19276
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$4.08万
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财政年份:2021
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负责人:古川 史也
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依托单位:
魚類の卵成熟ならびに卵黄吸収課程における糖、アミノ酸、及びイオン輸送機構
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批准号:13J05574
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.76万
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财政年份:2013
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负责人:古川 史也
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依托单位:
海外基金