多元主義の政治哲学
多元主義の政治哲学
批准号:
11J07483
负责人:
上森 亮
金额:
$0.26万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013
中文摘要
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英文摘要
本年度は、多元主義の政治哲学と宗教的信念や道徳的教説などの「包括的教説」ないし「イデオロギー」と呼ばれるものはいかに関係しているのか、という問題にアプローチすることを目的として研究を進めた。具体的には、一例として宗教的信念を取り上げ、多様な信念の存在はどのような問題を引き起こすのかを考察した。その結果、信念の真偽と正当化可能性は区別され、少なくとも後者に関しては、いわゆる「理に適った不一致」の存在が認められうることが分かった。これに続いて、「イデオロギー」という概念の分析を進め、問題をより明確にする作業を行なった。しばしばイデオロギーという語は、(「観念の学」というもともとの意味から逸脱して)否定的意味合いで用いられている。しかしながら、イデオロギー概念は、何らかの信念体系や価値判断と関連したものという意味で用いられることもあり、この場合には否定的意味はほとんどない。こうしたイデオロギー概念の多様性を踏まえて、本年度は、M・フリーデンら現代のイデオロギー研究の第一人者の研究を参考としながら、イデオロギー概念を分析した。そして、フリーデンの概念形態論の観点からイデオロギーを分析するには、何らかの具体的な政策判断を参照する必要があることが分かったため、そうした政策判断の前提となる経済学について考察した。経済学における不一致は、哲学における不一致と同じぐらい有名であるが、本年度は「経済学者が一致しない理由」という題のF・マハループとM・フリードマンの論考を取り上げ、経済学者の政策判断の不一致は主として事実判断の相違に由来するという経済学者の認識を整理した。それに続いて、経済学とイデオロギーの関係に注目し、政治哲学における場合と同様に、経済学においても否定的用法とそうではない用法があることを明らかにした。
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