重力レンズで探る不明確な宇宙論パラメータの制限
重力レンズで探る不明確な宇宙論パラメータの制限
批准号:
12J01997
负责人:
白崎 正人
金额:
$1.73万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
重力レンズ現象とは、遠方天体の像が、観測者と遠方天体の間に位置する質量分布によってゆがめられる一般相対論的な効果である。一般に重力レンズ効果による像のゆがみ具合はわずかなものであるが、統計処理を施すことにより視線方向に位置する質量分布を再構築することが可能である。重力レンズ現象によって再構築された質量分布は、我々の宇宙の組成や膨張史に依存しているために、重力レンズ解析により我々の宇宙の組成や膨張史に制限を与えることができる。採用第三年度は、重力レンズ解析と多波長観測データの組み合わせにより、重力レンズの単独解析では明らかにできない暗黒物質の素粒子的性質を調査した。この研究では、暗黒物質の素粒子的な性質として、対消滅反応に着目した。実在するガンマ線観測と銀河撮像観測の2種のデータの相関解析を世界で初めて行い、暗黒物質の対消滅可能性を探査した。現行のデータでは有意な相関は見られなかったが、測定結果と理論モデルの比較から、暗黒物質対消滅に関する上限を与えることに成功した。また、将来銀河撮像計画における背景銀河楕円率のデータ蓄積により、期待される暗黒物質対消滅に関する制限は、幅広い暗黒物質質量の範囲で近傍の制限と同等かそれ以上になることを示した。また、昨年度に引き続き、重力レンズ解析によって再構築される二次元質量密度場(convergence field)に関する統計解析と、その結果得られると期待される宇宙論的な制限についての研究を行った。複数の統計量のモデル化において、先行研究では明らかにされていなかった理論的な不定性の一つであるバリオン物理の影響を、数値シミュレーションを利用して調査した。バリオン物理の影響は、1,000平方度クラスの銀河撮像観測には大きな影響は与えないが、10,000平方度程度の観測では、統計誤差を上回る系統誤差を生じさせる可能性があることを示した。
英文摘要
重力レンズ現象とは、遠方天体の像が、観測者と遠方天体の間に位置する質量分布によってゆがめられる一般相対論的な効果である。一般に重力レンズ効果による像のゆがみ具合はわずかなものであるが、統計処理を施すことにより視線方向に位置する質量分布を再構築することが可能である。重力レンズ現象によって再構築された質量分布は、我々の宇宙の組成や膨張史に依存しているために、重力レンズ解析により我々の宇宙の組成や膨張史に制限を与えることができる。採用第三年度は、重力レンズ解析と多波長観測データの組み合わせにより、重力レンズの単独解析では明らかにできない暗黒物質の素粒子的性質を調査した。この研究では、暗黒物質の素粒子的な性質として、対消滅反応に着目した。実在するガンマ線観測と銀河撮像観測の2種のデータの相関解析を世界で初めて行い、暗黒物質の対消滅可能性を探査した。現行のデータでは有意な相関は見られなかったが、測定結果と理論モデルの比較から、暗黒物質対消滅に関する上限を与えることに成功した。また、将来銀河撮像計画における背景銀河楕円率のデータ蓄積により、期待される暗黒物質対消滅に関する制限は、幅広い暗黒物質質量の範囲で近傍の制限と同等かそれ以上になることを示した。また、昨年度に引き続き、重力レンズ解析によって再構築される二次元質量密度場(convergence field)に関する統計解析と、その結果得られると期待される宇宙論的な制限についての研究を行った。複数の統計量のモデル化において、先行研究では明らかにされていなかった理論的な不定性の一つであるバリオン物理の影響を、数値シミュレーションを利用して調査した。バリオン物理の影響は、1,000平方度クラスの銀河撮像観測には大きな影響は与えないが、10,000平方度程度の観測では、統計誤差を上回る系統誤差を生じさせる可能性があることを示した。
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Cosmological test with WL Minkowski Functionals
使用 WL Minkowski 泛函进行宇宙学测试
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Masato Shirasaki, Naoki Yoshida, Takashi Hamana & Takahiro Nishimichi, 加藤将, 坂山英俊・甲斐厚・西山未理・渡邉信・加藤将・伊藤元己・野崎久義・川井浩史, Masato Shirasaki, 藤原陽一郎, 白崎正人, 溝渕綾, Masato shirasaki, 渡邊広樹, Shirasaki M., 加藤将, 白崎正人, Syou Kato, 白崎正人, 藤原陽一郎, 白崎正人]
通讯作者:
白崎正人
Weak Lensing Morphological Analysis in CFHTLenS
CFHTLenS 中的弱透镜形态分析
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Masato Shirasaki, Naoki Yoshida, Takashi Hamana & Takahiro Nishimichi, 加藤将, 坂山英俊・甲斐厚・西山未理・渡邉信・加藤将・伊藤元己・野崎久義・川井浩史, Masato Shirasaki, 藤原陽一郎, 白崎正人, 溝渕綾, Masato shirasaki, 渡邊広樹, Shirasaki M.]
通讯作者:
Shirasaki M.
DOI:
10.1088/0004-637x/799/2/188
发表时间:
2014-07
期刊:
The Astrophysical Journal
影响因子:
--
作者:
[M. Shirasaki]
通讯作者:
M. Shirasaki
DOI:
10.1093/mnras/stu583
发表时间:
2014-03
期刊:
Monthly Notices of the Royal Astronomical Society
影响因子:
4.8
作者:
[Y. Higuchi;M. Oguri;M. Shirasaki]
通讯作者:
Y. Higuchi;M. Oguri;M. Shirasaki
DOI:
10.1088/0004-637x/760/1/45
发表时间:
2012-04
期刊:
The Astrophysical Journal
影响因子:
--
作者:
[M. Shirasaki;N. Yoshida;T. Hamana;T. Nishimichi]
通讯作者:
M. Shirasaki;N. Yoshida;T. Hamana;T. Nishimichi
共 16 条
宇宙構造形成におけるバリオンフィードバック:準解析モデルの開発と観測による検証
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批准号:23K19070
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2023
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负责人:白崎 正人
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依托单位:
将来観測に適応可能な銀河団の統計モデルと銀河団質量の精密測定
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批准号:19K14767
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2019
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负责人:白崎 正人
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依托单位:
弱重力レンズ高次統計による暗黒物質と暗黒エネルギーの解明
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批准号:15J03450
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2015
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负责人:白崎 正人
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依托单位:
海外基金