光感受性物質IR700を結合したヒト抗腫瘍抗体を用いる近赤外線免疫療法の確立
光感受性物質IR700を結合したヒト抗腫瘍抗体を用いる近赤外線免疫療法の確立
批准号:
26350553
负责人:
黒木 政秀
金额:
$3.08万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
光線力学療法とは、生体に無害な特定波長の光を光感受性物質に照射し、惹起した光化学反応で細胞を傷害する方法で、低侵襲性で安全性が高い。近年報告されたフタロシアニン系化合物IRDye700DXは、生体透過性が高い690 nmの近赤外光線(NIR)で励起される極めて有望な光感受性物質であるが、正常細胞にも光毒性が及ぶという問題は残されている。我々は、腫瘍関連抗原CEAに特異的なヒトモノクローナル抗体C2-45をIRDye700DXで標識した複合体(45IR)を作製し、胃癌や大腸がんなどのCEA産生癌細胞を殺傷する光免疫療法(PIT)の開発を試みた。これまでCEA産生癌細胞に対するインビトロでの増殖抑制効果は確認できているため、今回はインビボでの抗腫瘍効果を検討した。ルシフェラーゼ遺伝子を恒常発現するCEA産生癌細胞を背側両体側に皮下移植したヌードマウスに対して45IRを腹腔内投与し、その24時間後、インビボ・イメージング装置IVISによる蛍光観察によって45IRの腫瘍への集積を調べた。次いで、右体側の腫瘍に対してNIRを照射することでPITを実施した。その結果、45IR投与群では、光照射終了直後においても、非照射の左側腫瘍と比較して顕著な細胞死が認められた。また、腫瘍径の計測からも、45IR投与マウスの被光照射腫瘍にのみ有意な効果が認められた。以上より、45IRを用いたPITはCEA産生癌細胞に対して極めて選択的かつ強力な抗腫瘍効果を示すことが判明した。この方法が実用化できれば、腕バンドやコタツ型のNIR照射装置を開発し、手術や化学療法あるいは放射線療法で根治できなかった患者さんの癌細胞、とくに血中やリンパ管に流出して転移の原因となる癌細胞に対して、仕事中や就寝中の治療で根治できることが期待される。
英文摘要
光線力学療法とは、生体に無害な特定波長の光を光感受性物質に照射し、惹起した光化学反応で細胞を傷害する方法で、低侵襲性で安全性が高い。近年報告されたフタロシアニン系化合物IRDye700DXは、生体透過性が高い690 nmの近赤外光線(NIR)で励起される極めて有望な光感受性物質であるが、正常細胞にも光毒性が及ぶという問題は残されている。我々は、腫瘍関連抗原CEAに特異的なヒトモノクローナル抗体C2-45をIRDye700DXで標識した複合体(45IR)を作製し、胃癌や大腸がんなどのCEA産生癌細胞を殺傷する光免疫療法(PIT)の開発を試みた。これまでCEA産生癌細胞に対するインビトロでの増殖抑制効果は確認できているため、今回はインビボでの抗腫瘍効果を検討した。ルシフェラーゼ遺伝子を恒常発現するCEA産生癌細胞を背側両体側に皮下移植したヌードマウスに対して45IRを腹腔内投与し、その24時間後、インビボ・イメージング装置IVISによる蛍光観察によって45IRの腫瘍への集積を調べた。次いで、右体側の腫瘍に対してNIRを照射することでPITを実施した。その結果、45IR投与群では、光照射終了直後においても、非照射の左側腫瘍と比較して顕著な細胞死が認められた。また、腫瘍径の計測からも、45IR投与マウスの被光照射腫瘍にのみ有意な効果が認められた。以上より、45IRを用いたPITはCEA産生癌細胞に対して極めて選択的かつ強力な抗腫瘍効果を示すことが判明した。この方法が実用化できれば、腕バンドやコタツ型のNIR照射装置を開発し、手術や化学療法あるいは放射線療法で根治できなかった患者さんの癌細胞、とくに血中やリンパ管に流出して転移の原因となる癌細胞に対して、仕事中や就寝中の治療で根治できることが期待される。
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Novel treatment strategies for cancer and their tumor-targeting approaches using antibodies against tumor-associated antigens
癌症的新治疗策略及其使用抗肿瘤相关抗原的抗体的肿瘤靶向方法
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
Anticancer Research
影响因子:
2
作者:
[Kuroki M, Shirasu N]
通讯作者:
Shirasu N
In vivo antitumor effect of CEA-targeted photoimmunotherapy
CEA靶向光免疫疗法的体内抗肿瘤作用
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shirasu N, Yamada H, Shibaguchi H, Kuroki M, Kuroki M]
通讯作者:
Kuroki M
CEAを標的とした抗腫瘍光免疫療法
以CEA为靶点的抗肿瘤光免疫疗法
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[白須直人,山田博美,芝口浩智,黒木 求,黒木政秀]
通讯作者:
白須直人,山田博美,芝口浩智,黒木 求,黒木政秀
DOI:
10.1002/ijc.28907
发表时间:
2014-12-01
期刊:
INTERNATIONAL JOURNAL OF CANCER
影响因子:
6.4
作者:
[Shirasu, Naoto, Yamada, Hiromi, Kuroki, Masahide]
通讯作者:
Kuroki, Masahide
癌胎児性抗原の分化とがん化に伴う分子構造変異の解析
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批准号:58770255
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1983
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负责人:黒木 政秀
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依托单位:
海外基金