自衛隊をめぐる政策決定に日米のジェンダー観念はどのような影響を与えたか
自衛隊をめぐる政策決定に日米のジェンダー観念はどのような影響を与えたか
批准号:
14J05303
负责人:
岸野 幸枝
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-25 至 2017-03-31
中文摘要
平成28年度も平成27年度に引き続き、ジェンダーの視座からの国際関係論分析を試みた。同時に、平成28年度は、国内のジェンダー観念を定量手法をもちいて分析することで、ジェンダー観念が、安全保障上の考慮や経済利益上の考慮などと比べても、なお、影響力を持ったといえるのかを明らかにすることを試みた。近年、定量手法を用いたジェンダー国際関係論研究も増えつつあり、本研究はこうした研究潮流の一部として位置付けることができよう。とりわけ、平成28年度前期は、定量手法の習得につとめた。研究代表者は、「勇敢さ」「強さ」などの「男らしさ」に関する言説、あるいは、「協調」「情緒」などの「女らしさ」に関する言説を定量化して分析することを予定しているが、そのために、プログラミング言語Rを習得した。一方で、ジェンダーによる影響力を数値化することに伴う弊害についても把握するため、平成28年度6月から7月にかけては、ミシガン大学アナーバー校で開催されたInter-university Consortium for Political Social Researchのサマーセッションに参加した。同セッションの人種に関するセミナーでは、人種に関するカテゴリーそのものが、既存の社会秩序を強化したことを踏まえた上で、人種を定量的に分析する方途を得た。とりわけ、セミナーでは、人種という社会的に構築された概念を数値化する際に、どのように社会的な、あるいは研究者個人のバイアスが入ってくるのかを検討した。これらの課題は、ジェンダーを数値化して分析することを試みる自身の研究の課題とも共通するものであった。また、同サマーセッションへの参加を通して、米国内外の博士課程の学生とのネットワークを築くことができた。
英文摘要
平成28年度も平成27年度に引き続き、ジェンダーの視座からの国際関係論分析を試みた。同時に、平成28年度は、国内のジェンダー観念を定量手法をもちいて分析することで、ジェンダー観念が、安全保障上の考慮や経済利益上の考慮などと比べても、なお、影響力を持ったといえるのかを明らかにすることを試みた。近年、定量手法を用いたジェンダー国際関係論研究も増えつつあり、本研究はこうした研究潮流の一部として位置付けることができよう。とりわけ、平成28年度前期は、定量手法の習得につとめた。研究代表者は、「勇敢さ」「強さ」などの「男らしさ」に関する言説、あるいは、「協調」「情緒」などの「女らしさ」に関する言説を定量化して分析することを予定しているが、そのために、プログラミング言語Rを習得した。一方で、ジェンダーによる影響力を数値化することに伴う弊害についても把握するため、平成28年度6月から7月にかけては、ミシガン大学アナーバー校で開催されたInter-university Consortium for Political Social Researchのサマーセッションに参加した。同セッションの人種に関するセミナーでは、人種に関するカテゴリーそのものが、既存の社会秩序を強化したことを踏まえた上で、人種を定量的に分析する方途を得た。とりわけ、セミナーでは、人種という社会的に構築された概念を数値化する際に、どのように社会的な、あるいは研究者個人のバイアスが入ってくるのかを検討した。これらの課題は、ジェンダーを数値化して分析することを試みる自身の研究の課題とも共通するものであった。また、同サマーセッションへの参加を通して、米国内外の博士課程の学生とのネットワークを築くことができた。
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