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私的感情のなかの潜在的世論:清水幾太郎のパーソナリティ論のメディア論的再解釈

私的感情のなかの潜在的世論:清水幾太郎のパーソナリティ論のメディア論的再解釈
私人情感中的潜在舆论:媒介理论视角下清水喜多郎人格理论的重新解读
批准号:
15J10989
负责人:
品治 佑吉
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2017-03-31

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
本年度は、主に3つの領域の研究に取り組んだ。第1に、1930年代前半期の清水幾太郎の思想に関する研究である。昨年度の研究では、清水の世論研究の関心が、個人の内部に生じている社会的矛盾の隠蔽や抑圧といった事態にあったことを明かにした。これを受けて、今年度はそうした関心それ自体がいかにして清水に芽生えてきたのかを検討するため、彼がもっぱら社会学に対するイデオロギー的批判に取り組んでいたとされる1930年代前半の思想史的著作や時論を総合的に読解した。その結果、すでに1933年後半期に発表した著作のうちに、社会をより高次の段階に進化させようとする運動と、文化を通じてそれに歯止めをかける運動という、2つの異なる歴史のダイナミズムの相剋を市民社会における個人という単位のうちに見出そうとする関心が芽生えていることが明らかになった。第2に、清水および彼の師である戸田貞三を取り巻く社会史的なコンテクストの研究に取り組んだ。とりわけ重要視したのが、戸田貞三の社会学・家族研究の背景をなす、太平洋戦前期における社会学と教育政策との関係である。具体的には、東京帝国大学の社会学が、明治後半期以来道徳教育政策と密接な関係を結んできたこと、またデモクラシーの社会的浸透が進んだ大正期には、その関係が社会学と公民教育との接近へと展開したことを明かにした。また同時に、こうした社会学と教育政策との接近こそ、上述した1930年代前半の清水の社会学批判の重要な対象であったことを明らかにした。第3に、清水の著作を対象とするテキストマイニングである。今年度は、一般に清水の1930年代後半におけるアメリカ社会心理学の受容と結び付けて語られる諸概念が、実際にはどの時期から用いられているのかを、語の用例に着目して検討した。その結果、幾つかの心理学的概念が、すでに1930年代初頭から持続的に用いられていることが明らかになった。
英文摘要
本年度は、主に3つの領域の研究に取り組んだ。第1に、1930年代前半期の清水幾太郎の思想に関する研究である。昨年度の研究では、清水の世論研究の関心が、個人の内部に生じている社会的矛盾の隠蔽や抑圧といった事態にあったことを明かにした。これを受けて、今年度はそうした関心それ自体がいかにして清水に芽生えてきたのかを検討するため、彼がもっぱら社会学に対するイデオロギー的批判に取り組んでいたとされる1930年代前半の思想史的著作や時論を総合的に読解した。その結果、すでに1933年後半期に発表した著作のうちに、社会をより高次の段階に進化させようとする運動と、文化を通じてそれに歯止めをかける運動という、2つの異なる歴史のダイナミズムの相剋を市民社会における個人という単位のうちに見出そうとする関心が芽生えていることが明らかになった。第2に、清水および彼の師である戸田貞三を取り巻く社会史的なコンテクストの研究に取り組んだ。とりわけ重要視したのが、戸田貞三の社会学・家族研究の背景をなす、太平洋戦前期における社会学と教育政策との関係である。具体的には、東京帝国大学の社会学が、明治後半期以来道徳教育政策と密接な関係を結んできたこと、またデモクラシーの社会的浸透が進んだ大正期には、その関係が社会学と公民教育との接近へと展開したことを明かにした。また同時に、こうした社会学と教育政策との接近こそ、上述した1930年代前半の清水の社会学批判の重要な対象であったことを明らかにした。第3に、清水の著作を対象とするテキストマイニングである。今年度は、一般に清水の1930年代後半におけるアメリカ社会心理学の受容と結び付けて語られる諸概念が、実際にはどの時期から用いられているのかを、語の用例に着目して検討した。その結果、幾つかの心理学的概念が、すでに1930年代初頭から持続的に用いられていることが明らかになった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
清水幾太郎における「潜在的輿論」と感情
清水喜多郎的“潜在屈尊论”与情感
DOI: --
发表时间: 2016
期刊: ソシオロゴス
影响因子: --
作者: [品治佑吉]
通讯作者: 品治佑吉
戦前期日本社会学史における用語の定着――『清水幾太郎著作集』の分析から
战前日本社会学史术语的确立——清水喜太郎文集解析
DOI: --
发表时间: 2016
期刊:
影响因子: --
作者: [鈴木 和広, 迫 洸佑, 秋山 和広, 磯田 道孝, 妹尾 千春, 中條 信成, 佐方 功幸, 品治佑吉]
通讯作者: 品治佑吉
社会学理論と概念の変容――「世論」に着目して
社会学理论和观念的转变:聚焦“舆论”
DOI: --
发表时间: 2015
期刊:
影响因子: --
作者: [Kazuhiro Akiyama, Masashige Bando, Katsuhiko Shirahige, 品治佑吉, 品治佑吉]
通讯作者: 品治佑吉
戸田貞三における集団概念と社会認識――戸田社会学の歴史的再定位にむけて
户田祯三的群体概念与社会认知:迈向户田社会学的历史重新定位
DOI: --
发表时间: 2016
期刊: 社会学史研究
影响因子: --
作者: [品治佑吉, 品治佑吉]
通讯作者: 品治佑吉
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