课题基金 / 基金详情

中国の近代の美学理論における日本の哲学美学思想の影響

中国の近代の美学理論における日本の哲学美学思想の影響
日本哲学美学思想对中国现代美学理论的影响
批准号:
15J40138
负责人:
楊 冰
金额:
$2.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2018-03-31

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
報告者の研究課題は「中国の近代の美学理論における日本の哲学美学思想の影響」である。主な研究対象は、中国美学の核心的な概念「境界」である。「境界」は元々王国維(1877~1927)が1908年に執筆した詩論『人間詞話』における詩の判断基準としての概念である。先行研究において「境界」はドイツの哲学者ショーペンハウアーの美学理論の応用だと結論づけられたが、報告者の研究によって「境界」は、中国の儒学思想及び芸術思想に根付いている概念だと明らかにした。また、その概念が形成される過程には、日本の明治期の中国思想研究の影響を受けていることも明らかにした。具体的に、『人間詞話』において「境界」が明瞭に定義されなかったが、「有我の境」と「無我の境」という二つの概念によって説明されている。「有我の境」は「我(われ)を持って物(もの)を観(み)、物は我の色に染まる」で、「無我の境」は「物を持って物を觀,何者が我か,何者が物かを知らない」である。「有我の境」と「無我の境」は、「境界」の意味を探る重要な鍵である。報告者は、まず「有我の境」の分析を行い、「有我の境」の思想的な背景に影響を与えた日本の学者及びその理論に辿り着いた。明治期の心理学・倫理学者元良勇次郎(1858~1912)と彼の心理学の「心物相関論」(1890『心理学』)である。さらに、「無我の境」の分析を行い、元良勇次郎の儒学の「性」の理論に基づく「自我」の概念の影響を受けたことを明らかにした。「有我の境」は詩人の感情的な自我の創造であるのに対して、「無我の境」は詩人の人格的な自我の創造である。前者は儒学の心理学的な自我であるが、後者は儒学の倫理学的な自我である。従って、「境界」は詩人の真実な自我の創造である。その自我の真実においては、瞬間的な真実と永久的な真実の違いがある。
英文摘要
報告者の研究課題は「中国の近代の美学理論における日本の哲学美学思想の影響」である。主な研究対象は、中国美学の核心的な概念「境界」である。「境界」は元々王国維(1877~1927)が1908年に執筆した詩論『人間詞話』における詩の判断基準としての概念である。先行研究において「境界」はドイツの哲学者ショーペンハウアーの美学理論の応用だと結論づけられたが、報告者の研究によって「境界」は、中国の儒学思想及び芸術思想に根付いている概念だと明らかにした。また、その概念が形成される過程には、日本の明治期の中国思想研究の影響を受けていることも明らかにした。具体的に、『人間詞話』において「境界」が明瞭に定義されなかったが、「有我の境」と「無我の境」という二つの概念によって説明されている。「有我の境」は「我(われ)を持って物(もの)を観(み)、物は我の色に染まる」で、「無我の境」は「物を持って物を觀,何者が我か,何者が物かを知らない」である。「有我の境」と「無我の境」は、「境界」の意味を探る重要な鍵である。報告者は、まず「有我の境」の分析を行い、「有我の境」の思想的な背景に影響を与えた日本の学者及びその理論に辿り着いた。明治期の心理学・倫理学者元良勇次郎(1858~1912)と彼の心理学の「心物相関論」(1890『心理学』)である。さらに、「無我の境」の分析を行い、元良勇次郎の儒学の「性」の理論に基づく「自我」の概念の影響を受けたことを明らかにした。「有我の境」は詩人の感情的な自我の創造であるのに対して、「無我の境」は詩人の人格的な自我の創造である。前者は儒学の心理学的な自我であるが、後者は儒学の倫理学的な自我である。従って、「境界」は詩人の真実な自我の創造である。その自我の真実においては、瞬間的な真実と永久的な真実の違いがある。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
中国の近代の美術理論における日本の影響-李叔同の「図画修得法」と柿山蕃雄・松山茂の『図画教授法』の比較を通じて
日本对中国现代美术理论的影响——通过李叔同的《如何学习绘画》与柿山班佑、松山茂的《绘画教学法》的比较
DOI: --
发表时间: 2016
期刊:
影响因子: --
作者: [井上真, 柳澤雅之, 古澤拓郎, 小泉都, 横山智, 岡本郁子ほか, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰]
通讯作者: 楊冰
「中国近代美学の出発-「境界」の概念」
《中国现代美学的出发——‘边界’的概念》
DOI: --
发表时间: 2015
期刊: 『中国研究週刊』
影响因子: --
作者: [井上真, 柳澤雅之, 古澤拓郎, 小泉都, 横山智, 岡本郁子ほか, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰]
通讯作者: 楊冰
「中国近代美学の成立における日本の影響」
“日本对现代中国美学建立的影响”
DOI: --
发表时间: 2016
期刊:
影响因子: --
作者: [井上真, 柳澤雅之, 古澤拓郎, 小泉都, 横山智, 岡本郁子ほか, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰, 楊冰]
通讯作者: 楊冰
「王国維の詩論の萌発と日本の明治期の心理学思想ー「境界」の誕生を巡って」
《国井诗论的出现与日本明治时期的心理思想:论“边界”的诞生》
DOI: --
发表时间: 2018
期刊: 『杭州師範大学学報』
影响因子: --
作者: [井上真, 柳澤雅之, 古澤拓郎, 小泉都, 横山智, 岡本郁子ほか, 楊冰]
通讯作者: 楊冰
15