陽子ビームを用いたパイ中間子原子の分光によるカイラル対称性の研究

使用质子束通过π介子原子光谱研究手性对称性

• 批准号: 16J02632
• 负责人: 渡辺 珠以
• 金额: $ 1.22万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2016
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2016-04-22 至 2018-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16J02632/
• 关键词: 原子核物理; 実験; パイ中間子原子

本年度は大阪大学核物理研究センターにおいてスズ124を標的として、陽子ビームを用いて(p,2He)反応によるパイ中間子原子の分光実験を行なった。この実験は従来の実験よりも高精度の測定を目指し、パイ中間子原子を系統的に測定してカイラル対称性の回復の密度依存性を研究するための第一歩となる実験である。実験ではおよそ170時間程度の物理測定を行い、目標としていた統計感度を達成することができた。また、実験中に加速器から供給される陽子ビームのエネルギーが徐々に変化していることが確認された。質量欠損分光法では入射エネルギーが変化すると分解能の悪化に繋がる。この現象に対処するため、数時間に一度ビームエネルギーを測定して変化をモニターすることで、高い分解能を保った測定を行うことに成功した。その他にも、イオン光学系の高次収差の測定・スペクトロメータのアクセプタンスの測定など事前に計画していた測定を滞りなく行うことができた。実験後は測定したデータの解析を行い、投稿論文執筆のための準備を行なった。スペクトロメータの焦点面に設置したドリフトチェンバーの解析を行い、粒子の飛跡の検出を行なった。特に、デルタ線起因のノイズを消すための前処理を行なったところ、通常の解析アルゴリズムよりも5~10%程度効率よく解析ができることがわかった。また、スペクトロメータのイオン光学系の高次収差の解析を行い、測定した飛跡から散乱された粒子の運動量を求めるための関数を得ることに成功した。

This year, Osaka University's nuclear physics research team conducted spectroscopic research on the 124-atom target and the 124-atom target using the (p,2He) reaction. This is the first step in the study of the density dependence of the symmetry of the intermediate atom system. 170 degrees of physical measurement, purpose and statistical sensitivity The accelerator was installed in the middle of the engine, and the accelerator was installed in the middle of the engine. Mass loss spectroscopy is a method for analyzing incident light and energy. This phenomenon was successfully detected. The measurement of high-order optical differences in different optical systems is planned in advance. After that, we will analyze the data and prepare for the writing of the submitted paper. The focus plane of the particle is set to the analysis center, and the trajectory of the particle is detected. Special analysis of line causes and pre-processing is usually performed at a rate of 5 to 10%. The analysis of high-order optical differences in optical systems is successful in determining the amount of motion of scattered particles.

项目成果

Spectroscopy of Pionic Atoms Via (p,?2He) Reaction

通过 (p,?2He) 反应进行π原子光谱分析

• DOI: 10.7566/jpscp.13.020015
• 发表时间: 2017
• 期刊: JPS Conference Proceedings
• 作者: Watanabe Yuni N.;Adachi Satoshi;Aoi Nori;Ashikaga Sakiko;Fujioka Hiroyuki;Furuno Tatsuya;Geissel Hans;Guillaume Gey;Hashimoto Takashi;Hatanaka Kichiji;Hayano Ryugo S.;Heguri Katsuyoshi;Inaba Kento;Inoue Azusa;Itahashi Kenta;Iwamoto Chihiro;Kawabata Takahi
• 通讯作者: Kawabata Takahi

RCNP E483実験終了報告

RCNP E483实验完成报告

• 发表时间: 2017
• 作者: Shinya Gima;Keigo Shiga;Masahiro Terada;Itaru Nakamura;渡辺 珠以
• 通讯作者: 渡辺 珠以

三交替の面構造を持つMWDCのシミュレーションによる研究

三交替表面结构MWDC的模拟研究

• 发表时间: 2017
• 作者: 渡辺 珠以;板橋 健太;上坂 友洋;西 隆博;高木 基伸;矢向 謙太郎;藤岡 宏之;松本 翔太; 田中 良樹
• 通讯作者: 田中 良樹

RCNPにおけるパイ中間子原子分光の検討

RCNP中π介子原子光谱研究

• 发表时间: 2016
• 作者: 渡辺 珠以;早野 龍五;足利 沙希子;稲葉 健斗;川畑 貴裕;阪上 朱音;高橋 祐羽;津村 美保;古野 達也;藤岡 宏之;松本 翔汰;村田 求基;森本 貴博;渡邊 憲;青井 考;足立 智;井上 梓;王 惠仁;Gey Guillaume;民井 淳;Tsz Leung Tang;野地 俊平;畑中 吉治;松田 洋平;平群 克吉;板橋 健太;西 隆博;岩本 ちひろ;他3名
• 通讯作者: 他3名

RCNPにおける陽子ビームを用いたパイ中間子原子分光の実験計画

RCNP 质子束π介子原子光谱实验计划

• 发表时间: 2016
• 作者: 渡辺 珠以;早野 龍五;足利 沙希子;稲葉 健斗;川畑 貴裕;阪上 朱音;高橋 祐羽;津村 美保;古野 達也;藤岡 宏之;松本 翔汰;村田 求基;森本 貴博;渡邊 憲;青井 考;足立 智;井上 梓;王 惠仁;Gey Guillaume;民井 淳;Tsz Leung Tang;野地 俊平;畑中 吉治;松田 洋平;平群 克吉;板橋 健太;西 隆博;岩本 ちひろ;他3名
• 通讯作者: 他3名