医療材料へのバイオフィルム形成を抑制する新規コーティング材の開発
医療材料へのバイオフィルム形成を抑制する新規コーティング材の開発
批准号:
16J10617
负责人:
吉田 衣里
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2019-03-31
中文摘要
新規の抗菌コーティング材料(抗菌物質ホスト材料)として本研究において検討している無機ナノシートは、抗菌材料や医用材料としては殆ど研究がなされていない材料である。平成29年度(前年度)までの研究成果により、調製したチタン酸ナノシートは負に帯電し、正に帯電する抗菌物質をシート表面に安定的に吸着できることを明らかにした。更に調製した複合体(抗菌物質含有チタン酸ナノシート)は抗菌物質単体よりも優位な抗菌作用を示し、その抗菌メカニズムはナノシートの特異な形状(高アスペクト比の結晶構造)に由来する細菌壁の破壊によるものと示唆された。そこで平成30年度(当該年度)は、既知の抗菌物質を含まないナノシートを調製し、その抗菌作用について調査するとともに、抗菌メカニズムの解明に取り組んだ。結果、グラム陽性・陰性両菌に対してナノシート単体で抗菌もしくは殺菌作用を示すことが明らかとなった。ナノシートに暴露した細菌の形状について、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて確認したところ、細菌表面へのナノシートの付着・浸透を示唆する像が観察された。一方、ISO規格に則りL929細胞(マウス、線維芽細胞)に対する毒性を調べた結果、チタン酸ナノシートは細胞毒性を有していないことが分かった。本研究を通じて、チタン酸ナノシートは新規の抗菌コーティング材料として有望であり、既知の抗菌物質と複合することで更に抗殺菌性能を増加させられることが分かった。その抗菌メカニズムは非常に小さなナノサイズ(厚さ1nm以下、平面サイズ10nm以下)のシート形状に起因すると考えられ、細菌細胞壁や外膜へのナノシートの付着・浸透により引き起こされる膜破壊が原因と考えられる。グラム陽・陰性菌には有意な抗菌作用を示す一方でマウス細胞へは毒性を示さなかったことから、細胞外膜の構造や膜タンパクの違いなどが関与している可能性も示唆される。
英文摘要
新規の抗菌コーティング材料(抗菌物質ホスト材料)として本研究において検討している無機ナノシートは、抗菌材料や医用材料としては殆ど研究がなされていない材料である。平成29年度(前年度)までの研究成果により、調製したチタン酸ナノシートは負に帯電し、正に帯電する抗菌物質をシート表面に安定的に吸着できることを明らかにした。更に調製した複合体(抗菌物質含有チタン酸ナノシート)は抗菌物質単体よりも優位な抗菌作用を示し、その抗菌メカニズムはナノシートの特異な形状(高アスペクト比の結晶構造)に由来する細菌壁の破壊によるものと示唆された。そこで平成30年度(当該年度)は、既知の抗菌物質を含まないナノシートを調製し、その抗菌作用について調査するとともに、抗菌メカニズムの解明に取り組んだ。結果、グラム陽性・陰性両菌に対してナノシート単体で抗菌もしくは殺菌作用を示すことが明らかとなった。ナノシートに暴露した細菌の形状について、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて確認したところ、細菌表面へのナノシートの付着・浸透を示唆する像が観察された。一方、ISO規格に則りL929細胞(マウス、線維芽細胞)に対する毒性を調べた結果、チタン酸ナノシートは細胞毒性を有していないことが分かった。本研究を通じて、チタン酸ナノシートは新規の抗菌コーティング材料として有望であり、既知の抗菌物質と複合することで更に抗殺菌性能を増加させられることが分かった。その抗菌メカニズムは非常に小さなナノサイズ(厚さ1nm以下、平面サイズ10nm以下)のシート形状に起因すると考えられ、細菌細胞壁や外膜へのナノシートの付着・浸透により引き起こされる膜破壊が原因と考えられる。グラム陽・陰性菌には有意な抗菌作用を示す一方でマウス細胞へは毒性を示さなかったことから、細胞外膜の構造や膜タンパクの違いなどが関与している可能性も示唆される。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Antibacterial Effect of Titanate Nanosheets without Antimicrobial
不含抗菌剂的钛酸盐纳米片的抗菌作用
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Eri Yoshida, Takeshi Nagayasu, Fernando Jorge Monteiro, Kai Kamada]
通讯作者:
Kai Kamada
Antibacterial and bactericidal effects of titanate nanosheets adsorbing tetraalkylammonium ions
吸附四烷基铵离子的钛酸盐纳米片的抗菌和杀菌作用
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Eri Yoshida, Takeshi Nagayasu, Fernando Jorge Monteiro, Kai Kamada]
通讯作者:
Kai Kamada
無機ナノシートを用いた新規抗菌コーティング材料の開発
利用无机纳米片开发新型抗菌涂层材料
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[吉田 衣里, 永安 武, 鎌田 海]
通讯作者:
鎌田 海
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Eri Yoshida, Takeshi Nagayasu, Fernando Jorge Monteiro, Kai Kamada]
通讯作者:
Kai Kamada
Enhanced antibacterial Effect without Photocatalysis using Titanate Nanosheets as a Novel Coating
使用钛酸盐纳米片作为新型涂层,无需光催化即可增强抗菌效果
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Eri Yoshida, Takeshi Nagayasu, Fernando Jorge Monteiro, Kai Kamada]
通讯作者:
Kai Kamada
共 13 条
チタン酸ナノシートの暗所下抗菌メカニズムの解明と革新的医療応用への開拓
-
批准号:24K21110
-
项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
-
资助金额:$3.08万
-
财政年份:2024
-
负责人:吉田 衣里
-
依托单位:
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
海藻酸钠/蚊叮草提取物天然抗菌复合材料的制备及性能评价
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:吴官正
-
依托单位:
胶原纤维基纳米杂化材料的可控制备及其抗菌性能研究
-
批准号:2026JJ80157
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:王桃芬
-
依托单位:
两种低溶血性抗菌肽协同抑制临床耐药菌的作用机制研究
-
批准号:2026JJ80159
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:唐兴
-
依托单位:
基于噬菌体-锆卟啉金属有机框架复合物的 光动力疗法对耐碳青霉烯肺炎克雷伯菌的 体外抗菌机制研究
-
批准号:JCZRLH202601971
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:
-
依托单位:
基于褪黑素抗柑橘青霉先导化合物的发现及其作用机制
-
批准号:JCZRQNB202600725
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:
-
依托单位:
Fuc-EAGa@Lev靶向生物膜治疗耐药铜绿假单胞菌肺炎及其机制
-
批准号:2026JJ80902
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:徐坤
-
依托单位:
亚胺培南-瑞来巴坦对耐药铜绿假单胞菌的体外抗菌活性及耐药性研究
-
批准号:2026JJ81254
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:刘钊
-
依托单位:
应用于畜禽饲养的蓟艾精油抗菌谱及抗菌机理研究
-
批准号:JCZRLH202601186
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:
-
依托单位:
野菊花内生真菌中抗MRSA活性成分及其作用机制
-
批准号:JCZRLH202601040
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:
-
依托单位:
中药叶下珠抗菌功效成分及作用机制研究
-
批准号:2026JJ80432
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:胡伟
-
依托单位: