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シャルル=V・アルカンとユダヤ的なるもの-19世紀フランス音楽史の再考へ-

シャルル=V・アルカンとユダヤ的なるもの-19世紀フランス音楽史の再考へ-
查尔斯·V·阿尔坎和犹太事物:重新思考 19 世纪法国音乐史
批准号:
16J10871
负责人:
村井 幸輝郎
金额:
$1.02万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2019-03-31

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
採用1、2年目の研究成果を踏まえ、最終年度の研究実績を以下の3点にまとめて報告する。1.アルカンの古典理解に関して、手紙と実際の編曲方法との比較調査をモーツァルトからベートーベンに拡げて実施した。ドイツやベルギーの図書館、アーカイブで当時出版されていた版を収集し調査した。その結果、アルカンはリショー版ではなくペータース版の元になった版の楽想指示を書写したことが判明した。その前提に立てば「モーツァルトは楽想記号を変更してはならないがベートーベンは変更しても残るものがある。」という1852年の手紙の内容と大きく齟齬する。即ちアルカンは実際にはベートーベンではなくモーツァルトにおいて多数変更しているのである。ここにアルカンの古典理解の顕示を通した自己表象戦略の一端が伺える。またF.ヒラーへのアルカンのまだ活字化されていない73通の手紙の判読から、ベートーベンのピアノ協奏曲第3番のカデンツの編曲ではF.ヒラーにアドバイスを求めていたことが判明した。2.アルカンの超絶技巧については、それを多用するアハヴァ・ラバー旋法による作品を演奏する際に、胴体を動かさず反復音型を演奏していたことに加え、ピアノ独奏による交響曲第1番には同時代のリストと比較して借り指、貸し指が極度に少なく、このことが編曲における「交響性」の装置として作用しているという新たな見解を提示した。3.1960年以降のアルカンリバイバルはシオニズムに関わるユダヤ系アメリカ人のみならず、今回のベルギー王立図書館収蔵のコンサート記録等の調査により、1988年を皮切りに穏健派団体を母体とするユダヤ系ベルギー人によっても推進されていたことが明らかになった。このことから、両者においてアルカンのユダヤ性の捉え方に差が見出せる可能性も出てきた。
英文摘要
採用1、2年目の研究成果を踏まえ、最終年度の研究実績を以下の3点にまとめて報告する。1.アルカンの古典理解に関して、手紙と実際の編曲方法との比較調査をモーツァルトからベートーベンに拡げて実施した。ドイツやベルギーの図書館、アーカイブで当時出版されていた版を収集し調査した。その結果、アルカンはリショー版ではなくペータース版の元になった版の楽想指示を書写したことが判明した。その前提に立てば「モーツァルトは楽想記号を変更してはならないがベートーベンは変更しても残るものがある。」という1852年の手紙の内容と大きく齟齬する。即ちアルカンは実際にはベートーベンではなくモーツァルトにおいて多数変更しているのである。ここにアルカンの古典理解の顕示を通した自己表象戦略の一端が伺える。またF.ヒラーへのアルカンのまだ活字化されていない73通の手紙の判読から、ベートーベンのピアノ協奏曲第3番のカデンツの編曲ではF.ヒラーにアドバイスを求めていたことが判明した。2.アルカンの超絶技巧については、それを多用するアハヴァ・ラバー旋法による作品を演奏する際に、胴体を動かさず反復音型を演奏していたことに加え、ピアノ独奏による交響曲第1番には同時代のリストと比較して借り指、貸し指が極度に少なく、このことが編曲における「交響性」の装置として作用しているという新たな見解を提示した。3.1960年以降のアルカンリバイバルはシオニズムに関わるユダヤ系アメリカ人のみならず、今回のベルギー王立図書館収蔵のコンサート記録等の調査により、1988年を皮切りに穏健派団体を母体とするユダヤ系ベルギー人によっても推進されていたことが明らかになった。このことから、両者においてアルカンのユダヤ性の捉え方に差が見出せる可能性も出てきた。
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会议论文
古典理解の顕示を通した自己イメージ戦略 ── Ch=V・アルカンによるモーツァル トへの言及を例に
通过表现经典理解的自我形象策略——以阿尔坎对莫扎特的引用为例。
DOI: --
发表时间: 2017
期刊:
影响因子: --
作者: [松田貴嗣, 中村卓司, 江尻省, 村井幸輝郎, 村井幸輝郎]
通讯作者: 村井幸輝郎
Piano Videography as Choreography and Annotation
钢琴录像作为编排和注释
DOI: --
发表时间: 2017
期刊:
影响因子: --
作者: [Takashi S. Matsuda, Takuji Nakamura, Mitsumu K. Ejiri, Yukirou MURAI]
通讯作者: Yukirou MURAI
Unison trills and chromatic scales in Liszt's transcription of Schubert's Wanderer-Fantasie ── Tracing Alkan's influence in an intertextual/medial realm
李斯特改编舒伯特《流浪者幻想曲》中的齐声颤音和半音音阶──追溯阿尔坎在互文/媒介领域的影响
DOI: --
发表时间: 2016
期刊:
影响因子: --
作者: [Hiraki Takahiro, Hara Hideaki, Miyamoto Yuki, Imamura Kei, Masuda Takahiko, Sasao Noboru, Uetake Satoshi, Yoshimi Akihiro, Yoshimura Koji, Yoshimura Motohiko, Yukirou MURAI]
通讯作者: Yukirou MURAI
旧約聖書詩編137を発端とする音楽の禁止 ── Ch=V・アルカンはいかにそれを回避した のか?
源自《旧约》诗篇 137 篇的音乐禁令 - Ch=V Alkan 如何避免它?
DOI: --
发表时间: 2018
期刊: ディアファネース
影响因子: --
作者: [松田貴嗣, 中村卓司, 江尻省, 村井幸輝郎]
通讯作者: 村井幸輝郎
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