逆ペロブスカイト酸化物の新超伝導体と関連物質の研究
逆ペロブスカイト酸化物の新超伝導体と関連物質の研究
批准号:
17J07577
负责人:
池田 敦俊
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2017
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2017-04-26 至 2020-03-31
中文摘要
Sr(3-x)SnO (x~0.5)の試料について、0.3 Kまでのミューオンスピン回転(μSR)実験を行った。昨年度に1.6 Kまで測定した結果が再現され、さらに低温では試料内のミューオン緩和率が温度にほとんど依存しないことを明らかにした。この結果は超伝導ギャップにノードがないことを意味している。また、ミューオン緩和率から導かれる磁場侵入長が数百ナノメートルであり、5 Kという転移温度を考慮すると非常に長いことがわかった。磁場侵入長が長いという事実はSr(3-x)SnOがドープされたディラック電子系であることと整合的であると同時に、Sr(3-x)SnOにおける超伝導が非従来型である可能性を示唆している。Sr(3-x)SnOは5 Kと0.8 Kで2段階の超伝導転移を示すが、0.8 Kではミューオン緩和率の増大は見られなかった。ミューオン緩和率の変化が検出限界を下回ったと考えられる。また、ゼロ磁場での測定では時間反転対称性の破れは検出されなかった。この研究はスイスのポール・シェラー研究所との共同研究である。新しい超伝導体であるCaSb2を発見した。直流・交流磁化率、電気抵抗、比熱の温度依存性において1.7 K以下で超伝導が見られた。転移温度の磁場依存性から、上部臨界磁場は0.2 Tと見積もられた。また、直流磁化率の磁場依存性から下部臨界磁場は5 mTより小さいことがわかった。CaSb2の電子構造は非共型の結晶対称性によって保護されたディラック線を持っている。そのような物質の常伝導状態では特異な物性が理論的に予言されているので、超伝導状態に対してもディラック線がどのように寄与するか興味深い。この研究は京都大学基礎物理学研究所との共同研究である。
英文摘要
Sr(3-x)SnO (x~0.5)の試料について、0.3 Kまでのミューオンスピン回転(μSR)実験を行った。昨年度に1.6 Kまで測定した結果が再現され、さらに低温では試料内のミューオン緩和率が温度にほとんど依存しないことを明らかにした。この結果は超伝導ギャップにノードがないことを意味している。また、ミューオン緩和率から導かれる磁場侵入長が数百ナノメートルであり、5 Kという転移温度を考慮すると非常に長いことがわかった。磁場侵入長が長いという事実はSr(3-x)SnOがドープされたディラック電子系であることと整合的であると同時に、Sr(3-x)SnOにおける超伝導が非従来型である可能性を示唆している。Sr(3-x)SnOは5 Kと0.8 Kで2段階の超伝導転移を示すが、0.8 Kではミューオン緩和率の増大は見られなかった。ミューオン緩和率の変化が検出限界を下回ったと考えられる。また、ゼロ磁場での測定では時間反転対称性の破れは検出されなかった。この研究はスイスのポール・シェラー研究所との共同研究である。新しい超伝導体であるCaSb2を発見した。直流・交流磁化率、電気抵抗、比熱の温度依存性において1.7 K以下で超伝導が見られた。転移温度の磁場依存性から、上部臨界磁場は0.2 Tと見積もられた。また、直流磁化率の磁場依存性から下部臨界磁場は5 mTより小さいことがわかった。CaSb2の電子構造は非共型の結晶対称性によって保護されたディラック線を持っている。そのような物質の常伝導状態では特異な物性が理論的に予言されているので、超伝導状態に対してもディラック線がどのように寄与するか興味深い。この研究は京都大学基礎物理学研究所との共同研究である。
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Moessbauer spectra of the antiperovskite oxide superconductor Sr3-xSnO
反钙钛矿氧化物超导体Sr3-xSnO的穆斯堡尔谱
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ivan Kostylev, 米澤 進吾, Zhiwei Wang, Clifford Hicks, 安藤 陽一, 前野 悦輝, 谷口諒, Atsutoshi Ikeda, Mayo Kawaguchi, Shun Koibuchi]
通讯作者:
Shun Koibuchi
Properties and Crystal Growth of the Antiperovskite Oxide Sr3SnO
反钙钛矿氧化物Sr3SnO的性质和晶体生长
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Atsutoshi Ikeda, Mohamed Oudah, Igor Markovic, Jan Niklas Hausmann, Shinji Kitao, Shingo Yonezawa, Makoto Seto, Yoshiteru Maeno]
通讯作者:
Yoshiteru Maeno
逆ペロブスカイト酸化物超伝導体Sr3-xSnOに対するμSR測定の試料依存性
µSR 测量对反钙钛矿氧化物超导体 Sr3-xSnO 的样本依赖性
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[池田敦俊, ググチア・ズーラブ, オーダ・モハメッド, 鯉渕駿, 米澤進吾, ルエトケンス・フベルタス, 前野悦輝]
通讯作者:
前野悦輝
Possible band and crystal structures of the superconducting antiperovskite oxide Sr3-xSnO
超导反钙钛矿氧化物Sr3-xSnO的可能能带和晶体结构
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[A. Ikeda, T. Fukumoto, M. Oudah, J. N. Hausmann, S. Yonezawa, S. Kobayashi, M. Sato, C. Tassel, F. Takeiri, H. Takatsu, H. Kageyama, Y. Maeno]
通讯作者:
Y. Maeno
Sr3-xSnOにおけるスズの陰イオン状態の観測
Sr3−xSnO 中锡阴离子状态的观察
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 33 条
ディラック線ノード物質でのトポロジカル超伝導の探索
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批准号:24K17011
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2024
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负责人:池田 敦俊
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依托单位: