過去400万年間にわたる湖沼生珪藻の変遷史解読―古琵琶湖層群の研究事例―
過去400万年間にわたる湖沼生珪藻の変遷史解読―古琵琶湖層群の研究事例―
批准号:
18J22186
负责人:
小島 隆宏
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
古琵琶湖層群における淡水湖沼生珪藻の変遷を明らかにするため、2019年度は、主に古琵琶湖層群上野層および阿山層の珪藻化石群集について検討した。滋賀県甲賀市および三重県伊賀市に分布する上野層と阿山層の露頭の野外調査を実施して堆積物試料を採集し、国立科学博物館筑波研究施設においてスミアスライドを作製して、光学顕微鏡で珪藻化石の含有の有無を確認した。その後、珪藻化石が含まれている試料について、前年度同様の処理を行い、検鏡試料を作製したのち、走査型電子顕微鏡で観察した。上野層からは約400~370万年前の区間から、阿山層からは約310~280万年前の区間から、豊富な珪藻化石が得られた。その群集はいずれの層準においても、Praestephanos属とAulacoseira 属の一方または両方が優占する構成であることが確認された。また、Praestephanos属の詳細な分類学的検討を行なった結果、上野層からは2種が、阿山層からは少なくとも2種が産出し、これらの種の形態学的特徴が現在の琵琶湖の固有種であるPraestephanos suzukiiに類似することが明らかになった。さらに、上野層から産出するPraestephanos属珪藻について、その層序学的分布と形態の類似性から系統関係の推定を行なった。これらの成果の一部を日本珪藻学会第39回研究集会にて報告した。さらに、前年度の研究成果である古琵琶湖層群堅田層から産出する珪藻化石(Stephanodiscus komoroensis)の観察結果に関する研究ノートが日本珪藻学会会誌Diatomに掲載された。
英文摘要
古琵琶湖層群における淡水湖沼生珪藻の変遷を明らかにするため、2019年度は、主に古琵琶湖層群上野層および阿山層の珪藻化石群集について検討した。滋賀県甲賀市および三重県伊賀市に分布する上野層と阿山層の露頭の野外調査を実施して堆積物試料を採集し、国立科学博物館筑波研究施設においてスミアスライドを作製して、光学顕微鏡で珪藻化石の含有の有無を確認した。その後、珪藻化石が含まれている試料について、前年度同様の処理を行い、検鏡試料を作製したのち、走査型電子顕微鏡で観察した。上野層からは約400~370万年前の区間から、阿山層からは約310~280万年前の区間から、豊富な珪藻化石が得られた。その群集はいずれの層準においても、Praestephanos属とAulacoseira 属の一方または両方が優占する構成であることが確認された。また、Praestephanos属の詳細な分類学的検討を行なった結果、上野層からは2種が、阿山層からは少なくとも2種が産出し、これらの種の形態学的特徴が現在の琵琶湖の固有種であるPraestephanos suzukiiに類似することが明らかになった。さらに、上野層から産出するPraestephanos属珪藻について、その層序学的分布と形態の類似性から系統関係の推定を行なった。これらの成果の一部を日本珪藻学会第39回研究集会にて報告した。さらに、前年度の研究成果である古琵琶湖層群堅田層から産出する珪藻化石(Stephanodiscus komoroensis)の観察結果に関する研究ノートが日本珪藻学会会誌Diatomに掲載された。
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会议论文
<i>Stephanodiscus komoroensis</i> H. Tanaka from the Katata Formation, Kobiwako Group, Shiga Prefecture, Japan
<i>Stephanodiscus komoroensis</i> H. Tanaka,来自日本滋贺县小琵琶湖群 Katata 组
DOI:
10.11464/diatom.35.59
发表时间:
2019
期刊:
Diatom
影响因子:
--
作者:
[小島 隆宏, 齋藤 めぐみ]
通讯作者:
齋藤 めぐみ
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